マリアになんてなりたくないの | My Favorites

マリアになんてなりたくないの

ゝ大と伏姫と十一郎

どこに納得できていなかったのか、今わかった


やっと会えた


そんな時は首ねっこにしがみつきたいの

ずっと側にいたよって

なんで謝るのって

あなたは私を救ってくれたよって

ただ抱きしめて

ただ抱きしめられたいの


生まれついてのマリアなんていないの

ただ恋をしてるの

物分りのいい女になんかなりたくないの

でも膝を貸せといわれたらがんばるよ


だから


がんばれを求めない人がいい


「もう離れないから…ずっと側にいて…今度こそ守るから…もう…大丈夫だから」

そう言って立ち上がろうとする男がいい

そういう「あなたの御許で…」がいい


守ろうとして

最後まで守ろうとして

腕に落ちてくる男のためにならマリアにだって何だってなれるでしょう?

「行くね」って…
「もう少し待っててね」って…
そう言って静かに身体から離れられるでしょう?


十一郎もゝ大を抱きとめた時、自分の全部の力を注ぎ込もうとするのがいい

それでもゝ大の命はこぼれていくから

親兵衛が先に泣き出さなきゃ泣きたかったほど
自分よりも弱き者がいる時、人は大人にならなきゃいけない
「RAINBOW」のジョーなど思い出す

台本には書かれていただろうけど、舞台では感じられなかったジョーを

あの子も「妹」のために
「かあさんは迎えに来てくれる」をあきらめて
大人になった子でしたね


ああ、違う

書きたいのは十一郎


伏姫に偽そうと…思った時に

そっと伏姫が肩に手をかけた気がする


ずっと前から「自分の血をもってすれば」「玉梓を救える」ことはわかっていたはず

満たされて…いくことを決心したんだと思う

大切な者を守るために
これ以上、失うもののないように

この手の中にある…今失ったもの

それが最後となるように


私はそんな3人に会いたかったんだな

…てか、出来が良かったんですよ、このシーン

でなきゃこんなに早々どっぷり考えられるわけがない


そんなこんなで

ゝ大の…親兵衛を守っての笑顔はまだ保留中




さて…出そうかと思った吉谷さんへのお手紙…か、フォームからのアンケート
フォーム何文字入るかわからないし… (^^ゞ
ゝ大に関しては昨日ここに書いちゃったので、意味ないけどブログにあげて終了 \(--;)


泣いた…相当に泣かされた…シーンでもあるが、お友達ほど毎回泣いていないのはなぜだ?な「伏姫・ゝ大」のラストシーン
思います…私は「女として愛されたかったの!!!!」(by 伏姫)
いや、充分吉谷さんゝ大から「伏姫が好き」は感じてたんですけれども

義実公より「押し頂いた姫君」ってのは嫌なのー!!!
「姫君」だから助けに来たの? そうじゃないのって思えるのがいいの!

伏姫が他の男(犬だけども…てか、心折れそうな目にあっていたけれども)といるっていうだけで気が狂いそうになるくらいの恋をしていた若い金碗にいてほしいの
義実も家臣も城下の者も全ての者があきらめても、あきらめきれない恋をした金碗にいてほしいの

伏姫は「慈愛」の人になった…ならされた…その境地まで行ってしまった…人だと思うのですが
金碗は「負けん気が強い姫」だった時代をおぼえているわけでしょう?
金碗だけは伏姫をマリアにしてはいけないんです
抱かれて許されて眠る子になってはいけない
「恋をした」「人間であった」「女の子」なんです、伏姫は
…金碗の前でだけはそこに戻してあげたい
ゝ大にもそこに戻って欲しい

2人のラスト「恋をした」「若き」「2人」に会いたかったなぁ、とか

斬られて…名前を呼ばれて…そこにいるのは伏姫で(気持ち的には十一郎意識ありーの伏姫憑依だと嬉しい)
伏姫に会うまで20年以上も費やしているわけで…「やっと…会えた」わけです
台詞回しは丁寧だけど20代の若者が10代の恋人に言うような「ごめんな、守れなくて」を感じたい
「ありがたきお言葉」…主君の姫君でもあるわけだけれども…伏姫は10代の恋人でもあるんだぞ

もう次元が違う…のはわかってる
だけど自分だったら少しだけ…「俺の前では大人ぶるな」とも思う
体勢を変えますが…あれは膝に眠るために変えているわけではなく、もう1度「男として」立ち上がって伏姫の頬に触れるために
(なので体勢的希望として1度ゝ大の顔位置、伏姫より上、もしくは同じ高さで…伏姫が下から見上げるように持って行っていくと尚良し。オープニング、伏姫もゝ大の頬に手を伸ばしているのでシーン的にもシンメトリ?)

「もう離れないから…ずっと側にいて…今度こそ守るから…もう…大丈夫だから」
(↑気持ち的にはこうだと嬉しい「ずっと御身が元に」)

なのだけれども崩れ落ちて行くわけです、その手は伏姫の頬をすり抜けて

家なんて捨てればよかった、我慢なんてしなきゃよかった、手を取って逃げようって言えばよかった、追われて見つかって斬られて…まだそっちの方がよかった
それができなかった
ゝ大も信乃様も…なんて若かったんだろう…って二重の構造ですね
だけどそれはその年代じゃなきゃできない「恋」だった…っていうのが「私的好み」な構成でございました

最期まで守ろうとする男か、子供のためじゃなきゃ、そうそうマドンナなんかになってられるかい!でございます
伏姫も浜路も偉いわぁぁぁぁ、と思います




よって…すっかり私の中では「刺される事を前提の背中向け」決定な十一郎様ですが
玉梓を抱く一瞬前、くるりと回るその一瞬前に、ほんと「刹那」という時間、新兵衛を見てほしかったり
特別な子だと思うのです、八犬士の中でも十一郎様にとって

…生んだつもりはないでしょうけど