Gクローラーのマテリアルが新しくなりました。
何年前かな~~猫、もといネコリグで使える
定番ワームを作ろうと言うことで
ど定番の形でGクローラー5.5インチワーム・
これは収縮チューブを入れ、ネイルシンカーを埋め込み
マス針を使用する近年、誰でもどこでも使うライトリグの
ネコリグワーム用のワームとして作った。
当時はこのワームを作るにあたり、何を語れるのか・・・(笑)
基本俺からすればさほどなかった。
でも今はある(笑)
以前のGクローラーはソルトなし
いわゆるノンソルトワーム。
日本語で言えば塩なしワーム。
で・・・今回のマテリアルは何? だが
簡単に言えば、ノンソルトワームを改め、ソルトインワームにした。
ここで終わりではない。
実は今までの弊社のワームはOEM生産という形で
協力工場にて生産を委託していた。
しかし今回のGクローラーは完全な自社生産だ!
それもあり、ここ最近は世の中のワームを手に取るたびに
口に入れ、噛んで味見をしているのだ。
塩でしょっぱいのもあれば、実は苦いのものもある。
または工業製品の油の味するもの.....
いざ口にするといろんな味がある。
あと噛んで分かったのは、意外に匂いは味と関係ない。
凄く匂いがするから、味が濃い訳ではない。
実はマテリアルを調べている内に、マテリアルに強烈な匂いを入れようと思い
エビの粉を入手した。
これはリアルなエビ(笑)
完全なエビを粉末にした食品などに使うエビの粉末だ!
ちなみに、白エビ、赤エビ、イカの3種類を入手したのだ!
これをマテリアルに混ぜ、成形したら、とんでもない匂いと
味が同時出来る訳だからね
完全に逆転満塁ホームランだと喜んで夜も寝れなったの覚えている。
が・・・・・結果から言うと
三球三振だった!!
いや、初球のど真ん中をキャッチャーフライでアウトって感じ
このエビの粉をマテリアルに入れ、社内の成形機に入れ
成形をしたら・・・
びっくりする位のエビの匂いが会社中にに広まった
女性スタッフは
なんですか? と立ち上がり、逃げ出すくらいの
悪臭だ!!
まぁ~~まぁ~~逆転満塁ホームランなら、
この位のデメリットは付き物だからね
で? 冷却してワームを手にしてみると・・・
完全な無臭(笑)
え~~~~!!
何なのこれ?って叫んだくらい!
そらそうだわ! 満塁ホームランのはずやったからね
しかし思いはむなしく、無臭のただの汚いワーム。
どうもエビが中で焦げたみたいで汚い (涙)
それでせめて味は・・・と思い、汚いワームを口にしてみた
これまた無味。
頭にきたので、その凄い匂いがするエビの粉を直接食べてみた。
これもまた無味・・・。
やはり練り込みは匂いが出にくいのは本当だったね!
それからと言うもの、匂いは俺の中からは一旦外すことにした。
そうなると残された道は 塩 だ!
やはり塩には勝てない。実は簡単に塩入りと言うが、成形上で塩入りは簡単でない。
成形の機械を購入する際も、塩を混ぜる機能などないからだ。
きっと塩入りワーム成形をする方法は各メーカーごとに異なる。
その成形方法は国内外問わず、企業秘密に近いくらいの極秘だと思う。
海外の工場も絶対に見せないし、教えない!
どいつも、こいつもけつの穴の小さな奴ばかりだ!!
でも、それではうちは困る(笑)
もちろん成形機に原液と塩を混ぜ、何度も試した。
でも塩は比重が高く、簡単に沈殿してしまう。
だから最初の成形されたワームは高度な塩入りだが、
途中から全く塩が減り、最後は完全なノンソルトワームになってしまうのだ。
これを調べるのは簡単で、冷却用の水槽にワームを入れると
一目瞭然で最初は底に沈むワームが、段々と上にサスペンド、または浮き始めるからだ。
でも諦めない性格。
誰かが作れるなら、俺でも作れるはず!
で・・・あれやこれやでいろいろ考え、ようやく安定して塩入りワームが出来る様になった
おいおい! いきなり落ち無しかよ! と思われるかもしれないが
なんせ、企業秘密なんでね(笑)
その混ぜる工程を、中国の弊社の子会社に伝え、機械を社内で作らせ
只今、生産中な訳です。
来月にも最初の2モデルのGクローラー3.8と4.8が販売される。
このモデルは数量を減らし、8本入りだが定価480円まで落とした。
誰でもが手にして貰える設定にしたかった。
このソルト入りのGクローラーだが、ちょっと極小の塩を使ってみた
細かいことで混ざりやすいメリットもあるが、加えると分るが
塩味がほんとに出やすくなっている。
バスも加えたら絶対に離さないマテリアルに仕上げれたと思っているよ(笑)
ぜひ店頭で見かけたら、手にしてやってくださね!!