Karate Super Channel!!! vol5
正道会館主催 第21回 全日本大会
大阪府立体育会館
平成27年9月6日(日) 午前10時予戦開始
大会当日券 2500円
全日本大会優勝経験者小西雅仁、土井一央、石橋祐典らに、若手が迫る!
18歳にして、本年の極真会館世界大会出場の座を勝ち得た谷川聖也の奮戦は必見!
全関西大会では判定で石橋を下して優勝した伊藤蓮の全日本大会初優勝もあり得る。
新旧交代なるか?!
スーパーファイト、ワンマッチ3試合
正道ルール
外岡真徳(正道会館) 対 ディミトリー・ルネフ(極真会館)
極真ルール
沢田秀男(正道会館) 対 門井敦嗣(極真会館)
特別正道ルール
地主正孝(正道会館) 対 子安慎吾(正道会館)
も見逃せない!!!
今大会の見どころを大会が迫る9月1日に正道会館中本直樹館長代行にうかがった。
大会を前に
今はもう、後は選手が頑張ってもらうだけです。
選手は必死に戦いますから、私は環境を作るだけです。
どこの団体においても技術体系の情報が公開されている時代であり、簡単に倒されるような選手はなかなかいない。昔のような訳には行きません。
一本勝ちが続出するという訳にはいかないし、生涯教育空手、社会体育としての空手を標榜する我々としては派手で過激なものを求めている訳ではありません。
同時にルールなどが違う、キックや総合格闘技の試合に正道会館の選手が出場する馬場でも、正道会館はそのための稽古をしている者だけに、原則、許可を出すことにしています。
ただ、私たち正道会館の主催する大会としてはやらないということです。
スペシャルマッチに関して
極真ルールで門井敦嗣(極真)と戦う沢田秀男に関して
彼は横浜ですから、しばらく会ってないですが、しかし、今年の夏の総本部合宿に参加しており、それを見る限り、彼は調子は良さそうです。
彼は貪欲にこの大会に関して準備しているはずです。
正道ルールでディミトリー・ルネフ(極真)と戦う外岡真徳に関して
対戦相手のルネフについて、ファンの方々は引退した選手だと考える方もいるかも知れませんが、それは大きな誤解です。
彼は今、世界大会、全日本大会という大会には出ておりませんが、他の大会には出場しており、その実力に翳りのないことが伺えます。
外岡自身はそれを知っているし、相当なプレッシャーがあると思います。
彼はポーカーフェイスというか、悲壮感や苦しさを顔に出さない選手ですが、真剣に対策していると思います。
正道特別ルールで戦う地主正孝と子安慎悟に関して
現状の正道会館の大会のルールは、オープンの大会として、他流派の方々が参加しやすいものとするため、ルール上、正道空手独特の技術は相当封じています。
正道会館には瞬間的な掴み、投げ、崩し、捌き技、掌底押しなどありますが、それを認めると多くの他流はの方にとっては参加しづらい大会になる可能性もある。
同時に正道会館の門下生にとっても、自分たちの流派の技だけで終始するのではなく、他流派の方々と大きく交流する中で自分たちの技の範囲も広げてほしいという願いもあります。
今回は正道空手の元来の技の使用を認めます。
今回は、地主、子安、双方、正道会館の全日本で優勝経歴を持つ実力者であり、技巧派同士。
今回、三つのルールの試合を見て頂くことで、空手の技術の変遷などに関しても、選手や門下生、観客の方々にも具体的に感じて頂けると思います。
トーナメントに参加する選手たち
谷川聖哉について
今年、極真会館の世界大会という大舞台に出場させて頂く、18歳の谷川ですが、どうなるかは分かりません。
彼にとって、正道会館は内自派の大会かも知れませんが、「自派だから甘い」ということはあり得ません。
小西雅仁について
彼も表情には出すタイプではありませんが、彼は現在、正道会館の職員として勤めています。小西は会館業務を行いながら、稽古はよくやっているだろうと思います。後はモチベーションの問題ですね。
他の若い選手たちを甘く見れば、小西も危ないし、「まだまだ負けられない」という悲壮感があれば大丈夫だと思います。
土井一央について
彼は今、大阪中央南支部で指導に当たっていますから、その分、大会向けの稽古が制限されているのが見受けられると思います。その点で他の選手に比べてリスクはあると思います。
伊藤蓮について
今年の全関西大会では判定で石橋佑典に勝っていて、谷川聖哉とともに波に乗っています。
ただ大学生としての生活が始まり、練習量が十分取れているかどうかですね。
十分な練習時間が取れているなら期待できると思います。
正道会館の寮生について
今、怪我で戦線を離脱している1名以外は全員出ます。
練習量は過去の寮生たちよりは多いと思います。ただ現在の寮生は割合に軽量で、今大会は無差別の大会ですから。
今まで頑張ってきたことをどこまで出し切れるか。でかい人間はそれだけでも強いですから。
他流派の選手に関して
小野寺天汰(聖武会館)と村上祐太(岡村道場)、彼らは、この大会における勝機は十分あると思います。
彼らは、正道会館の全関西大会でも戦績を残しているし、色々な団体の大会を経験している。
経験値が沢山あり、様々な大会の中で負けない戦い方を知っている。他流派に乗り込んで戦うハートの強さも持っていますからね。
正道会館は組織が大きくなり、自派の各大会だけでも数多く、またそこで勝つことによる全日本大会への切符の問題もあります。正道会館総本部では、上級クラスに出てくる選手が全日本大会に出てくる選手とかなり被る訳ですから、お互いに手のうちを知っているし、ともすれば、緊張感のなさにつながる可能性もある。
自派の大会であるが故に正道会館勢にとってはやりにくい大会とも言えます。
参加選手全員の健闘、熱戦を心から期待します。
インタビューに答える正道会館中本直樹館長代行。
取材場所 新日本空手道連盟 正道会館 総本部
正道会館主催 第21回 全日本大会
大阪府立体育会館
平成27年9月6日(日) 午前10時予戦開始
大会当日券 2500円
Karate Super Channell
TM&SM
文・写真 不動武
© 不動武