最近は雨続きでジットリした季節、梅雨は家の中から紫陽花を見るなら乙なものだが、晴耕雨読とはいかない身分としては迷惑なものだ。平日に降ると通勤通学に面倒だし、休日に降ると気晴らしの外出ができなくなる。
で今週もせっかくの土日を雨に降り込められて不貞腐れ、冷食のストックもなかったんでコンビニで弁当とかおにぎりを買って済ましていた。

それが午後あたりから雨が小雨になったので、これ幸いと夕食は食堂に繰り出してカレーライスを食べる。この食堂のカレーは野菜もそうだが肉(鶏肉)がゴロゴロしてて充実感もあり、さらに500円で済むのが嬉しい。しかも具材はちゃんと煮込まれていて、芯が残っているということもない。スパイスが効き、かつ煮込みもしっかりとした日本カレーだ。まろやかかつピリリと辛いメインには箸休めが欲しくなってくるので、ついでに稲荷と野菜炒めの小鉢も買う。野菜炒めは塩味と肉や野菜の旨みがしっかりとしたやつで、稲荷はジューシーな油揚げに五目酢飯の美味しい逸品だ。日曜の気分は持ち直せたかな、というところで店を出る。デザートも欲しいなと思って帰りぎしにコンビニに行った。

この店はアイスの品揃えが良いのでよく通っている。最近は暑くなってきたせいか氷菓のようなサッパリ系がチラチラと入荷されるようになっているのだが、私の家は冬以外除湿機をかけているので、室内で食べるとなるとクリーミーなアイスクリームが好みだ。

今日はスタンダードなパピコのチョココーヒー味を買った。みなさんご存知の通り、パピコシリーズは他のアイスクリームと同じ価格帯で2本食べられるのがお得だ。小さい頃、真夏の飛行機雲を空に見送りながら食べたポッキンアイスを思い出す。

家に帰って、冷凍庫でしばらく冷やす。私はアイスクリームはキンキンに冷えた少し固めのやつが好きだ。柔らかくなったのはクリーミーで美味しいのだが、溶けてしまってドロドロになるまでが早いのでその微妙な均衡が難しい。固いやつなら、最後のあたりで一番美味しい状態になるのだ。

いざ実食。
パピコは吸い口が急に太くなる部分があるのだが、その直前までのキンキンに冷えた部分を噛み扱いて出すと、舌触り抜群のチョコレート味が味蕾細胞に触れる。コーヒーの風味というのはあまり感じられなかったが、やはり濃厚なこのアイスが大好きだと再確認。そうやって夢中になって、冷えて固まりすぎた部分を揉んだりしながら食べ進んでいくと、ラストスパートは最高のコンディションになっている。少し溶けて柔らかく、まさにアイス「クリーム」の趣となったのを食べると、えも言えぬ快感が舌を抜けていく。後味も良くこってりとしているが、しつこいところはない。グリコの優れた技術と「味」への探究心を垣間見ることのできた一品だった。