瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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ご相談のお話です。
先生:「今新型コロナで大変な時期なんだけど、皆さん違う事で本当に苦しんでいるの。」
年美さん:「私も苦しんでいて、先生に『今日来れる?』って聞かれたら、電車が動いていたら先生の所に行くと思います。」
先生:「みんなそうよね。この間天気がいいときにバルコニーでご相談受けたからね。でも、工事をやってるからすごくうるさいの。ドリルが止まったと思ったら今度は飛行機の音がうるさくて『え?なに?』って、その度に聞き直したの
」
年美さん:「四方八方で工事してますからね
」
先生:「そうなの。そのご相談者の方は心が危篤状態だったの。だから、すぐにおいでって電話をして来てもらったの。初めて私の庵に来たから、玄関に入って来たときはすごく嬉しそうにはしゃいでいたの。でも、すぐに心の苦しみが出て来くる。そこで『今日は外でいい?その方が気が楽でしょう?バルコニーは気持ちがいいからそこで話をしよう』ってバルコニーで話をしていたの。
最初は自分の心の運び方がわからないから辛いって仰っていたの。話しているうちに感情が昂ぶって、自分がどうして相談に来たのかも見失ってしまうくらいの状態になって、その子が心を言葉を重ねるうちに心が整っていくのを待とうと思いながら聞いていたの。
そうしたら、鉄柱の解体が始まってドリルの音がドドドドってスゴイ音が鳴り始めたの。しかも三方で解体工事しているし上からは飛行機の音だしすごくうるさかったのよ。
心が辛い時って人って声のトーンが小さいでしょ?彼女が『私は辛いんです、、、』って話し出した途端にドリルの音がドドドドって鳴るから『もう少し声を大きくできる?』って言ったんだけど、辛い話をしている時に大きな声で話すって難しいでしょ?だから、私の一人カラオケマイクセットあるでしょ?彼女にそのマイクを渡して、スピーカーを私の近くに置いてやったの。これで彼女の声が小さくても、私の近くにあるスピーカーから聞こえるから大丈夫になったのよ。」
年美さん:「それ面白いですね
」
先生:「その時彼女に、法灯明という法を得なければいけないっていう話をしたの。私はこれだけやっているのに・・・っていうのは貴女の視点なんだけどそれはちょっと横に置いて、いかなる時でもこのように物事を捉えれば心が穏やかにいれるよっていう立ち位置が示されているものがあって、それを今から話すから聞いてねって話を始めたの。」
今日は区切りがいいのでこの辺で![]()
ご相談者の方は一生忘れない体験をされたので、話の内容もきっと忘れないでしょうね。確かに辛い話をしている時に大きな声で話はできないかもしれませんね。私の場合小さい声で話ができないので辛い話には向いていないようです。
先生が一人カラオケマイクをお持ちだったとは知りませんでした。先生はなんでも持っているんだなぁと感心してしまいました。どこに書かれていたのか忘れてしまいましたが、先生がご相談者の方は新型コロナのことで悩んでいるのではなく違うところで悩まれていると仰っていたのがすごく記憶に残っています。
私も早く人の力になれるような人になりたいです。