瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
こちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。
http://www.radiokishiwada.jp/simul/
-------------------
昨日の絵本のお話の続きからです。
先生:「世界中で売れた絵本がどんな本だか思いつく?」
全員:「思いつかないです。。。」
先生:「チーズはどこへ消えたっていう本なの。知らない?」
年美さん:「知らないです。。。」
先生:「そうか。会社と関わるような仕事をしていたらみんな知っていると思う。このチーズはどこへ消えたという本はちょっとした本なの。簡単な本。年美ちゃんが知らないから簡単に説明するね。
ネズミと小人のお話なの。スニッフとスカリーという名前のネズミ2匹がいるの。小人はヘムとホー君の2人がいるの。それが何をするかというと迷路の中でみんな探しているの。迷路で何を探しているかというと出口を探しているのではなくて、どこかにチーズステーションというところがあってチーズがどこかに隠れているわけ。どこかに行ったらその部屋があるからみんな迷路の中を探しているの。そういうお話なの。
ある時チーズステーションを見つけるわけ。『ヤッター!チーズステーションだ
』って。その部屋の真ん中には大きなチーズがあるから喜んで毎日食べるの。『美味しい
美味しい
』って。今日も明日も明後日も一週間も毎日とても幸せな生活をチーズステーションで送ったわけ。
ところが、チーズなんだから食べたらなくなっていくわけ。チーズがなくなっちゃって途端に悲しい生活になったの。そうしたらネズミ達はチーズを食べる動物だし、チーズがなくなったら『無くなったから次のチーズステーションを探しに行こう
』って、すぐにネズミ君は出て行ったの。二匹とも。でも、小人達はそこで泣き続けたの。」
年美さん:「へー。」
先生:「『チーズが無くなった
』って。ここにいたらきっとチーズがやってくるんじゃないか。『ここで待とう』って、ずっとここでチーズを待つの。けれども待てども待てどもチーズは来ない事がわかる。わかった時に小人のホー君の方が遂に迷路に出て行ったわけ。小人のヘム君は止めたの。『やめたほうがいい。危ないよ』って。『廊下が暗くて怖いからここで待とうよ』って言うの。でも、ホー君が遂に『じゃぁ、僕は行く』って言って出たわけ。今度はホー君の旅にフォーカスされるの。ホー君が一人であちこち行っている時に段々と人格の成長があるわけ。」
全員:「なるほど
」
先生:「『ここも違う。ここも違う。』って頑張って探している最中にホー君はチーズが無くなって泣いていたチーズステーションの時の自分と今の自分を比べるわけ。そうすると”そうか
変化を恐れていると待っているのは不安だけ。だから自分から変化をしなきゃいけない。行動を起こすと不安がなくなる
”とか、そういう事を気づき始めるわけ。これはホー君だけが気づいていくの。
でも、どこかでまだ怖い。けれど横からホー君は自分に対して客観的な意見を自分に対して入れていくの。”もしもこの恐怖心がなかったらお前はどうしたいんだ?”と問うの。”僕はチーズを探したい”。”この恐怖がなかったらチーズを探すんだよね?じゃぁ、本当のお前はチーズを探したい。だったら探せ
”って何度も自分を励ます。
自分を励ますうちに行動しているうちに段々と恐怖が薄れていくという事も彼は人格として得たわけ。つまり
恐怖は止まっている時に現れるものであって、行動すると恐怖は減るまたは無くなる
という、大きな気づきをホー君はしたの。あっち行ったりこっち行ったりした時に、新たなチーズスーテションを発見したわけ。”ヤッター
”って部屋に入ったらすでにネズミ達に食べられた後で空になっていたの。」
年美さん:「あぁ。。。」
先生:「その部屋がね。それで3つ目の気づきをするわけ。古いチーズというものにはさっさと見切りをつけなければいけない。早い見切りが次のチーズに自分を導くんだ。だから今すぐに動くんだ人生は
という事に気がつくの。」
年美さん:「面白い。」
先生:「空っぽになったチーズステーション。過去に囚われないで今に集中する事が人生大切だっていう事を獲得して、また新たなチーズステーションを探しに行って、そこにはたくさんのチーズがあって2匹のネズミもそこにすでに到着していたっていうお話なの。これがチーズはどこへ消えたっていうストーリーなの。」
全員:「なるほど!」
先生:「このチーズは何に置き換えられているかというと、、、」
今日は区切りがいいのでこの辺で![]()
私はこの本はよく古本屋で見つけていたので題名くらいは知ってはいましたが、本を読んだ事がなかったので先生のあらすじを伺って良かったです。このホー君がすごいのは3つ目の気づきをするところじゃないかなぁと個人的に思います。
多分私だったら”私は行動しても自分が望んでいる結果を得られない人生なんだな”って思って絶望の方にフォーカスして、二度と立ち上がらないような気がします。と、いうか今までの人生がそうだと思います。気づける人と私のようにネガディブな人との差は何だんだろう?本気かどうかの違いですかね。
私はお化け屋敷とか暗いところが嫌いで一人で探すのはできないから、きっとネズミ、私、ネズミの順で走るかネズミ君に探してもらうかとかそういう事するだろうなぁと思います。
さて、チーズは何の代わりですかね。欲望とか希望とか夢とかですかね。