破門された私は、皆んなの靴や安っぽい赤茶のスリッパが下駄箱に入っているのもあれば、下駄箱にすら入れてもらえず乱雑に放置されているスリッパがある中、自分の靴を見つけ茶色い小さなキャリーバックを引きながら、先生が大きな声でテストの回答をお話しされていたので、何事もなかったように授業が再開されたので”良かった”と思いながらホテルを後にした。
確か勉強会をしていた和室は2階にあって、階段でロビーに行くまでに不思議な感覚で、足元がふわふわしていてトランポリンの上を歩いているように、すごくリズミカルに軽やかに歩いていた。昨日ホテルに来た時の方が疲れていた。ホテルから出て近くのバス停に向かうと、外は台風一過のお出ましで、空は青く日差しが強くそして暑かった。でも、ちょうどいい強さの風が私を包んでくれているので、嫌な暑さではなかった。
「うわー♫いい天気!私幸せだわ
」
と、独り言を言っていた。ん?ん?どうした?私は皆んなの前で怒鳴られて破門されたのに幸せってなんだ?第一私の人生で幸せなんてそんなこと今まで言ったことがない。ショックで頭がおかしくなったんだな。きっと私の脳は現実逃避をしているんだな。とその時の私はそう解釈することにした。
バス停に着くと、すぐバスが来てしかも誰も乗ってない。貸切状態。なんてすぐにバスが来て貸切!なんてラッキーなんだ!
「今日の私ラッキーだわ♫」
と、またルンルンと独り言。だから何がラッキーなんだよ。普通ドラマでは反省の涙を出しながらバスに乗るシーンじゃないのかい?と自問自答しているが、どうやらエイリアンは反省していないようだ。本当に頭がオカシイ。こりゃ重症だ。自分で自己分析ができなくなるくらいおかしくなったんだなとその時はそう解釈した。
私が破門された日は東京に戻って仕事がある。多分ヘタすると深夜までになるかもしれない。今回の仕事はミスをすることができないので、とりあえず新大阪から東京までの新幹線の中で気持ちを切り替えようと思った。しかし、そんな必要はなかった。凄く頭が冴えていて思った以上に冷静だった。と、いうよりここでも不思議なことが起きる。
「新幹線を作ってくれた人がいるから、今日東京に帰れるんだわ。ありがたい。」
ん?この私が出会ったこともない人に感謝をしている![]()
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何が起きているんだ?普段の私は、新幹線代払ってるんだから乗れるの当然。そんなことに感謝したこともない。する必要もない。しかも、新幹線から見える外の景色がキラキラ輝いているように見えて皆んな幸せなんだなぁと微笑んでいた。これもビックリ。私は自分の笑顔が嫌いだし、余裕がないのでいつも微笑まない。意識的に微笑まないようにしているのではなくて気がつくと無表情。なので、私が窓の外を見て微笑むということ自体が気色悪いことだし、しかも会ったこともない人の事の幸せを考えているのがありえない。だって、数分前までは、自分のことだけで身近な勉強仲間の法友の幸せすら考える人ではなかった。
私、どうしちゃったんだろう???
なんか変だ。おかしい。物事の捉え方がいつもと違う。例えが不適切かもしれないが、先生の本気の喝で除霊された感じがした。除霊されたことがないからわからないが、きっとこんな感覚なんだろうなぁと思う。だから体が軽いしすごい頭が冴えてるんだと感じていた。かなり普段の私と違う感性になっているが、嫌な感じはしない。むしろこの思考に興味がある。ちょっとこのままで行ってみよう。このままで職場に行ったらどうなるんだろう?とちょっとワクワクしながら、仕事のタイムスケジュールやDo Toリストを見ながら職場に着いてからの自分の行動のイメージしていた。
そして、職場に着いても普段の私ならありえないことが起きる。これはまた次回![]()
正直にいうと新幹線に乗りながら新大阪から京都区間で考えていたのは自分を慰める言い訳をしていた。テストするなんて知らなかったんだからしょうがないとか、もっとちゃんと睡眠をとっていたらテストをちゃんと受けれたとか。。。だが、エイリアンに聞き返した。本当にテストがあるってわかっていたらちゃんと暗記した?きっといつも通り8割ぐらい覚えて暗記やめてたんじゃない?睡眠が十分取れていたとしても結果は同じでしょう?それよりも、先生は大声で叫ばれていたが泣いているかのようだった。そんな人に対して、今もなお言い訳するとは情けない。。。本当にそれがあなたの本心なのかしら?
そうすると、言い訳をするエイリアンは大人しくなりブログに書いたような経験をした。本当に体がふわふわ浮いているような気持ちがいい体験でした。