瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

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悩みを解決したいのではなく、無意識で悩みを他人に言う事が目的になっている場合があるようです。

 

 

 

先生:「子供の頃を思い出して欲しいの。親に振り向いてもらいたいから誰かの悪口を言った経験ってあると思う。それが大人になってその悪口を言うターゲットが探しやすくなっちゃった。昔は学校でしかターゲットは探せなかった。けれども、大人になったらいろんなサークルや勉強会やご近所づきあいとか、その心の技を使うターゲットがたくさんあるのでたくさんやりやすい。

 

例えば、私がAさんに『年美ちゃんのことで悩んでいるの。』と言った。Aさんは『こうしたらいいと』とアドバイスをくれる。今度は、私がBさんやCさんに『年美ちゃんのことで悩んでいるの。』って言う。1人目の方に相談をしていた時は、なんとなく私と年美ちゃんの間の人間関係で悩んでいると思うけど、他の人に言えば言うほと問題点は私にスライドし始めるよね?」

 

 

年美さん:「そうですね。」

 

 

先生:「悪口は1回も言ってない。話している内容は悪口じゃないんだけど、

 

 

 

一人の人に相談したことの内容が微塵のカケラも解決されていない大きさで次の人に言っていった場合、その事を言う事自体が目的であって解決することが目的ではない事がある。

 

 

 

この心の作用のことを心理学では置き換えと言います。これは無意識でやってしまっているの。無意識なんだけど置き換えをしていると気づいて欲しいの。この置き換えという現象があると知っただけで”もしかしたら、年美ちゃんとの関係を解決したいのではなくて違うかも?違うところに目的があるのかも?”って。

 

置き換え現象が自分たちの中に潜んでいることを知っておけば、チェック項目に入れる事ができるよね?だから、本当によくやってしまう事なのでチェック項目に入れておきましょう。1つ断言ができるのは置き換えをしたいからしたのではありません。置き換えをすることによって達成したい目的があるからです。

 

 

 

その目的は?

 

 

 

 

 

今よりも楽になると思っている

 

 

 

 

【楽】というのはどういう意味だったでしょう?」

 

 

 

 

年美さん:「幸せです。」

 

 

 

先生:「そう。仏教の中には幸せという感じはありません。苦楽を共にというのは、苦しみも幸せなる時もという意味です。」

 

 

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

私には愚痴を聞いてくれる人がそもそもそんなにいないので、この置き換えということを繰り返す事はなかったのかと思ったのですが、友達のいない母が私に父との関係を愚痴っていたように、私も学生時代の親友に毎回同じ愚痴を言っていたのでやっていたなと思います。

 

 

今は他人に対して愚痴を言うよりも、自分の欠点が目についてしまって困っています。

 

 

それにしても人の脳というか心理は不思議ですね。楽になれると思ってやっているのに楽になるどころか苦しむことになる。苦しむだけならいいけど、自分の評判まで落とすことになるから余計にうまくいかなくて苦しくなる。人間を作ったのは誰がか知らないけれど、なんでこんな思考回路にしたんだろう?もっと上手に思考回路を作っていたらいいのに。。。と思ってしまった朝でした。