瀧本先生は体育会系だ。ご自身でもそう仰っている。私以外にも誰が見てもウンウンと首をシェイクするぐらい縦に振ると思う。それに付け加えてお釈迦様が仰られていた言葉遣いの乱れが人間関係の乱れに繋がるという教えを実践されているので、より門下生の言葉遣いの乱れを気になされている。
ここでいう門下生とは、真解学を瀧本先生から学んでいる人達の事でその中に私も含まれる。そして、門下生になる時のルールの1つに言葉遣いがある。数あるルールの中でも、とても重要なルールなのではないかと私は感じている。どのようなルールかというと、門下生同士で会話するときは敬語で話すという事である。理由は冒頭に書いたように門下生同士の人間関係の乱れに繋がるからだ。
真解学の暖簾分けをされた方に三井先生と藤田先生がいらっしゃる。お二人は美しいほどお互い敬語で話されている。しかし、これに気づいたのもこのブログでラジオ内容をアップするようになってから。それまではお二人が敬語で話されている事すら気付かなかったというか、このことを書くと白い目で見られると思うのだが、大阪の方々は先生とフレンドリーに話されると思っていたので敬語で話しているという感覚はなかった。だから、先生に言葉遣いで注意されても”あれ?大阪の人とはあんなにフレンドリーなのに。。。やっぱり先生は関西人と関東人の距離が違うのかな?”って、意味のわからない解釈をしていて、真剣に言葉遣いを治さなきゃとは思わなかった。
ラジオ内容を毎日書き起こすために、音声を注意深く聞いていると確かに大阪の皆さんの相槌は和気藹々とホンマにとか仰っていますが、先生に話される言葉は皆さん敬語で話されていた。いかに普段人の話を聞いていないのと、私が敬語で話さなくてもいいように、都合良く私の頭は解釈したんだろうと思う。この事を気づけただけでも、ラジオの書き起こし作業は私の人生にとって大きな気づきを与えてくれた。
また、先生曰く幼少期に私のような体験をすると、目上の方に対して敬語で話さなくなる傾向があるそう。理由は親しくなるという回路がタメ語で話すということなるらしい。正常な人が聞くと変なルールだと思われるかもしれないが、私からすると正しいルールで、目上の方に可愛がられてきたのは(私の勘違いかもしれないが)このおかげだと思っていた。と、いうか敬語で話す=よそよそしい=距離があると思っているので、いち早く敬語で話すのをやめようと思っていた。
(あと余談だが、敬語が上手でスーツを綺麗に着こなしている人は男であれ女であれ詐欺師だとも思っていたので警戒心半端なかった。TVの見過ぎである
バカですね
)
先生がよく自分のルールを変えるのに自分とは違う例外の人を見つけるようにと仰っていて、例外の人なんでいないじゃんって思っていたところにいた
三井先生と藤田先生である。敬語で話されていても仲がいい。つまり仲良くなるのに言葉遣いは関係ないのである。それに気づいたのがこのブログを書き始めてからなので、そこから言葉遣いは少し良くなったように思うが、先生から未だに注意を受けていて、私は独り言はタメ口になっているようだ。無意識だから本当に怖い。。。
例えば…
先生:「エイリアンはこれについてどう思う?」
エイリアン:「そうだな。。。」(
独り言なので口を動かしている認識もない。。。)
先生:「独り言でも敬語で話す。私は師匠といるとき独り言でも敬語です。常にですます口調で話をするという事を決めなさい。」
エイリアン:「…はい。決めます。そして以後気をつけます…」
…………………
何度、以後気を付けますと言っただろう。。。悲しくなるくらい頭が悪い。。。
また、私は自分よりも年上の男の人、つまり私からするとオジサンにタメ語で話す傾向が強くあり、光静ミュージアムの佐々木さんに対してタメ語で話してしまう。先生は敬語で話されているのに。。。
例えば…
先生:「佐々木さん、あちらにお酒が売っているみたいです。」
佐々木さん:「では、僕買ってきますね。エイリアン、ちょっとこの荷物持っていてくれる?」
エイリアン:「うん。いいよ。」
先生:「なぜ自分よりも年上の方に対してタメ語なの?」
エイリアン:「…以後気をつけます…」
…………
文章に書くとおかしさがわかるが、先生から注意を受けるまで気付かないし、先生が年上の方に対して敬語で話されていることも言われるまで全く気がつかなかった。
社会人としての常識を社会人生活もうすぐ20年の今頃学んでいる。門下生だからこその修行なので破門から戻れて本当に良かったと思っている。それにしてもなんで普通の人が簡単にできることが出来ないんだろう。。私が自分を嫌いになる原因の1つだ。本当にみなさんはどのように言葉遣いをマスターされているんだろうか。。。本当にすごいと思う。
多分、これからも先生に言葉遣いで注意されることがあると思うので、その都度忘れないようにその時の状況と気づきを書いていきたいと思っています![]()