瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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今日はトヨさんからの昨日の出来事のお話からです。
トヨさん:「昨日のことなんですけど、久しぶりに会った友人に思いっきり『久しぶり
』って元気に挨拶したら、スーッと無視されたんですよ
」
先生:「大きな声で言ったの?」
トヨさん:「思いっきり挨拶したのでおそらく聞こえていると思います。一瞬その事も考えたんです”聞こえなかったのかしら?”って。」
先生:「トヨの挨拶が聞こえないなんて考えられない。トヨはわりとダイナミックに挨拶するから
」
トヨさん:「昔の自分と違ったのは、無視されたって思うのではなくて”あれ?聞こえなかったのかな?”って思えた事なんですね。昔なら”挨拶したのに
何のその態度
”って怒りになっていたんだと思うんです。聞こえなかったのかな?ってまず思えたんですね。しばらく後ろ姿を見ていたんですけど、どうやら違うなぁと。その時に”これをどうする?仏教で何を適用したらいい?何を引っ張ってくる?”って考えたんですね。」
先生:「すごい
」
トヨさん:「その時に先生から教えていただいた<挨拶>という教えを思い出しました。」
先生:「挨拶ってつまりはご挨拶のことよね。挨拶って仏教用語なのよね。」
トヨさん:「すごく自分の中でショッキングで、挨拶という言葉を分けて考えた事がなかったんです。」
先生:「そうかぁ。ただ単に『こんにちは
』っていう挨拶だと思っていたのね。」
トヨさん:「”挨”と”拶”に別れるなんて!凄い!って思ったんです。挨は自分が相手の心にノックする。拶は向こうからトントンとノックをする。だから挨拶というのは、今の私はこういう状態、あなたはどういう状態ですか?ということをお互いに知るためにするものなんだよっていうお話を思い出したんです。
私が『久しぶり
』ってノックしたけど、相手はトントンってノックしたくない感じだったんだなぁって思い出して怒りに走らなかったです。それがすごい短い時間でできました。」
全員:「凄い
」
年美さん:「こういう事が出てくる事がすごいですね。」
トヨさん:「先生のお陰です
」
先生:「例えばトヨがこの間一緒に勉強をしてくれたから、挨と拶で挨拶で相手の心の頃合いを見るために、一言こちらから声をかける『こんにちは。どうも。』って。なん度も言うけど、その人に声をかけた反応でその人の心の状態を見てそれにふさわしい対応をその次にとってあげる。挨と拶。押したり引いたりっていうのが挨拶という事をトヨが勉強をして、まさにその挨拶で相手が無視をしたという事は相手に何かあったのかな?って思えたんだよね?
普通だったら、挨拶をしたら挨拶を返してくれた方が気持ちがいい。自分が挨拶をしたら挨拶を返してもらった方が幸せ感を感じる。普通人は幸せになりたいのだから幸せ度が高い方がいい。幸せ度が低くなってしまう、挨拶をしないという方をその人が選ばなければならない心の状態の事をトヨが心配できたのが良かった。」
トヨさん:「さっきいうのを忘れましたがそう思いました
どうしたのかな?大丈夫かな
って。」
先生:「そうなの?それもこれも全部私のお陰
」
今日は外でこのブログをアップしているのですが、周りが騒がしく音声が聞き取りにくいのでこの辺で![]()
私はトヨさんと違い、どちらかというと笑顔で元気に挨拶されると、どうリアクションしていいのかわからないので硬直というか戸惑ってしまう人です。そういう人でしたと過去形で話したいところですが、多分いまも硬直というか緊張してしまいます。不思議なんですが、きっと笑顔で話しかけてくる人が苦手なんでしょうね。”こんな私に笑顔で話しかけてくる人なんていない”と思って生きていたからなのか、ぼーっとしていると挨拶を返すタイミングをずらしてしまう事があります![]()
そう考えると、皆さん素敵な笑顔で挨拶されているし、人に気配りもできるし、それが自然と身についていらっしゃるから本当すごいなぁと思います。これは躾になるのか道徳なのかわかりませんが勉強も大事だけど、こういう基本も大事だなぁと思います。