昨日の続きですが、仏教を学んで人生が変わった事といえば私が広報部へ異動した事だと思います。もし学んでいなければ退職していたと思います。
それはどういう事かというと、退職を上司と役員に言った時に環境や人のせいにしなかったということが多いと思います。勉強をする前の私だったら、いかに私の考えの方が正しく会社の環境が悪いかという事を熱く語っていたと思うのですが、上司と役員に私が言ったのは「私のスキルが期待値に届いていないのでこの職場で働くのは不適切だと思いますので退職します。別なスキル豊富な方を雇用してください。」と言いました。本当にそうだと思ったからです。
すると、上司も役員も「せっかく縁があって就職したのだからすぐに辞めるという選択をしないで異動をしてみてはどうか?次の職場も決まっていないなら収入もなくなるから大変だろう。」と仰ってくださいました。
確かに次を決めて離職するわけではないので経済的に困るのですが、それよりも自我の強い人が一つの仕事を長くすると、そのチーム内での発言力が出てくるので傲慢さが出てくる事や、その傲慢な態度がどれほど相手にダメージをもたらすのかという事が理解できたので本当に人間的に学びになったなと思うので十分だと思った。
あと、自分がびっくりしたのは私は今まで人の目を気にしていきてきていないと思っていたのだが、こんなにも人の目つまり人の評価を意識して働いていたのかと驚いた。あとすごく自分がショボイ人間だということもわかった。ミスが怖いので自分から未経験の仕事をしたいといえない自分がいた。前職の時は10年もいるせいか環境がわかっているしミスがあったとしてもどうにでもなるので恐れず仕事ができていたが、現職ではミスを恐れビクビクしている人間となってしまった。それがすごくショックだった。
今までビクビク仕事をしている人に対してよくイライラしていた。そしてイライラするのは自分の中にその人の要素があるからだとセミナー講師に以前言われた時に反発していたが、この歳になって本当にそうだなと思う。今までの環境が本当に私にあっていてみんな私に気を使ってくれていたから堂々と仕事ができていただけで私の実力でもなんでもなかったということが今回の転職でよくわかった。この歳で鼻をへし折られて本当に良かったと思うし、それに気づけたので転職して本当によかったと思う。
今まで約20年社会人として働いていて成果を出せなかった企業は初めてで最初は自分の不甲斐なさを受け入れることができなかったけれども、自分の弱さや醜さやショボさを受け入れるだけでなく人を攻撃しなかったのも先生のおかげだと思う。そして人間的に成長できた企業は初めてかもしれない。本当に感謝しかないので感謝している事を役員に伝えると異動ということになり今年の2月から広報部員となり勤務しています。
これからも色々私の人生に起きてくると思うので先生の仏教を学び続けたいと思います![]()