瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
こちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。
http://www.radiokishiwada.jp/simul/
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ご相談の続きからです。
先生:「マイクを使って2時間くらい話をしていたらバッテリーが切れちゃったの。『しょうがない。大きい声で話せる?私は大丈夫だけどどう?バルコニーにいるんだから、そういう環境に身を合わせていくということも1つよ。声の大きさ1つにしても、大きな声を出せる状態じゃないって貴女は言うけど、いうべき状況だったらそこに合わせるということが社会能力なのよ。こんな小さなことでも実践だから。』って言ったの。
そこから私は工事の騒音が始まったら大きな声で話したの。そうしたら彼女が『はい!そうですね!』って大きな声で話すようになったのよ。
彼女が話し出すたびに三方から突貫工事の騒音と飛行機の音が聞こえて来て、本当にタイミングが悪いというか間が悪くて、その真の悪さがとても可愛らしくて、笑いが堪えられなくなって笑っちゃったの。そうしたら私の笑いにつられて彼女も笑ったの。最初は『先生笑ってひどいです
』って言っていたんだけど段々笑い出したの。
笑いだしたなって思った時に部屋に入って、『さぁ、今からさっきの悲しい話を好きな声のボリュームで好きなタイミングで話して』って言ったの。そうしたら『なんでしたっけ?』って言ったの。」
年美さん:「すごい![]()
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」
先生:「”よし!これでいい
”って思ったの。『なんだったんだろうね。ただ、今楽しかったし私気分転換できたから大丈夫です!って言ったらダメよ。今この場で二人の波長が合って笑っている。どんな事を心に持っていようが笑ったら意外と楽にはなる。けれども一人になった時にちょっとの引き金があったら元に戻る。何かのニュースだったりね。
手つかずで一回横に置いた苦しみは、それが過ぎ去ったような勘違いをしていても、しっかりと心のセンターに戻ってくる。だから、今私に大丈夫ですって言おうとしているその心の状況で苦しみと向き合おう』って話をして、そこから本題が始まったの。」
年美さん:「![]()
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」
先生:「とても頭のいい人だったからね。私の言葉1つからでも3つも4つも感じ取れる方だったの。言葉の分量を正しくできる方だったので会話が非常にスムーズだったのよ。」
区切りがいいのでこの辺で![]()
先生の傾聴能力と導き方は本当にすごいなと思います。悩みに来た方が悩みを忘れるんですから。ずっと悩んでいた人が先生と話をしたら、その事を忘れるだけでなく”もう大丈夫
”とまで思ってしまう。魔法使いのようです。
私は傾聴ができない。仕事の会議でも5分くらい経つと飽きてしまってボールペンをいじったりしてしまう。話を聞いていて疑問がわいたら、その疑問に支配されてその後の会話を覚えていない![]()
本当に世の社会人はすごいと思う。どういう頭をしているんだろう?子供の頃スポーツとかしてこなかったからですかね。人悩みを解決できなくてもいいからまず聞ける人になりたいですね。