瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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昨日の相談者の方からのご質問、緊張しない方法の続きです。
先生:「仏教的というかそれよりも、まず心を観に行かなくちゃいけなくて、今度大きな講座をするんでしょ?それが緊張感で押し潰されそうというのは果たして本当ですか?って思っていて、
それはプレッシャーですか?それとも緊張感ですか?
って思っちゃう。プレッシャーと緊張感は全然違うものだからね。」
美千子さん:「以前先生から、『プレッシャーというのは、それを成し得る人だけが感じられるものなんだよ』っていうように教えていただきました。」
先生:「そうなの。プレッシャーを感じるというのは、成功する人または成功する可能性を秘めている人だけが感じられる特権なのよ。プレッシャーって。」
全員:「特権
」
先生:「例えば小学生の時に徒競走ってあったじゃない?よーいどんって、走るポーズで50m走したでしょ?すごい緊張しなかった?すごい緊張したのを覚えていたの。小学校で講演会をやった時に子供達に話した事があるの。
『みんなプレッシャーってどんな時に感じる?』って聞いたら『徒競走の時』ってなったの。『プレッシャーを感じる子手を挙げてごらん。』って聞いたら、1クラスに数人だけしかいなかったの。他は誰もプレッシャーを感じてない。その子達に、『一位をとった経験があるか二位になった経験があるでしょ』って聞いたの。」
年美さん:「そういう事か
」
先生:「いつも自分がビリでもいいとか、あいつには敵うはずがないとか、優勝する可能性を自分で遠のけてる子は絶対にプレッシャーは感じない。でも緊張はするの。」
年美さん:「ドキドキはしますね。」
先生:「だから、プレッシャーというのはそれを成し得る、自分ができるであろうとわかっている人間が感じる特権だから緊張は私は今はないけれど、プレッシャーは1000人・1500人のお客様の講演となるとプレッシャーを感じるよね。できる事を知っているから。緊張というのとはまた違う。
ピアノリサイタルの時の美千子は、練習で1日6時間ピアノを弾き続けて意識朦朧としているっていうメールが来た時に、美千子はプレッシャーを感じていたの。できる事は知っているから。自分が今練習しているような演奏が会場でできるかというプレッシャーを感じる権利を美千子は持っているよね?って、多分前にメッセージを書いたと思う。
だから、この方が緊張をしない、緊張で押し潰されそうでどうしたらいいですか?っていうのは、もしかするとプレッシャーだったら堂々と胸を張ってやればいいし、だったら緊張って一体なんなのか?
緊張は無理なモノが入ってきている範囲のことなの。分かりやすく言うと、年美ちゃんに私がメールして、今から30分で一品でいいからおかず作って頂戴って送ったら、きっといいですよって言うじゃない?」
年美さん:「はい。」
先生:「年美ちゃん、30分でちょっと10品作ってくれない?って頼んだら”え
それってマジで
”って思うでしょ?」
年美さん:「先生が『ピッタリに行くから』って言われたらより緊張しますね。」
先生:「味にも自信がないし。。。どうやって作ろうってなるし、5分で2品作るってなるとパニックになる。つまり、無理なものが入ってきている時って緊張してしまうの。でも、30分で一品作っておいてねって言われたら逆に楽しむって感じ。
だから、もしも心を観に行ってこの方が緊張しているんだったら、何か自分の専門的に勉強していないもの、借りてきたセリフを喋ろうとすると緊張すると思う。今得たての情報をまるで自分の言葉のように話そうと思っていたら緊張する。でも自分の熟練してきたものを自分の中で構築して話そうと思っている時は緊張はなくてプレッシャーだと思う。
なので、この方が『先生が緊張せず楽しそうに話していて』と書いてありましたが、もちろん楽しんでいるんだけど、楽しむにはコツがあって無理をした原稿を作らない。自分が構築した内容で楽しく作ればいい。
人と会話するのもそうだし、何をするのもそうなんだけど自分に落とし込めていない言葉で人と会話する時は緊張するんです。」
年美さん:「確かに。。。」
先生:「一度、緊張とプレッシャーを見分けてプレッシャーだったら堂々とどうぞ。緊張しているのであれば言葉をそんな新たにとってきた言葉で、名誉欲でカッコつけた言葉で話をしようとしないで、自分の言葉で話したらいいんじゃないかなって思います。」
年美さん:「緊張とプレッシャーは違うんですね。使い分けをしたことがなかったです。」
先生:「緊張しないやり方は、自分の中にあるモノで勝負をする。自分の中に入れたてのもので勝負をすると緊張するし、それを聞いていてわかる。相手にわかってしまう。自分の中にちゃんと落とし込めているモノで勝負をしたらいいんじゃないかなと思います。」
今日は区切りがいいのでこの辺で![]()
私は人生でプレッシャーを感じたことがないんじゃないかなぁとラジオを聴きながら思ってしまった。そして、緊張をしないためには自分の中に情報や経験を落とし込む必要があるということは、ずっと勉強したり成長していかないといけないんだなぁと思うと”あぁ、めんどくさいなぁ。勉強から逃げたいなぁ”とまた、めんどくさい病が発動しているのがよく分かります。どんだけ怠けたいんだろう。。。自分が嫌になる![]()
昨日と今日は真解学という学問の合宿でした。そこで多くのことを学びましたが、今日のラジオ内容と共通していたのが、人に仏法というか学んだことをお話する時に、知った情報をお話するのではなく、必ず自分で体験してから相手に伝えるということ。これは私はできている方じゃないかと思いながら聞いていました。と、言いますか体験していないことを逆に言えない。。。
今回の合宿で多くのことを学んできましたので、自分で体感してその気づきや変化についてこのブログに書いていけたらなぁと思います。今まで色んなセミナーに行って変われないどころか、よりトラウマが強化されるという事を繰り返していた私ですが、合宿で学んだことをちゃんと実践したら今度は変われそうな気がします
乞うご期待![]()