2010.10.22 Friday
予約してあったエコー検査の前日、検査前だからといって
いつもと違う生活をしていては普段の数値がわからないというのが
私の持論の為、普段通り家で呑んでいた。

それでもいつもより少なめな酒量で切り上げて
そろそろ寝ようと思った時に携帯が鳴った。

見てみると仲の良い先輩からで、ススキノで呑んでいたのだが
呑み足りないので南郷で呑むから出て来ないかという誘い。

一応翌日の検査の事等を考えたのだが結局パジャマを脱ぎ、
着替えて出掛ける事にした。

その後楽しく呑んでいると、気がつけば3時半を過ぎ閉店の時間。
よせばいいのに店を出たあとラーメン屋に直行。
この頃には検査の為に朝食抜きという事なんてどうでも良くなっていて、
しっかりと醤油ラーメンを完食して帰宅したのは
朝の4時半頃だった。

すぐに布団に潜り込んで寝たのだが、7時過ぎに息子の朝食を作る為に
起きた時は二日酔いではなく、まだ酔っている状態だった。

息子を送り出し、少し仕事をしたあと病院に向かい、
すぐに血液検査の為の採血をした。
たぶんなかなかの血中アルコール度数であろう血が
採血後に針を抜いた所に貼付けられた脱脂綿だけでは受け止めきれず、
着ていたシャツをを真っ赤に染めていた。

その後エコー検査室で腹の上をグリグリされる。
検査技師が必要以上にグリグリするのはラーメンのせいだろう。

検査が終わるといよいよ怖い女医さんの問診。
なんと言い訳しようか、それとも正直に言おうかと
考えているうちに待合室の椅子の上で眠りこけていて、
女医さんの大声で起こされた。

診察室に入るなり早口でエコーは問題ないと告げる女医さん。
ひと呼吸おいて血液検査の結果を指差しながら、

「アルコール専門の精神科を紹介しましょうか?」

と言って眉を寄せながら私を見る女医さん。

「いやぁ、昨日お通夜だったもんで・・・。」

と子供でもわかりそうな嘘をつく私。

「お通夜だからって呑まなくたっていいでしょ!
 このままだと死因が『酒』になりますよ!!」

と怒りながら面白い事を言う。

「どうします!?」 

と聞かれたのでたぶん酒臭いであろう私は

「自分の意思でなんとかします。」

と誰も信じないような事を言って診察室を出て来た。

次回検診は12月。 
それまで、少し本気を出してあの女医さんを驚かせてやろうと
心に決めながら帰路についた。