人に嫌われたくない。だから本音が言えない。多くの人が自分の心を観るとこの結論に行き着く。しかし、それは表面的なもので心を観ている訳ではない。その先に本当の理由がある。心の本当の理由は大きく分けて3つ。
- 所属感を失う怖さ
- 貢献感を失う怖さ(その場に行く事が貢献だと感じている場合)
- 信頼感を失う怖さ(相手からの)
この3を求めて理性は生きている。先生が仰ったのは、よく所属感を訴える女性に多いご相談が『私結婚できるでしょうか?』という質問。そもそも結婚はできるとか出来ないとかそういったものではない。このご相談を言い換えると『私は所属できるでしょうか?』という事。何かに所属するということに執着していると、このようなご相談になる。
そして、人は支配されいる方が楽だとい本能があるらしい。つまり、人は支配されたいという欲求がある。これはわかる気がする。私は命令されるのが嫌だが、かといって、命令ばかりしていると疲れる。ビジネスでは人に指示を出してリードしていく立場なので、プライベートくらい何も考えないので連れていってくれる人がいいと思う。しかし、この支配されたいという欲求がエスカレートすると依存に変わる。
人は<嫌われたくない>という思考ではなく、本来は愛されたいしかない。脳が発達して嫌われたくないという言葉に擦り変わる。で、この嫌われるのが怖いという恐怖には2つある。
- 本音を知られると嫌われる (反動形式)
- 見捨てられたくない (親和欲求)
⒈の本音について、先生がシェアしてくださったのは、相談者の方で『お金が好きだ』という本音を知られたくない男性のお話で、その男性はもちろんそんな本音に気づいていない。なので、いつもボランティアでいろんな人のサポートをしてしまう。しかし、中には自分と同じサポート内容で収入を得ている人もいる。そういう人に対して腹が立ってしまうし、友人にボランティアではなくお金をとってみたら?というアドバイスをもらい事業を始めようと思っているというのがご相談内容。でも、この男性は本音で生きてはいけない。つまりお金が好きだいということを、人に悟られてはいけないのでボランティアでやっているので、本音を知られても愛されるというルールに書き換える必要がある。このルールの解決策は
1人でもいいので本音で話せる人を作ること
こう聞くと多くの人が本音と逆に生きているんだな。という事がわかる。
次に、⒉の見捨てられたくないは、どこかに所属していないとダメと思っている人。行かないというと見捨てられてしまうと思ってしまう。この事についてお釈迦様は以下のアドバイスを残されている。
所属される自分になれ!だから心の勉強をしない。すると欲求がなくなる。
つまり、何かに所属するのではなく、人が集まってくる人になれという事。確かに人が自分に寄ってくるのであれば解決だよね!と思うが、なんでだろう?いつもこの手の話を聞くと、人に好かれるためには自分を殺さないといけないし、空気を読まなきゃいけないし、色々自分を抑制しないといけないと思ってしまう。素の自分では愛されないと思っているのだろうか?それとも、人に合わせるのが苦手だからイマイチ自分がなれる!と思えないのだろうか。。。と私は先生のお話を聴きながら思っていましたね。
今日でこのソモサンセッパのお話は終わりです
このようなお話をソモサンセッパではしていました。後半は病気や参加者の方の個人的なご相談なので割愛しますが、熟年夫婦のお話や母と娘のお話などがあり、家族って色々あるんだなと思いながら聞いていました。あと先生曰く、私はエイリアンなので皆さんにある⒈の本音を知られると嫌われるがないんですって。ラッキー
本音でしか生きていないし、嫌われても関係ないと思っているので嫌われるのが怖くないから該当しないらしいです。だから、家族であっても本音が言えない家族があるんだなぁと思って妙に納得できたのを覚えています。
皆さんも機会があれば、皆さんの質問に対して先生が答えてくださるので参加されてみてはいかがでしょうか?