先生が昔折紙で鶴を折っていた時のお話です。
先生:「昔折紙で鶴を折る授業があって、先生が大きな用紙を黒板に貼って授業をされていたの。私は一生懸命折紙で折って”次はこうやってやるんだぁ。次はここを折るんだぁ。”って折紙を折っていたの。『じゃぁ、みんな最後広げてみましょうね。後ろから空気をフゥって入れてみましょう。』って最後するでしょ?そうしたら、私どんでもないものができてしまったの。羽は開かないの。みんなは羽が開くのに私だけが開かない。無理やりやったから羽が破れちゃう(笑)あれ?みんなと全然違うと思って。
先生がみんなの鶴を確認して『みんな出来たわね』って言うんだけど、私の所に来てカブトムシみたいな鶴を作っていたから『瀧本さん、それどうしたのかな?』って先生が言うのね。『これは私の鶴だからこれでいいんです』って言っちゃうの。」
全員:「すご〜い![]()
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」
先生:「それで、先生が『出来てないよ』って言うの。『でもこれはこれで出来た』って言うの。だから何をやっていても望ましい結果に行っていないんだけど、いまやった私にはここまで出来ている事でいい。これが今の私の力でできる範囲だからこれでいい。だから、あなたよりも出来たとかはない。」
美千子さん:「自分だけの話なんですね。」
先生:「そう。誰かと比べたらとんでもない鶴なんですよ。全然グチャグチャな鶴。そもそも他人と比べると言うことが苦手だったんですよね。言語障害があったから。」
全員:「あぁ。。。」
先生:「人と比べたって意味がない。私は私なりのやり方でしか人生を歩めないっていうのがどっかにあったの。だから、課題があって、何かしら出来なかった時でも『私は出来てる。私は出来てる。』って言うのよ。だから、私をみんなイジメようとするの。」
年美さん:「きっとそうなりますよね。」
先生:「そうなの。その時は私ヤンキーだったから、『私なりにこれは出来てるから黙ってて
』ってクラスの男の子を蹴って蹴ってガンガン泣かして母親呼び出されたの。先生が『課題ができてないのにできたと言うから、みんなと言い争いになったんです』っていう説明があって、『でも私はできた
』ってまだそこで言うから、母親もそこで怒ってた(笑)」
年美さん:「本当にすごい
先生のその『できた!』って言う言い切る力がすごい
」
美千子さん:「そうですよね。そう言えない人の方が多い。」
先生:「だって、それ以上できないんだもの。でも、できる所までやったからね。」
年美さん:「出来てないって他人に言われて傷つかないんですか?」
先生:「傷つかない。」
全員:「つ、強いです。。。」
先生:「ついていたのかもしれない。でも、そういうことで泣いた記憶がないからね。傷つくとかじゃないけど本当に蹴ってた。『僕はこんなんなのにお前のは違う
』って言われたらその子のやつ破いてた
」
美千子さん:「それは親が呼び出されますね
」
先生:「すごいやんちゃな子だった
」
年美さん:「ところで、この万能感っていう言葉を聞いたことがないのですがどういうことですか?」
区切りがいいのでこの辺で![]()
先生は子供の頃から自分の考えを曲げないというか、自分をしっかり持っている印象があります。私は親に人と良く比べられて育っって来たので、自分はできたと思っていても出来てないんだな。だったらもうやることすら辞めようって諦めた人生を歩んでいたように思います。
さて、色々トラブルがありまして、なくした携帯と同じ番号で今日開通したのですが、データのバックアップを全くとっていなかったので誰とも連絡が取れない。。。日頃仕事でバックアップの大切さを人に言っているのに自分は全くしていない。ちょっと反省。もし、私と連絡が取れない方がいらっしゃったら、フェイスブックでもなんでもいので連絡ください。よろしくお願いします![]()