ものづくりには夢がある
広島カープ優勝したみたいですね
アメリカ出張中なのでYahoo!ニュースで知りました。
広島繋がりではありますが、マツダCX-8の販売発表されました。
そのCX-8のカタログになんと弊社のボートブランドのサウザーが一緒に写っています。
と言うか写っているみたいです(^^)
実はまだフロリダなので現物はまだ確認出来ておりません(^^)
半年前にマツダさんが一度来社して社長と会って話したいとスタッフ井上から聞いた際は
そんな訳ないわ!なんか違う会社の営業やないん?
で終わってました、
だから当日は全くの普段着(^^)完全に舐めてました(^^)
広島からわざわざ遠路はるばる、岐阜の小さな小さな会社にマツダ本社の方が来て貰えた。
その名刺を確認した時に自分のラフ過ぎさを後悔しましたわ(^^)
その際にいろいろお話しを聞き、今回のカタログでサウザー450を使用したと伺いました。
夢の様なお話しでおったまげでしたね(^^)
本当ならすぐにSNSで公開したい話しでしたが
秘守義務の契約してるのでアップは駄目ですからね‼️
とスタッフ井上から念を押されていた。(^^)
ようやくこうやって書くことが出来ましたわ!
今回こうやって公開された写真をみると
今から18年位前にサウザー395を初めて一般公開した時の際に3〜4人グループの一人に
なんだ⁉️このボートカッコ悪!
絶対にチャンピオン、レンジャーのがカッコいいわ‼️
絶対にないわ‼️
と言われたことを思い出しました。
まだアルミボート全盛期であり、アメリカのバスボートはバサーには憧れのボートでしたからね。
我々のサウザー395は和製ボートでバスボートと呼んで貰えなかった。
本当に凹んだの覚えています。
サウザーを手掛けるにあたり、当時ヤマハの船外機の担当であった沢木さんと言うちょっと年配の営業マンに色んなこと相談していました。
そんな時に言われました。
青木さんボートを造るのってね、夢があるんですよ⁉️
多くの人には普段の生活には全く必要とされないボートなんだけど、
でもね!そんなボートを絶対に必要としている人って絶対に居るんですよ。
そんな人にはボート乗っみたいって夢みてる人が居るんです‼️
だからそんな人からすればボートメーカーは絶対に必要とされる仕事なんですよ‼️ってね。
実はマツダさんが来社された時に、パソコンを広げ
マツダさんの歴史から説明を受けた。
1990年代にアメリカのフォードと資本提携を結んだこと、そして離れたことなど。
その後のリーマンショックでマツダは苦しみ、それをバネとし大きく考え方を変えたと
当時の日本国内シェア、グローバルシェア率も教えて貰いました。
マツダは国内他社メーカーの様にどんどんアイテムを
増やしていくのではなく、アイテムを一気絞り控える方向へとシフトしたらしい。
それだけでなく、マツダが良いマツダが大好きと言われるマツダファンが今何をマツダに期待してくれ、何を求めているかを徹底的に調査し調べ、そして知り、まずはそういったマツダファンに満足して貰い、喜んで貰える車を徹底的に想像し作ろうと生まれ変わった!
と話して貰えた。
この話しには本当に私自身共感出来た。
正直、サウザーにも、ブラストにも、ジークラックにも厳しい時代はあるし、けして楽な経営ではない。
特に40代からはジークラックに専念しているが、近年は本当に厳しい時代が続いてた。
でも厳しい時期には厳し理由がある。
それはユーザーの笑顔が見えていない時だ。
その笑顔が想像出来なくなった時は何をやっても駄目だってことに気がついていないだけ。
これはどんな業種も同じだと思う。
壁にぶち当たるのではなく、壁を自分でどんどん壁を高くして、自分からぶち当たってるだけ。
そんな自分に気が付けない時期があったりする。
サウザーは20年近く前から弊社スタッフ全員が育ててきたブランドである。
私からしたら子供ようなものだ。
私自身40歳になった時に本社業務を離れ、子会社のジークラックの仕事をメインにしている。
そんな壁にぶち当たっている時期にサウザーがマツダさんを連れきてくれ、
こうして気がつかせくれた気がしてならない。
ボートに夢がある。
だけではなく
ものづくりには夢がある。
と…こんな形でまた気がつかせてくれた様な気がする。
まだやることがある。
まだまだやれることがある。
この姿を見ると、本当に教えられた気がするな。