瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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七仏通誡偈の続きです。
先生:「良きを収めるっていうけれども何が良いことなのかという事が正しく判断できなければ良いこともできない。人によっていう事が違う。これは良いことをどうやって見極めるか、どのように正しく良いことを考えて、どうやって良いことを選んでということには八正道という教えがあるの。」
年美さん:「メチャクチャ広いですね!」
先生:「だからこのご相談者の方は一番難しい質問をされた。84,000の教えがあるから答えられない。教えをまとめているのが七仏通誡偈。意味がわからなくても良いのでそれを念頭に置いて一度考えるという事が大切かな?」
年美さん:「7年前に勉強しましたが意味を覚えていなかったのでもう一度勉強しようと思います
」
先生:「さて、次のご質問。ペットを飼っているのですが心から愛する私の愛犬と私は会話がしたくて仕方がありません。仏教的に動物と会話はできますか?」
年美さん:「え
その答えも仏教にあるんですか?」
先生:「仏教にはすべての答えがあるからね。では答えを言うと会話はできません。」
年美さん:「できません。」
先生:「どの程度のことを会話というかわからないけれども根本的に人間同士でも会話って以外とちゃんとできてなかったりする。心の数が違うのよ。犬と人間って。例えば、『この間あの子成功して嫉妬しちゃうわ』『そうね』って人間同士が会話する。これを犬と会話すると、誰かが上手くなし得たことに対してジェラシーを持つという心を犬は持っていない。
何かが上手くいかなかったから落ち込むということもない。昨日のことを考えて後悔するとか、脳の構造的に考えられない。だから、現実的に答えてしまっていて夢を壊してしまっているかもしれないけど、ただ愛は通じる。
愛するっていう事は犬の脳でできるし、愛する心も持っている。ただ、誰かを見て嫉妬したり人間のような薄汚れた心を持ち合わせていない。犬というのはすごく知的動物だけれどもこれが鳥とかハムスターとかになると心の数がちょっとしかないわけ。お腹すいたからご飯だべたい。喉乾いたから水を飲みたい。寒いから暖かいところに入りたいとかなの。いじけているハムスターとか、明日の食料を心配しているハムスターはいないの。
と、いうように心の数が違う。愛は通じるけど会話するとなると相手が感じれる領域のコミュニケーションならできる。人間の赤ちゃん1〜3歳と一緒。3歳児にうちの旦那が帰ってこないのって相談してもわからないでしょ?心の数が違うからなの。
なので、愛犬と愛の会話をしてみたらどうでしょうか?」
ちょうど質問が終わったところなのでこの辺で![]()
心の数が違うから会話ができないと仰っていましたが、私は愛の会話もできないので犬より心が乏しいなぁと思いながら聞いていました。嫉妬とか憎しみとかの方しかわからないので困ったものだと思います。そもそも愛ってなんだんだと思ってしまう。私の中で愛と聞くと束縛とか支配とかそういう言葉を連想してしまうので人と違うなぁと思う。愛されないのは寂しいが自由がある気がする。
これも育った環境なんでしょうか?でも、嫉妬したりしょげたりしている犬をユーチューブで見た気がするので、もしかしたら犬によっては会話ができるかもしれませんね。
人間に苦しみがあるのは脳が発達しすぎたからと先生が仰ったことがありますが、本当にそうなんだなぁと思います。そして私の場合自分が苦しむ方の感情の方をよく育ててきたのでより敏感に苦しむんだと思います。
こういう事が客観的に考えられるようになって良かったです![]()