向日葵 | だいなまいと?るなのブログ

向日葵


天気の子

新海誠 監督の最新作映画


観終わって
頭を整理した感想


私たち大人が
もうすっかり
忘れてしまっている

ステキな気持ち

再発見できる




過去の作品の
大切にしているものを
引き継ぎながら

君の名は。

とは違った切り口で
大切なものを
描き上げた作品



小説版も
買ったけれど

読む前に
フレッシュな感想を
書き留めておこう


私たち大人は
たくさんの人と
たくさんの経験を
積み重ねて

守るべきものを
たくさん
たくさん
背負って

失敗を
恐れること

失敗を
繰り返さない知恵を
身につけること

失敗をしない
回り道の仕方

失敗しても
歯をくいしばって
立ち上がること

泣いても
笑っても
手が届かないものを
諦めること

心の傷を
記憶の底に
しまい込むこと

正しさに
縛られること…


いろいろなことを
身に纏い
前に前に
進んでいる

現実を
生きている


生きることは

まぶしく輝く光
未来に向かって

まっすぐに
手をのばし

あと一歩前に
踏み出す勇気

ジャンプして
飛び込むこと



人が最も美しいと
思われる

teenager

過去のヒットソングの
ワンフレーズのような

ガラスの十代

新海誠監督は
まぶしい世代の
輝きを描くのが
本当に上手いな


彼らの
まぶしい輝き

まるで
羽化する時の
昆虫の
神秘の輝きのよう

感じるままに
駆け出す背中に

はじけるように
一歩
前に踏み出す勇気に

心を奪われる

新海監督らしく
描いた作品だ

きっと
何度も観て
見落としている
シーンを
確認したり

小説版も
読み進めると
もっともっと
深い作品だと
感じると思う

なので

小説版を読んでから
もう一度
観に行くこと確定


生きることを
重ねると

一歩踏み出す勇気を
ためらうことが
増えていく

正しさに
がんじがらめに
なってしまう


クライマックスで
RADWIMPSの曲とともに
押し寄せる
美しく儚い輝きに

涙が溢れて
止まらないのは

自分自身が
歩いてきた
未来を
ふりかえるから


そういう
大人も

今まさに
目の前に
立ち塞がる壁を

よじ登ろうか

ぶち破ろうか

飛びこえようか

回避しようか

悩んでいる
teenagerも

きっと
歩き方を
見つけられる

そんな作品



君の名は。
のように
ストレートに
伝わる感じも
良いけれど

天気の子
のように
じわじわと
しみわたる感じも
好きだ


味わい深い作品だ