瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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お金がなく生きていけないとなった時の続きです。
先生:「思ったことある?今から約70年前って戦後。あの時っていつか日本の国がこんな国になったらいいって思った国になっているの。」
年美さん:「裕福な国になっていると言うことですよね?」
先生:「車が走って電車があってみんなそれぞれお家があって色んな所にレストランがたくさんある。戦後の方が夢の中で繰り返しみたその姿がたった70年も経たないうちに現実になったわけ。だから全てが揃っている中で何も持っていないとか言ったらダメよ。持ちすぎてるの。」
年美さん:「ちょっと反省ですね。」
先生:「ちょっと心の話をしようと思うの。悩みがあるっていうけど悩みっていうものは作られたものなの。悩みは人工物なの。人工物ってわかる?」
年美さん:「自分が作り出したものですよね?」
先生:「それは30点です。人工物って字を書くでしょ?人が作ったものなの。」
年美さん:「これは比較から来るからということですか?」
先生:「結果比較も入ってくるから。人が作ってしまうのはなぜかというと、記憶した過去の情報を活用して人は悩む。悩みの素材は過去なの。悩みは人工物。何で作られているのかというとその素材は過去なの。例えば、そこに飛んでいるミツバチが”明日花咲いてるかなぁ
不安だわ
”とか思わないでしょ?」
全員:「可愛いですね
」
先生:「悩むということを作り出せるのは人間だけなのね。だから人工物なのよ。」
年美さん:「すごいと思います。悩みは人工物というのは。確かにそうですよね。」
先生:「そして過去という素材で現在を作っている。過去という素材を使って悩みというものに浸る現在を作っている。つまりあなたが、私が作ったというものが悩みなんだけれども、ではその悩みを作る担当者は誰ですか?となると心なわけよ。製造責任者は心なの。
つまり、心からこの方は考え方をひっくり返してほしいの。ここまではこの方もそうだなぁって思ってくださると思うの。”確かに悩みは自分が作ってるなぁ”って。現実は確かに苦しいと思っているかもしれないけれど苦しいと思う認識は自分で作っているなぁって。確かに自分の心が作った人生に浸って苦しんでいるわけだから。
と、いうくらい心は何でも作れるということが言いたいの
。」
今日は区切りがいいのでこの辺で![]()
私はよく比較をして苦しんでいる人。確かに今住む家もあって冷蔵庫もあって快適なんですが、私が見て私よりも心も物質的にも裕福な人をみて自分が持っているものは足りないと嘆くしイライラしてましたね。足りない方に目がいく。今ないということは私には不要だからない。今あるだけで十分という心になれなかった。以前の私は不安とイライラの中で生きる方が好きだったように思います。
子供の頃から不安とイライラの中で暮らしていたのでその方が落ち着くんだと思います。心が平和になるとホッとするけど自分でその平和を壊すようなことをよくしていたように思います。なので、よく人から「ややこしい奴」と言われていて意味がわからなかったけど、この頃意味がわかるようになりました。
心は何でも作れる。先生から仏教を学んで3年経ち、最初から伺っていますがようやくわかってきた気がします。初めは色んなセミナーで同じことを言われていたせいか、耳で理解することはできても心がどうしても反発してしまって拒否していました。
きっと、私のように心が拒否してしまう人も少なからずいらっしゃると思うので、そういう方に伝わるといいなぁと思う今朝でした![]()