「パンドラ童話集4」
果たしてこれは童話なんだろうか?
むしろ戦記とかサーガとか綺譚とか
それともパンドラが紡ぐ御伽噺の一編だということなのかしら
久しぶりに観た「朗読劇」です
想像力がないので実は苦手な分野
チケットを取った後に「朗読劇」だと気がつきました(爆)
案の定、24日の昼の部を観た時には???????の嵐で
スクリーンにある程度の絵は映し出されるので
どういう風に進んでいるのかはわかるんですが
長い長い物語の一部分だけを
というか、おもしろいと思われる部分だけを抜き取って
さあどうぞと言われた感じで
馴染みのないキャラクターに戸惑った2時間
初回の敗因は私の「芝居の観方の難点」の最たる所で
1人を決めてそこを中心に観てしまうっていう
とりあえず決めたんですよ、「コッペリア」って
イメージ「赤」で
形勢不利になった時、パンドラに呼ばれて「今ここに」風情で現れる
サンドマンⅡ世とも面識あり
「お久しぶりでございます。ご挨拶は後ほど!!」
勝ちますとも
お逃がし申し上げますとも
余裕の自信で「後ほど」と言える
教団によって生み出され、今はパンドラに仕える麗しの人造人間
よし、これだ!!!!!!!!
…と思ったら、その後出てこなかったよ、わがいとしのコッペリア(爆)
………気を取り直して
よし、よし!!ウィールスだ!!!!
主役ゼロスの母君
母親ミーム率いるウィアド教を裏切って
敵である王家に仕えるサンドマンⅡ世と恋に落ちた女戦士
赤子であるゼロスをサンドマンに預け言う
「母親は簡単にやられるわけにはいかないの」
見た目かわいらしい中村知世さんが
意外や意外、かっちょええ女戦士となっておられる
あらちょっと朗読劇って可能性なのかも…よしよし、これだ!!!!
と思ったら、その次の登場シーンではセリフなかったよ
てかウィールス様だと気がつく前にシーンが終わったよ、オーマイガッ!!!(爆)
…………よ………よし、もうゼロスにする
主役だ、よもや私を裏切ることはあるまいて
…………と思ったらあっけなくお亡くなりに
おいまて、ちょっとまて
結局ゼロスが生まれ変わったというセージって何だったんだ?
(これは後日「カラス」だと言うセリフを聞きとった、カラス?カラスなのか、せーじぃぃぃぃ!)
パンドラはどうしてゼロスにあきたんだ?
そもなんで魔女パンドラと王家は戦っているんだっけ?
ミームはウィールスの母上で、ロゴスとエリカは兄妹で
ロゴスはミームをお祖母さまと呼び、その後お母さまと呼びかえる
なんだ、その謎?
少女のウィールスがゼロスではなく、ロゴスにお守り渡したのには何か意味があるのかい?
とかとか
誰か教えてプリーズ!!!!!
…と次回公演のお知らせの裏が白かったので書きなぐったマチソワの間
(書きなぐらずにお知らせ読んで)
まあでもなんです
当方、一旦ある程度の情報を頭に入れてしまえば
想像力はなくても妄想力は充分にある
なんだかんだで、夜の部終わる頃には土日のチケを予約しておったよ
とりあえず心に残った所を羅列していくと
今回お目当ての中村知世さんのもうひとつのメインな役はディナ
これはたぶん得意分野の「少女」です
「やどやど、ホテル」とか「おえっ」とか
「おなかがすいた、おなかがすいた、おなかがすいたーー!!」とか(どんなセリフチョイス)
とってもナイスでした
また衣装が少年風でねぇ
3日間観ましたが、1日目と3日目が良かった
1日目はちょっと透け間あるレースのトレンカなのかな
3日目は絶対領域、そこは譲れない!!なニーハイで
非常にかわいらしく、でもちょいセクシーでファンとしてはとても楽しめました(おやじぃぃぃぃ)
今回座っているのは、ふつーーーーの椅子なんですが
背の高いアンティークな椅子に座って足ジタバタさせてる…ようにも見える
そんな役作り
座ってしゃべっていても空間が見えるという、やはり舞台の女優さんなんだなーと思いました
あと「ヨミノキ」
そのヨミノキの描写をしている時がとても好きでした
どんな木なのかよくわかったもの
中村さんの「読み聞かせ」っていうのも一度聞いてみたいです
全体を通してみると、メインはゼロス役のTOMOさんと
パンドラ役の升野さんだろうと思われる
24日夜のゼロスと大楽のゼロスがとても好きだったので
この辺の「静かな」「動じない」男前道を突き進んでいただけると声フェチとしてはとても嬉しい
升野さんはどの役やってても瞬時に違う人だとわかったんで
毎回驚愕してました
んでもって最近、中村さんに並んでお気に入りの7Dのメンバー
前記の2人がちょっと調子悪いかなーと思うと俄然台頭
このこのこのこの舞台役者どもがーーー!!!!とか思ったりします(爆)
鵜飼さんのナレーションがまたとても好きで
「どうと倒れる」
この「どうと」
本で読むにつけ気になっていたこの言葉
こういう風に言うのかと思ったりしました、ああ、すっきり
ぜひ次回、鵜飼さんには「魍魎の匣」の「ほう」って笑い声
聞かせていただきたいなぁ…とかこっそりと
渡辺さんはペティとオフィリスがとても気になりました(良い意味で)
このペティ、ゼロスを「ご主人様」と呼ぶカラスなんですが
ゼロスを「相棒」と呼んでいたジェニファーの孫娘です
このジェニファー、死ぬ寸前まで
「お前がカラスなら孫娘でも嫁にくれてやったんだが」とか言ってるんで
まあ当然ペティも同じこと言われて育ってるはずで
なので世が世なら…いや、ゼロスがカラスなら自分の婿なもんで
そうそう、そんじょそこらの女には譲れないよなぁぁとかも思いました
エリカが「報酬は私自身で」お支払いとか言いだした日には
相当、羽から火を降らせたことと思われます
オフィリスは「金色の悪魔」でしたっけ
そんな風に呼ばれる双子の姉の方
ゼロスをかばって死ぬふたりですが
死ぬ時にふたり一緒なら上等…的な雰囲気があって、こちらもお気に入りでした