では早速昨日の先生のパニック障害だった頃のお話の続きから。。。

 

 

 

 

先生:「この人はすごく強い女性だと思うのね。パニック障害になったこの娘さん。なんで私がそう思うかというと、これはこのお母さんが”そうか!うちの娘はそういう風なんだ!”って新しい解釈を入れてもらいたいと思うんだけど、もの凄い強い人。

 

なぜかというと、職場でパワハラがあってそこで辛いから退職をした。生活があるからバイトをした。雑貨屋さんで働いたけれども段々しんどくなって、そこを辞めて実家に戻って心療内科に行ってみるって、その自分が辛いと思っている場所から退く事ができてる人なのね。」

 

 

 

年美さん:「はい。」

 

 

 

先生:「これってすごい強くって、ガチンコで辛いその場にずっと居続ける人というのは強い人ではなくて、自分が辛いって思っていたらその場から退く力を持っているってすごい強い人なのね。

 

逆に言うと、私が最初パニック障害になった時はダラダラそこに居ちゃうの。そこを抜けると言うことも言い出せなくて、ダラダラとそこに居てしまう。結局他人が引き裂くようにそこから遠ざけるの。でも、そこに居なくちゃいけないっていう恐怖概念があったりとか。。。

 

でも、彼女は自分からジャッジメントをして”ここはダメだ。退こう!”と思ったり、次は頑張る!でもやっぱり職場に行こうと思ったら気分が悪くなって立てなくなったりする。だから”ここは辞めよう!”とか、すごくこの方は強いなって思ったのね。

 

ここで最近講演会とかで言っている《自分がそこに居てこの状況は非常に嫌だ》と思ったときに、私はこの状態が嫌だということは、私はこうではない状況が望ましいと、自分の好ましいが見える時期だよっていう話をずっとお勉強会で言ってるよね?」

 

 

 

全員:「はい。」

 

 

 

先生:「彼女は退職してバイトして地元に戻った。アイシングクッキーを作った。洋服屋さんでもバイトした。体調不良になった。今は休みをとって自ら通院している。嫌な場所から全部逃げてきているわけではなくて、これはダメだから好ましい所に向かう事ができているという解釈で、彼女のやっているアクションを見てあげてほしいのね。」

 

 

 

全員:「なるほど。。。」

 

 

 

先生:「これは恥ずかしい話なんだけど、昔アメリカに留学した頃ホストファミリーの家にホームステイをしたの。で、何となく昔のアメリカ映画に憧れていて、ホストマザーがエプロンをしてクッキーを焼いたりして、暖炉があって犬がいて、すごい目のクリクリした赤ちゃんがいて庭にプールがある所にホームステイすることに憧れていて行っちゃったの。

 

で、自分がそれを好ましいと思って行ったわけよね。行って初日からすごい不具合が出たの。心が。」

 

 

 

全員:「行きたくて行ったのに??

 

 

 

先生:「そう。理想的なお家なのよ。暖炉があってプールがあって、アメリカでは一般よりも少し小さめのお家らしいけど日本からしたら驚くほど大きなお家。」

 

 

 

トヨさん:「家にプールがあるだけでもすごいですよね?」

 

 

 

先生:「初めは”すごい音譜”って思ったの。ここがあなたの部屋よって一部屋もらい、そうしたらテディベアが沢山あってキャビネットの上にある金魚鉢には赤と白のキャンディーがいっぱい入っているの。」

 

 

 

全員:「映画の世界みたいキラキラキラキラキラキラ

 

 

 

先生:「そうそう、映画の世界みたいなの。”わー凄い拍手拍手”って最初は喜んだの。着いた瞬間は喜んだんだけど次の日の朝、つまりホストファミリーと一緒に朝食を頂くんだけど、そこからもの凄く居心地が悪くて悪くてストレスがすごくて。。。

 

 

 

ハッなんで?って。

 

 

 

ホストファザーはいい人。ホストマザーもいい人。子供達もいい人。高校生の娘もいい人。ドーベルマンの犬もいて、みんな笑顔でALL OKなんだけど、すごく心が閉ざされていったのね。」

 

 

 

れい子さん:「なんででしょう?」

 

 

 

先生:「一つは全く英語ができなかったから(笑)全く出来ないのに行ってしまったね。ハローだけはダメでしたてへぺろやっぱりもうちょっと下準備が必要でした汗

 

だって、お水くださいも言えない。喉が渇きましたって言えない。ウォーターって言えても『ウォーターがどうしたの?』って聞かれても、喉が渇いたって言えないのよね。」

 

 

 

トヨさん:「行く前に気がつきそうですけど(笑)」

 

 

 

先生:「だって行ったら喋れるっていう前提で言ってるから爆  笑何を考えたかポケットサイズの小さい辞書1つだけ持って行ったの。当時はネットがないから、みんながちゃんと辞書とかを日本から持ってきている中、私はポケットサイズの辞書だけ。なんならコレもいらないかなぁって思っていたくらい。」

 

 

 

年美さん:「その心の強さが凄い!!

 

 

 

先生:「行けば喋れるって思ってたから(笑)本当に行ったときは知っている英単語が少なくて、喉が渇いたとかお腹が空いたとか言えないし、まずそれで大失敗ね。

 

なんだけれども、それは1/100くらいの理由であって、後の99%の理由は夢にまで見たホストファミリーの生活が抉られる思いの辛さになったの。

 

自分はこれが望んでいたと思っていたけど全くそうじゃないと経験して初めて知ったのね。それを経験しなければ私はわからなかった。だから、私はそういう人間だと初めてだった。もう衝撃だったビックリマークビックリマーク

 

 

 

全員:「そうだったんですね。。。」

 

 

 

先生:「じゃぁそれなんなの?というと、私は家族を知らないで育っているわけ。だからなの。。。」

 

 

 

 

今日は先生の衝撃のお話のところで終わりますバイバイ

 

 

全然違うかもしれませんが、私も人からお祝いをされたり褒められたりする事がすごく苦手で、もの凄く居心地が悪いのですが、私も子供の頃お祝いをされた事がないというか、褒められたこともないので、だから居心地が悪くてすぐにその場から立ち去ろうとしちゃうんでしょうね。。。

 

だから何なんだって話なんですが、そんな事が脳裏によぎったので書いて見ました。ではバイバイ