瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

下差しこちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。

http://www.radiokishiwada.jp/simul/

 

 

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新しいラジオ内容です。

 

 

先生:「今日はご相談の方からいきたいなぁと思います。ペンネームえっちゃんからお便りを頂きました。彼女は大学で研究職をしていて、どうやらややこしい事件に巻き込まれたみたいなんですね。彼女はすごく優秀な研究員なんですね。7年くらい前から私の所にお勉強に来てくれていて、見た目がなんと子供っぽいのに大学の研究職で研究ルームを与えられるっていう凄い人で、世界的に名前が出ている人なの。

 

その人が人間関係の上下で挟まれている様な事になってそれでとても苦しい。いろんな人が自分を裏切っていることがわかって、自分の功績がすごく評価されているものだから、それに対しての『あいつはこんな奴だ!あんな奴だプンプン』とか、『近寄ったらダメだ』とか、有る事無い事あちこちから言われてしまって、何をどうしていいのか。どこから手をつけたらいいのか、自分は何なのか、何もかもがわからなくなった。そして、何もかも分からなくなったから、どうしたらいいのかも分かるわけがなくたまに死ぬことが頭を過る。家族のために生きたいと思うけれども助けてくださいっていうメールが来たんですよね。

 

私は彼女をすごくよく覚えていたので、離れた所に今住んでいますからとりあえず電話をしたんです。電話をして彼女と1時間以上かな?もっと話をしたんですね。何を話をしたかというと、こういう様な心の状態になった時。つまり、何も分からないどうしていいかも分からないから何もできないし、何もできないんだったら死んじゃった方がいいんじゃないか?って方法論として1つしか見えてこないってなっちゃうのね。分からなくなりすぎちゃったら。分からなくなりすぎたっていう事ある?」

 

 

年美さん:「悩み過ぎて解決法がわからない事ですか?あります。あります。」

 

 

 

先生:「その時どうした?寝た?」

 

 

年美さん:「先生に相談しました。そういう時はいつも先生です爆  笑

 

 

全員:「爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

先生:「私はえっちゃんと一緒で死ぬことを考えたものね。トライして失敗して笑い話になってる。」

 

 

年美さん:「良かったです。失敗して。」

 

 

先生:「えっちゃんもそういう状況になってしまいました。こういう人からもしも相談を受けたら何を言う?どんな事を言ってあげる?どんな事を言ってあげようかなぁと言うよりも、自分がそういう状況の時どんな言葉を求めるか?自分で置き換えた時の言葉を言ったほうがいい。

 

 

 

全員:「・・・」

 

 

先生:「つまりは一番シンプルな言葉でいいの。今何もわからない。何もできない。私なんていても意味がない。私は死にたい。こういう時ってそれに対する一番シンプルな言葉。」

 

 

年美さん:「寄り添う言葉ですか?」

 

 

先生:「こういう時ってSimple is Best。」

 

 

年美さん:「大丈夫よって声をかけても逆に何が大丈夫なの?ってなるし。。。」

 

 

規子さん:「そのままでいいとか?」

 

 

先生:「危険。」

 

 

年美さん:「シンプルって難しいですよね。」

 

 

先生:「これは今まで私がカウンセリングとか面談をやっていて”こういう事かビックリマーク”って思ったのを、後からお釈迦様の言葉を見つけたのね。お釈迦様の言葉を知っていて言っていたのではなく、自分がそう言われた時に楽になったなっていう言葉があったから、それを必ずお伝えする様にしていて、そうしたらお釈迦様の文献の中からそれが出てきたの。だからヨッシャグッってなったプロセスがあるの。」

 

 

年美さん:「みんなそうなるよって事ですか?」

 

 

先生:「まず貴方は間違っていないという事を伝える。私がそれを言われた時に”間違ってなかったんだ”っていう一言で色んなものが終わった。背中に抱えていた荷物がガンガン落ちたのを覚えているのね。その一言が自分がたまたま開けた本に載っていた一行だったのか、人から言われたのかも覚えていない。

 

けれど、お前は間違えていないという言葉で”間違ってないのかぁ。そうかビックリマーク”これがかなり私の生命線が太くなった。そこから物事をちゃんと考える力を得たりした。」

 

 

年美さん:「力強い言葉ですね。間違ってないよっていうのは。」

 

 

先生:「そうそう。大丈夫よとか、安心してねと言うよりも間違ってないよって。事実えっちゃんの話を聞くと彼女は間違ってなかったの。周りから叩かれ過ぎた。『あなたの立場の人はそうするべきじゃない。君は生意気だムキー』とか、ガンガン言われた。”そうか。私は生意気なのか”『先生、生意気にならないためにはどうしたらいいですか?』って電話口で聞くの。『生意気だと言った人が一人いたら貴方は生意気なのか?生意気だと言わらたから生意気じゃない様にするにはどうしたらいいのか?お前ははしたないと言われたらはしたなくない様にするにはどうしたらいいのかとか、人が何かを言ったら貴方の人格はそれで決まるの?じゃぁ、自分自身ではどう思ってる?』って聞いたの。

 

『いや、私は決してそうではないと思っていたんですけど』って答えたの。『お前は生意気だと言った人がいた。自分では生意気だとは思っていない。一対一よ。どっちの意見が強いの?』って聞いた時に『相手の意見です。』ってやっぱり言ったの。」

 

 

全員:「あぁ。。。」

 

 

先生:「『なんで相手が貴方の人生をコントロールする発言を貴方が付き合ってその通りに生きなければいけないの?どうして相手の意見を貴方の人生の指針にしなければいけないの?相手がどんな事を言ってきたって”あぁこの人はこういう態度を生意気と表現するんだな。この人はこの事を好ましくないと思う人なんだな。そうですか。私は違います。”と言う様に、自分の人生の舵は自分で取りなさいよ。その最終決定権の持ち主は貴方よ。』って言ったの。

 

『周りに意見をする人たちはたくさんいる。だから良い意見は取り入れたらいい。参考になるところも取り入れたらいい。それによって快く反省できる部分が見つかるなら反省したらいい。けれども、自分の思っている事と全く違う事を言われ自分はそれは違うなと思っていたらそれは私は違うと言う事で、自分がジャッジする人生を生きたらいいの。だから貴方は間違ってないビックリマークビックリマーク』って言ったら、電話口でちぎれんばかりにシッポ振ってた爆  笑

 

 

全員:「爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

年美さん:「でも、それを言われるとスッキリしますね。」

 

 

規子さん:「自信になりますね。間違ってなかったって。」

 

 

 

時間がないのでこの辺でバイバイ

 

 

今日のお話は相手の意見に振り回されてしまう人にもいいお話ではないかと思いました。私は人に振り回されたりする人じゃぁないなぁと思いながら聞いていましたが、両親の意見に振り回されていたので私も同じだなぁと思いました。両親に否定されていたし逃げ場がなかった時に、第三者から「貴方は間違っていない」と言われたきっとグレなかっただろうなぁと思います。

 

年美さんたちが仰っていた「大丈夫、そのままでいい」とか「わかるよ」とかを過去人から言われていたけど、いつも反発して「何が大丈夫なの?そのままが辛いから言っているの。あなたのような幸せそうな人に私の何がわかるの?」と言った具合に言い返していたので、私の様な人には効果的ではない言葉かもしれません。

 

今日のブログも人に合わせてしまって自分を表現できなくて悩まれている方に届けばいいなぁと思います。