瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

下差しこちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。

http://www.radiokishiwada.jp/simul/

 

 

------------------

 

 

 

 

今週のラジオは沖縄からお届けです。ご相談からスタートです。

 

 

 

〜〜〜〜〜ご相談内容〜〜〜〜〜

 

 

先生、こんばんは。

自分をとても変えたいと思っています。自分の仕事も頑張ってきたけど好きになれずにずっとやってきました。けれども、思い切って転職をしてしまおうと思いこの年齢(54歳)からでも人生をやり直そうと思っています。人生はやり直せない事はないと思っています。その際に大切な言葉、気にしておく言葉があったら先生の言葉を1ついただきたいと思います!

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

先生:「すごいチャレンジだよね。これは守るべき事ではなくて守っておく言葉があると思っているの。娑婆的な言葉で言うと守破離の法則がある。守というのは何を守るのかというと、我々は何かをするときに必ず師匠(先にその道を行った人)の後をついていく事になる。人生そのものがそうなの。

 

先人の方がなさっていた事を学んで自分で習得して経験していく。最初に作られた道があって私たちは後ろを歩いている。全てのことがそう。だから自分が先頭でやっている事は何一つないという事を知っておくと守破離の守がいかに大切かという事がわかる。

 

師匠と聞くと師弟関係の厳しさを想像するかもしれないけど、物事を先に歩まれていた先人達を全てひっくるめて師匠と呼ぶ。その師匠の方々がされていた事、言われいた言葉の基本を作る。守というのは基本づくりなの。だから会社に入ってもまずは守から始まる。会社のあり方・会社の風潮・会社のルール・上司の人格もきちんと判断をする。基本中の基本を押さえる段階が守。

 

このご相談すごく多いの。スポーツの世界で考えるとよくわかるんだけど、テニス部に入部たその日にボールを打てた?最初の1年はボール拾い、声出し、100mダッシュ、先輩の体操着を洗ったり、コート整備に明け暮れるわけですよ。でもそれは、いかに基本中の基本がいかに大切か、声を出す事が大事か、先輩と自分たちの距離感を知る、先輩は練習をしているけれども自分たちはまだこの段階だという謙虚さを養っていかないとスポーツ精神は成長しない。だから雑務をしているのではなくて意味があって叩き上げられている時期。先輩と叩きあげられている時期が違うだけ。まずはグッと堪えるという事を学んでいる。

 

『僕は玉拾いの為に入部したんじゃない』って言う人がいる。守がわからない人はプロのプレイヤーにはなれない。守破離の守というのは師匠たる先人の背中を見て自分の立場をわきまえて基本を叩き込んでいくのが守の段階。

 

ここで愚痴を言ってしまう人がいる。新入社員はこのポジション。ベンチャー企業なら入社した次の日に発言できるかもしれないけどそれは横に置きます。なぜ横に置くかというとこの方が50半ばだからね。新入社員のポジションでツマラナイとか愚痴を言っているとどの会社に行っても守の段階でアウトになる。」

 

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

守破離をわかっていませんでしたね。私は愚痴を言っていましたね。というか、そもそも2歳や1歳年齢が違うだけなのに、なんで理不尽な要求を我慢しなければいけないのかがわからなかったので、私には部活は向いていないと思って部活はしていませんでした。運動神経が良かったらきっとスポーツの部活も楽しかったのだと思いますが、走るのは遅いし体は小さくてガリガリだし小中高と帰宅部でした。

 

今思えば、皆さんは部活動で先輩との距離感や世の中の上下関係とかを学んでいるんですよね。私はそういう経験をしてこなかったので社会人になってからというか、この歳から学んでいます。スポーツをしていれば良かったと後悔はしませんが、人との距離感などは10代のうちに学んでいれば良かったと思います。

 

54歳で転職されるご相談者の方かっこいいですね。何回目の転職なんでしょう?初回だったら凄いチャレンジングですね。職場の人の名前を覚えるのも大変だし、前職の会社のルールが邪魔をして転職先のルールを覚えるが大変だったりするので気をつけてくださいね。というか私がそうです。後、出勤しなくていい職場だったらいいですね。私も何歳になっても転職ができるように自分のスキルを身につけておきたいと思いますキラキラ