昨日の続きで、瀧本先生が経営者だった頃のお話です。

 

 

 

 

先生:「やっぱり時代の流れがあったから、いけいけドンドンで攻撃、攻撃でビジネスが出来たんですよ。だから、いわゆる守り方を知らなかった。守る力が弱くて。。。攻撃はできたけど守りが弱くて何かのハプニングやトラブルが起きた時に、音を立てて何かが崩れていくの。でも、それでも守らなくちゃいけないものがたくさんある。社員の生活とかね。その時に何かね”プツッ”と”プチン”ってなったのがわかった。色んなものがキチンと見えていたものが一瞬にしてパッとボヤけてきて世の中に色がなくなって、”あれ?”って物事の奥行きが見えにくくなるというか、人との会話の受け答えのタイミングも”あれ?”って測りにくくなったりとか、色んなものが自分の中でOFFになった。というか、逆におかしな自分がONになった。このON/OFFをどう言ったらいいかわからないけど。。。」

 

 

 

 

 

全員:「びっくり

 

 

 

 

先生:「あの瞬間はしっかり覚えていて、そこから社員の生活を守ることへの恐怖を覚えてきたり、全てが恐怖になったの。」

 

 

 

 

全員:「ビックリマークビックリマークビックリマーク

 

 

 

 

先生:「無茶苦茶バランスが見えなくなっちゃって、このバランスが自分の取り柄だと思っていたのに、バランスがわからなくて”あれ?どうしたらいい?”って変な汗ばっかりかくようになって、喉はずっと乾くし目眩が始まるし。。。だから結局精神状態を崩してしまう。その時オフィスから下から御堂筋を走る車のバックライトをジッと眺めながら”あれ?私何してるんだろう?私こんな所でこんなことしなくてもいいんじゃない?普通に友達とご飯食べに行ったりとかしたいんだけどなぁ”とか、変な心の声が出てくるの。」

 

 

 

年美さん:「心の声が聞こえてくるんですね。」

 

 

 

先生:「そうなの。心の声が語りかけてくるの。その状態で生活するのはひと月が限界だったね。そこからは心が音を立てて崩れていく音が聞こえていた。」

 

 

 

 

全員:「えハッ

 

 

 

先生:「”あ!心が崩れてるわ”って、なんかそういう感じで。で、そっからは対策が見えない。やるべき事がわからない。とにかくどうにかしなきゃいけないっていう、カケラの責任感だけ残っていたから”どうにかしなくちゃいけない。どうにかしなくちゃいけない”って、なんか分からないけどコントロール不能になった。

 

とりあえず”ちょっと待って。いったん元に戻ろう。元の状態からスタートしたい。”もう、バランスがグチャグチャになったの。例えて言うなら、作り方を間違えた肉じゃがみたい。途中で塩っぱくなたから砂糖入れてごまかす?ってそんな事したら余計変な味になるの。じゃぁ、水をもう一回足してみる?とか、もう一回煮た野菜洗う?とか。。。もう、いっその事全部捨ててもう一回ジャガイモ剥くところからもう一回やろうって思うじゃない?

 

そういう状況になったの。とりあえず全部どけて一から始めないとダメって。小手先のちょっとした変更をしてもこの事態は手直しできないから、一回鍋ごと捨てるっていう発想が自殺なのよ。」

 

 

 

 

全員:「!!!

 

 

 

 

先生:「そうなのよ。メチャクチャ理想の自分が見えているのよ。そうする為の手段の一つとして自殺が途中で出てくるのよ。死んじゃいたいっていう”死ぬ”ということを目的とした思考ではないってことなの。

 

 

 

 

全員:「そうなんですね!!

 

 

 

 

先生:「それを私は2回もやっているからね(笑)」

 

 

 

エイリアン:「ドラマの見過ぎかもしれないのですが、よく今の現実から逃げるために自殺すると思っていたんです。例えば借金取りから逃げるためとかだと思っていたので、いまのお話を聞いてビックリしましたし、自殺するのは痛いとか苦しいとか思わないんですか?」

 

 

 

 

先生:「痛いというのは?」

 

 

 

エイリアン:「飛び降りたりとか、電車に轢かれるとか、手首を切るとかでもいいんですけど、逆にその怖さはないんですか?」

 

 

 

 

先生:「そんな次元じゃないのよ。もう精神状態が。」

 

 

 

 

エイリアン:「痛みじゃない?」

 

 

 

先生:「そう。多少の痛みでこれが無くなるなら全然いいけどっていう感じなの。例えば、肌が綺麗になる注射があるとするじゃない?本当に本当にお肌ツルツルになりたいビックリマークってなったら、注射1本打ったらツルツルになるけどちょっと痛いよってなったら、全然良くない?」

 

 

 

 

エイリアン:「いいですねグッ

 

 

 

先生:「だから、本当に望ましい事を望んでいるから、その一歩手前のちょっと痛いなんて”だから何?”って、ちょっと痛いだけなの?って。だったらお願いしますってことなの。」

 

 

 

 

エイリアン:「そういうことなんですね!なるほど!

 

 

 

 

 

 

今日は時間がないのでこの辺でバイバイ

 

 

 

先生のお話を伺っていて、私も頭の中で”プチン”と何かが切れる音がした事があって、その感覚に似ているのかなぁと思いました。私の場合は、中一の時に成績が悪くて母から殴られている時に、頭の中で”プチン”と何かが切れる音がして、それからというもの気味が悪い事にヘラヘラ笑いながら殴られていた記憶があります。それまでは、殴られると痛くて泣き叫んでいましたが、”プチン”と音を立てて頭の中の糸が切れてから、殴られても痛くなくなったのでヘラヘラしてましたね。たぶん、その頃からじゃないかな?怒り以外の感情を表に出せなくなったの。泣けなくなったのはその頃からだと思います。

 

先生の自殺に比べたらなんて事ない事ですが、お話を伺っていたら思いだしたので書いて見ました。今は、ちゃんと痛みを感じる体になったので良かったです。