瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

下差しこちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。

http://www.radiokishiwada.jp/simul/

 

 

-------------------

 

 

 

先生に最近起こったお話の続きからです。

 

 

 

先生:「今話をしたシーンと同じようなことが最近あったの。アメリカ人の方とバーに行ったの。私がショートカクテルを飲んでいたの。その1杯が結構高いの。何かが30年もののやつみたいで高いの。1杯が2500円くらいするの。高いなぁって思ったんだけどそのお酒は中々置いていないから1杯だけ贅沢しよう音譜って思って飲むことにしたの。その後は普通のお酒を飲もうと思ったの。隣にいるアメリカ人に『私が奢るからあなたも飲んだらいいわニコニコ』って飲んだの。2杯で5千円ビックリマーク

 

 

全員:「!!

 

 

先生:「でも1杯だけだからいいじゃん音譜って二人で飲んだの。そうしたらすごく濃厚で美味しいの。これはこの値段の価値がある!って言って飲んだの。

 

他の外国人のお客さんが、私たちが2500円のカクテルを2つ頼んでいるから『日本人は金持ってるなえーあの女が奢ってるんだぜ。あのアメリカ人あの女のヒモなんじゃないか?』って言ったのが聞こえたの。英語で言っているけどね。」

 

 

全員:「先生にも理解できたんですね。」

 

 

先生:「そうなの。この間理解できちゃったの。英語が成長しているから。そうしたらものすごく不愉快になったの。だって勝手でしょう?そう思ったから『飲んでみる?』ってその人に向かって言ったの。そうしたら『えハッ』って言うわけ。こっちで話している事をまさか私が聞いているとは思わなかったんでしょうね。『いいわ。あなたにも奢ってあげるわニコニコ』って奢ったの。」

 

 

全員:「さすが先生拍手拍手拍手

 

 

先生:「私は片耳で聞き取れていたけど、もっと酷いことを言っていたんじゃないかしら?でも、彼は全部聞き取れているから。だから私の友人は気分悪いよね。だからこの場を一番よくするにはどうしたらいいんだろう?って思ったら、巻き込め巻き込めって思って、『2グラス出して』って彼らに奢ったの。そうしたら『んハッこれは美味しい。ありがとう』って言って、結局こっちの分まで払って帰ってくれたの。」

 

 

年美さん:「すごいびっくり先生ってそういうことが多いですよね?」

 

 

先生:「そうなのよ。これは施しの精神ですよ。」

 

 

全員:「すごいなぁびっくりびっくりびっくり

 

 

先生:「そんな事をしてもらおうとは思ってなかったもの。ただややこしいし鬱陶しい。私が『奢ってあげる音譜』って言った言葉がしんどくなるかもしれないし、せっかく楽しいこの場が台無しになるでしょ。敵ではないけど、わかりやすく表現すると敵は戦ったらダメなの。巻き込むの。」

 

 

年美さん:「それが先生のすごいところだと思うんですけど、普通の人なら席をはずすとか違う店に行くとかだと思うんですよね。まさか、嫌いだし腹たっている人に対して巻き込むっていう発想はないですよね。」

 

 

全員:「ないですね。逃げるかとかですよね。」

 

 

先生:「仲間になった方が良くない?」

 

 

年美さん:「めちゃくちゃ私の悪口を言っている人に仲間になろうかな?って思わないですね。今は先生に聞いたので新しい思考が入りましたけど。。。」

 

 

先生:「これはマザーテレサの言葉で学んだの。マザーテレサが、あたなの事を責める人がいたら攻めてくる人に背中を向けるな。正面から微笑みなさい。1日4回。そうマザーテレサが言っていたの。自分に対して微笑んでくれる人を絶対人は好きになるからと彼女が言っていたのよ。

 

そうか。なら、自分に対して吠えてくる人がいたら4回笑顔を出せばいいんだって。4回という数字は適当だと思うよ。でも1日4回って頻度高いよね。4回って習慣にしろっていう意味だと思うの。

 

なにせ、何か不具合があった時には”どうやってこの人に微笑みを出そうかな?”って考えから行くようになっていたの。バーだから横向いて笑ってもしょうがないでしょ?だったら一緒に飲まない?の方がいいと思ったの。お店も売り上げになるからいいからね。相手が飲むかどうかはいい。課題の分離だからね。」

 

 

今日は時間がないのでこの辺でバイバイ

 

 

先生のお話の中に時々マザーテレサのお話が出てくる。その度にもう一度本を読み直そうと思うのだが中々その機会が訪れない。自分を攻めてくる人に微笑み返すというのは中々できない。多くの人はその場から逃げるか何もなかったかのように振る舞うとかするのではないかと思う。私は逃げる方だなぁと思う。逃げて影でその人の悪口を言うに違いない。

 

それを先生の場合は咄嗟にどの行動が一番場を安定させるかを考え巻き込む事をするというのは、頭の回転が早くないとできないんじゃないかな?と思う。私は頭の回転が早いと思われているかもしれないが、自分では遅いと思っている。なぜなら、自分の悪口を言われていたとしてもその場では気づかず暫くたってから気づくということがあるからだ。

 

なので、相手を巻き込むには微笑みだけでなく頭の回転力と洞察力も必要なのではないかなぁと個人的には思う。もしくは、存在するだけで場が和むようなおっとりした人になるか。。。後者は到底無理なのでまずは微笑む練習からですかね。和顔施はいつでも大切なんですね。