瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

下差しこちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。

http://www.radiokishiwada.jp/simul/

 

 

-------------------

 

 

 

自分のルールを破る人を攻撃したくなるから嫌いになるそうです。

 

 

 

先生:「これが嫌いという感情を大きく分けた目的2つ。回避と攻撃。ところが、これは随分と大人になってからの嫌いという意味づける動向なの。子供は単純に自分よりも可愛いお洋服を着ているとか、新しいキーホルダーを持っているとか、そんなことで嫌いになったりする。

 

今言っているのはある程度大人になった時なの。大人になってなんかあの人と仲良くできないっていうような、大人をターゲットにした話。子供というのはまだ自分の人生のルールを構築中なので、自分でこうだと思っているルールを破る人がいてもそこまで腹が立たない。ルールが完成してないからね。

 

けれどもパーセントとしては多少はあるよ。この回避にしろ攻撃にしろいづれにしても原因は自分である。ここが大切。あの人が嫌いとなったら、その人に何かありそうな感じで話をしてしまうけれども、相手を変えようとしている間はずっと嫌い。むしろもっと嫌いになる。」

 

 

 

年美さん:「はい。確かに。」

 

 

先生:「なので、このご相談頂いている方は、相手をもっと理解したらいいと仰っている。それもそうなんだけどその前に自分の事を理解しないといけない。なぜその人を私は嫌いだと思ってしまうのか。自分をもっと理解することが大事。自分の中でその原因がわかれば、相手のことを嫌いじゃなくなるからね。」

 

 

年美さん:「解決しますね。」

 

 

先生:「相手のあの部分が嫌いとなると、見ないようにしようとか、どうにかしようとか、相手に変えてもらおうとしたり、外の世界を弄ってしまうけどもっと中を見ると、実はその部分を自分は大切にしているルールだったんだと気づくことができる。自分の中を見ていくと、外に対して嫌いという目的を達成しなくちゃいけないものがなくなるから嫌いじゃなくなる。ただ、ご相談者の方がおっしゃる学校が小学校だったら何も通用しないの。」

 

 

年美さん:「そうですよね。ご相談内容を聞くと大人の世界のような感じですよね。質問してもいいでしょうか?以前、嫌いという人に対して100人が100人とも同じような感情を持つ人だったら、その人が常識がないということですよね?そういう方に対してはどうしたらいいのでしょうか?」

 

 

先生:「Good Questionビックリマーク年美ちゃんが言ったみたいに、まず相手のどの部分が嫌いなのか。その部分を100人の人が見て100人とも、あれは良くないとジャッジするならその人は道徳に反している。その場合は相手とちゃんと話し合うべきだと思う。『それは違うと思いますよ』って。否定で終わると言い争いになるから、提案を持っていかないとややこしくなる。」

 

 

年美さん:「提案を持っていく。」

 

 

先生:「否定して終わりじゃなくて。こういう風にされているけど、こうしたほうがいいと思うよって。ダメよだけだったら次の行動がわからない。だから必ず人に注意をするときは提案型。こっちの方がスムーズにできると思いますよって。必ず提案を持っていく。」

 

 

年美さん:「これは子供を育てるにもすごく大事なことですね。」

 

 

疲れたのでこの辺でバイバイ

 

年美さんは子育てのお話をされましたが、これは組織にも効果的だと思いました。私は相手を注意したり批判して終わってしまうので本当に気をつけないと。昨日会社の評価査定だったのですが、ちょうど今この内容のことを言われてドキッとしました。昔も言われていたんですけど、今年はいつもと違って素直に聞けたというか、本当に注意して変えようと思えたのは今までと違うなぁと。そして本当に精神的に弱い人間だなぁと、人をこんなにも怖がっているんだなぁと。

 

人を怖がって人を攻撃して嫌いになっている人はどうしたらいいんだろう?