空手仙人岸信行 人種差別 差別の悲しみ | 能城国際行政書士事務所のブログ

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岸信行の言葉 
 差別されてない人達は気楽なもんでね、好き勝手言うよ。でも差別される側はたまったもんじゃないよ。
「鼻が低い」とかね「肌が何色だ」とか、「言葉がおかしい」とかね。
そして、差別される側は、差別されてない人達が想像する以上に、繊細に痛みを受け取っている。それを耐えてはいるけど蓄積される。そして、世界の生活の中に、厳然と差別意識はある。
だから、そのうちの一人が被害に遭うと、暴動が起きる。これは暴動しやすい人種だということではなくて、溜まりに溜まったものが吹き出るということだよ。
ある時ね、アフリカ系アメリカ人の大金持ちが、手術で鼻を高くしたり、髪の毛をストレートパーマにしたり、白いファンデーションを塗ったりしてるのを、「滑稽だ」と笑っている連中がいたよ。
だけどね、差別される悲しみ、辛さは、差別されてみないと分からないよ。
(聞き書き 不動武)