瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

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先生が以前お話しして下さったというカエルのお話の続きからです。

 

 

 

年美さん:「カエル君がある大きな池で遊んでいたんですね。誰もいなかったのでその大きな池を独り占めして”すごく幸せ音譜もっと泳げる音譜”って思って一人で泳いでいたんです。でも、お母さんには『絶対池の真ん中まで泳いだらダメよムカムカ』って言われてたんですね。でも泳いで行っちゃったんですね。

 

そうしたらカエル君は”ほら!真ん中まで泳げた爆  笑”って、自分はもう大人になったってカエル君が思ったんですね。でも、真ん中まで泳いだという事はそこから岸まで帰らないといけないんですよね。途中でカエル君は疲れてしまって溺れそうになっちゃったんです。息もできないし苦しいしっていう時にカエル君は池のそこまで沈んで行ったんですけど、最後の力を振り絞って水面までパァーって浮くと”あビックリマーク空気さんここにいてくれたんだ。ありがとう”って、カエル君は空気さんに感謝できたんです。

 

そうしたら、今度は丸太が流れてきたんですよね。今度はその丸太に”あビックリマーク丸太さんありがとう”って思えたんです。丸太に乗ってカエル君が休憩しているとその瞬間に空気さんに感謝ができなくなっちゃったんですよね。」

 

 

 

先生:「なるほど。なるほど。」

 

 

年美さん:「丸太に乗っていたら今度はお腹がすいてきたんです。そうしたら丸太に巣を作っている虫たちを見つけてそれを餌としてパクパクと食べたんですね。満腹になったのでカエル君は丸太さんへの感謝を忘れちゃったんです。呼吸も整って休憩もできて満腹になってもう一回池に飛び込んで岸まで泳いで帰ったんですね。

 

家に帰ってあったかい布団の中でカエル君は”あぁ、今日は楽しい冒険だった。あったかい布団で寝れてよかった”って、その瞬間瞬間で感謝できるんですけど次々と忘れていくんです。

 

何かトラブルが起きた時に、平凡で何も起きてなかった時に初めて幸せって気づくんですよっていうお話が先生の昔のブログに書かれているんです。」

 

 

先生:「全然覚えてない爆  笑

 

 

 

年美さん:「間違えなく先生のブログです爆  笑

 

 

 

全員:「拍手拍手拍手

 

 

 

年美さん:「これはすごくイメージできて、すごくわかるなぁって。苦しい時に空気があってありがとう。死にそうになった時に丸太さんありがとう。でも、もう空気の感謝を忘れている。私たちって感謝をすごく忘れている。」

 

 

先生:「そういう事なんだよね。。。話が急に変わったように感じるかもしれないけど、お釈迦様が居られた時代って自ら命を絶つっていう行為って絶対にダメだよねって言われていたの。でも、実はお釈迦様はたった一人、自分の信者の自殺を止めずにそのままさせた事があるの。」

 

 

全員:「そうなんですかハッ

 

 

 

先生:「その方は相当修行を行っていて、悟りを開くのは大丈夫だなって思っていた人がお釈迦様に言ったの。『私はほぼほぼ師匠が認めるように習得が終わりました。後はこの身が人のためにはどのように使っていけるか。苦しむ人には話をして最後まで話をしてこの身を使っていきたいと思います。ところが、自分が役に立たないようになったら自ら命を絶ちますね。』ってお話されたの。

 

お釈迦様は止めなかったの。『これだけ修行をして後もう少しで達成までいって、それでも自分の体が何の役にも立たなくなったら、私が果物1つを食べるにしても、何の役にも立たない私が果物を食べるよりは役立つものが果物を食べるべきだから私が命を絶つという事は多大な施しができると思っていますが間違っているでしょうか?』って聞いたの。お釈迦様はその意見を認めたの。

 

いいよって言ったわけではないけど止めたなかったというのがあったの。最後に彼は自分で何もできなくなった時に、山の麓で最後のお別れをして、山に入って首をパッと切った。首を切って亡くなっていく最中にラベリングをしていたの。どうしたかというと、首から血がドクドクと出ている。だんだん心拍数が弱くなっていく。貧血が起きてきた。意識が遠くなってきた。このように私は死に行くのか。。。って、ずっと体の実況中継をしたの。つまりヴィパッサナ瞑想ね。

 

自分が今何が起きているのかを実況中継しながら命が絶滅していく瞬間にお釈迦様にメッセージを送ったの。彼は神通力でそういう事が出来ちゃうの。”お釈迦様。私が後少し残っていた境地を今獲得いたしました”って言って本当に悟ったの。

 

命が絶えていくという事がどういう事なのかを獲得したの。これを体験できるって死ぬ時に悟りを得る事が出来て”何と人生は素晴らしい順番でやってくるんだろうか。私は一つ残らず全てのものに感謝をしています”って言って亡くなったの。」

 

 

全員:「す、スゴイ!」

 

 

 

先生:「なくなる直前に仏になられた方なの。」

 

 

 

全員:「びっくりびっくりびっくり

 

 

 

先生:「そして全てのことに感謝して亡くなられたの。どうやら全ての事に感謝できる事が悟りの境地みたいね。」

 

 

今日は区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

年美さんがお話されていたカエル君のお話のブログですが探したのですが見つかりませんでしたえーん

私もカエル君と一緒で瞬時に感謝できなくなるなぁと思いながら聞いていました。

 

自分の命の終え方については色々議論はあると思いますが、私も何も出来なくなったら点滴などをして命を長らえるよりも、自殺になるかもしれませんが断食でもして自分で多少寿命を繰り上げしてもいいんじゃないかと思っています。理由は同じで、何も出来ないのなら私にかける手間を他の人なさったのほうがいいと思いますし、食べ物も他の人に食べて活力になった方がいいと思っています。

 

でも、このようなお話の文献が残っているというのがスゴイです。神通力もすごいですね。修行されると神通力もできるようになるんですね!!

 

 

話は変わって、今新幹線で大阪に向かっています。ゴールデンウィークだから混んでいると思って初グリーン車を予約しました。さすが私だなぁと思うのが、予約した車両に間違えて乗りまして今自由席にも座れずデッキのゴミ箱の前にいます爆  笑不思議なんですが、いつもこういう事ではイライラしないんですよねー。旅はアクシデントがないと面白くないですからね!旅のアクシデントは笑えるのに、人生のアクシデントでは目くじらを立ててしまうのでまだまだ修行が足りないですね照れ