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…幸せじゃないのか?

浜路との再会シーン
道節にーちゃんの顔を見ると思いだしていました

「この愛に生きて」というドラマがありまして
その中で岸谷五朗さんが安田成美さんに言うセリフ

「自分とは世界が違う」「幸せであるのが当然だと思える人」が「自分の前で泣き崩れる」


…幸せじゃないのか?


初めて聞いた

それ以降も聞いたことのないような

そんなトーンだったので今でも憶えてる

小さい子が不幸な目にあうので好きな作品じゃないんだけど


そうであればいいと思っていた

もらわれていった先の両親がとても良い人で
大事に大事にされて
あの

花のような笑顔で今日も笑っていてくれればと


そうでないのはわかってて

どこかごまかしてた


その子がそこに現れて

そこにはいない人を想う


「私の…兄のような人です」

ウソダ

「許婚…でした」

イマハチガウノダ


置いていかれても尚…それでも追うか…あの日のように


あの日手放した…

おれのせいか?


浜路の不幸を自分のせいだと一身に背負った道節にーちゃんに見えた

浜路が自分に閉じ込めた想いも全て一身に


背負った上で

ねじ伏せた

「主君の仇」のために


…そりゃあ信乃様たちうちできんわ




そうか…あそこで終るはずだったんだ

信乃様と会う前、扇谷定正を斬って道節にーちゃんの復讐は終るはずだったんだ
そしたら信乃に村雨丸を返して
つまりは浜路との約束を果たして
信乃様に罵詈雑言言えたのに(←おいっ!)

でも道節にーちゃんの斬った扇谷定正は幻想妖魔だったので、復讐は終わらんくて
尚かつ信乃様にも剣を返せなくて
つまりはつまりは浜路の最期のお願い事を反故にしたまま歩きだすわけで

…そりゃ玉梓に取り込まれやすくもなろうってもんさ





うーんうーん

道節にーちゃんの方に「禁断」っぽいのがあると更にベターな気がします \(--;)

手放したくないのに自分から手放した「恋」って後引くような気がしますし
「優しかった兄はもうどこにもいない」ってやさぐれてる兄様(火遁の術を稼ぐ為の道具とかにしてるわけだし)が
浜路の最期の願いの前に「優しい兄様」に一瞬戻る


昔両手を広げて走ってきた浜路が転びそうになったら抱きとめていただろう兄様が
最期の最期も抱きとめる


なのに呼ぶのは違う男の名


最愛の女の
最期の願いの「反故」をその手に抱いて歩く



いや、違う

渡したくないのではない

全ては主君の仇の為

扇谷定正を討つが為


渡したくないのは浜路か、村雨丸か


そうして男は情念に獲り込まれる





籠山を追いつめた時、道節にーちゃんは毛野様を初めて見る訳で

動揺しなかったんだろうか?

目的を失って幼子のような顔をする毛野を見て

それでもゆっくりと眼をそらし、十一郎と玉梓を火で送る

「生きる」と決めたにーちゃんだから…

そんな道節にーちゃんも悪くない