王子様は幸せでいる義務があるの
いいえ、幸せなふりをする義務があるの
昨日、私のハートにクリーンヒットした台詞
そうそう、王子と名乗るからにはそうでなければ
乙女達が舞踏会を後にして門が閉じきってしまうまでは…
昨日観てきたもの「WILDe BEAUTY ~オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子~」
例によって例のごとく、壮絶にネタバレです
ご注意下さい
さて、主演は、わたくし的に言うと「白の人・ダグバ」浦井健治さん
実はわたくし、ツインズに浦井さんのような道を歩いてほしかった
えっといわゆる「タキシード仮面からルディ」みたいな…(^^)
わたくし的ミュージカルスターの王道をきらびやかに駆け抜けてくださってる浦井さんなのであるが
そういいながら、わたくし、浦井さんの舞台を観るのは「結婚詐欺株式会社」以来だっちゅー、すんまそん
んでもちゃんと感じてきたのよ
他のミュージカルスターと同じく日々訓練はきちんとつんでいるのだけれど
でも浦井さんにしか歌えない、なんつーか「浦井テイスト」な歌?
これこれ、これだぜっ!!
私はこんな歌が聞きたいの
うまいでしょう?な歌じゃなくて
役者がその役の感情を伝えるための歌
今舞台は浦井さんのためのミュージカルだからシングルキャストだけんども
本来ダブルキャストを設けることの意味っていうか
例えば浦井さんが歌うとこうなるのか
では井上さんはどう歌うの?
きーーーーー、もう1チームのチケットも買わなければ!
ん?アッキーが歌うとどうなのよ、ええいっ!もう2チーム分くださぁい!!みたいな
誰が歌っても同じ…なら、それはダブルキャストではなくて
ちょっと豪華なアンダースタディって言うんではないかい?(ばっさり)
なので、えっとつっこみ所もありますけれど、わたくしが最近見たミュージカルの中では
「歌」的に大満足の一作となりました
実は実は1幕目はね、見えなかったんですよ
博品館、前の席との段差があまりなくて、んでもって前の方の座高がさ(くすん)
真ん中のシーンが全く観えない
なのでごめんなさい、席が後だったこともあり、えっと回りがすきっすきだったもので
休憩中に1つ横に移動しました
したら観えました
俄然、おもしろかったです2幕
浦井さんワイルドやっている時もステキだったんですが
私はボジーをやってる時が1番好きでした
んっと「太陽と月に背いて」でディカプリオくんがやっていた役
わがままで傲慢でお貴族様で、なんとも魅力的でした
繊細なオーブリーもとてもステキ
あとワイルドの初めての同性愛相手ロビー・ロスも演じていました
この演じ分け、どれもお見事
後向いて台詞言われても全部わかったもの、今誰なのか
人って例えば同じ身長、同じ体重だとしても、たたずまいって違うもんでしょ
これすごいことだと思います
んでもって足長っ!!
笠原王子の足組みに通じるものがあります
それと手が抜群に美しかったです
作品的には「オスカー・ワイルド」でイメージしたほど耽美・退廃的なものではなかったと思います
改めて倉田先生って本当に耽美・退廃にかけては一種天才なんだなって思った次第です
たぶん倉田先生だったら、もっと「近親相姦」「同性愛」がぐぐぐんとクローズアップされていたのではないかと思うのですよ
例えばオーブリーとメイベルの
例えばオスカーとその妹の
閉ざされた空間での思いとか
伸ばされた手に応えるべきなのか、あの最後の迷いの一瞬とか
妻コンスタンスや、自分に寄り添ってくれるロビーではなく
どうしようもなく、あの身勝手なボジーに惹かれてしまう所とか
今回色っぽいなと思ったのはオーブリーが姉メイベルに手を伸ばし
格子の向こうで抱きしめる所
やはり秘めたる想いの発露は、はっきり見えないのがよろしい
んで、わたくし「幸福な王子」はあまり好きではなかったことを思いだしました
人に知られず善意を、神様だけがわかってくださっていれば幸せ
そんな境地におちいったことがないのがひとつと
やるんなら1人でやりなはれ!と
あなたを愛したつばめは海を渡れずあなたの足元で冷たくなっているのだから
第一、毎日綺麗なあなたを見て幸せになっていた乙女がいたかもしれないのだし
あとワイルドで有名所では「サロメ」と「ドリアン・グレイの肖像」でしょうか
サロメは浦井さんが演じてました
二の腕出してドレスをきていましたけれど、遠めで見る分にはステキに見えましたよ (^^ゞ
「ドリアン・グレイ」はライフで見ていたので入りやすかったです
んで今回わかったのは、ワイルドって本当に元ネタがないと書けない人だったんだなぁ…と
自分をドリアンの立場に置いたり、ヘンリーに置いたりですが
自分に梅毒をうつした娼婦がシビル・ベインだったり、その娼婦には弟がいたり
あと、人は弱いんだなぁって
メイベルとワイルドは「家族の不幸は自分のせいなんじゃないか」って思う
そう思う事を免罪符にする弱さとか
この作品、主役の浦井さんがいくつかの役を兼ねるのだけれど
最後に老ワイルドに肖像画として「鏡」が贈られる
ここに映っているのは誰がいい?
ボジー?オーブリー?ロビー・ロス?
憧れた、その若さに、美しさに、傍若無人さに
なんだけれども最後にそこに、肖像画に映るのはやはり自分でなければ
1枚1枚「憧れた、でもなれなかった虚像」をはいでいく手法はとても好きでした
歌では老ワイルド役の方とクイーンズベリー侯爵役の方が「とってもミュージカル」な強弱つけててタイプでした
でも中にすっごく音が取りにくい曲もありましたね
浦井さんや池田有希子さんで聞いても、本筋のメロディがわからなかったのがあった (--;)
で、ラストは歌い上げて幕ってのが観たかったかも
なんとなくミュージカルってそうだと嬉しくないですか?
「シェイクス」でジュヒエット!を演じていた小野妃香里さんも出演されていました
歌のトーンとしてはプリンス・デマンド様くらいの低さが得意分野なのではないのかなぁ
浦井ワイルドを押し倒す手が実に男前でした
コンスタンス役の朝澄けいさんは宝塚出身の方ですね
えっと台詞の前のブレスがとっても気になりました
美しい方なので、あれなくなるともっと好きかも
さて、今回招待券が当たったんですけれども(↑招待券のわりにえらそうだな、お前)
同伴していただける方、悩みました
オスカー・ワイルドっちゅーとあれですよね、お耽美・退廃?
んでもって博品館に19時までに着ける方
とりあえず「ドリアン・グレイ」のタイトル・ロールをやった方のファンに声かけてみたんですけれども
帰り道にですね
「うちに“サロメを演じるオスカー・ワイルド”の写真があるんですが、浦井さんそっくりでしたね」
…え?あるの?“サロメを演じるオスカー・ワイルド”の写真が、お宅に?
…皆様んちにはあります?
正しい乙女のうちにはあるもんなの????
とりあえず今回は人選失敗はしていないと思いました
んでもって、お互いブツを交換しながら
「今日観た物より、耽美だと思います」
「私が渡した物も、今日観た物より退廃ってます」
…どんな2人連れだよ
とりあえず次のお休みにお預かりしたブツを見て耽美ってみたいと思います
ところで浦井さんってなんとなく村上幸平さんに似てません?
そう思って帰ったらちょうど「キューティーハニー」をやっていて
初めて見たんで、正直びっくらこきました
…蓮様、チャレンジャーやわぁ
昨日、私のハートにクリーンヒットした台詞
そうそう、王子と名乗るからにはそうでなければ
乙女達が舞踏会を後にして門が閉じきってしまうまでは…
昨日観てきたもの「WILDe BEAUTY ~オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子~」
例によって例のごとく、壮絶にネタバレです
ご注意下さい
さて、主演は、わたくし的に言うと「白の人・ダグバ」浦井健治さん
実はわたくし、ツインズに浦井さんのような道を歩いてほしかった
えっといわゆる「タキシード仮面からルディ」みたいな…(^^)
わたくし的ミュージカルスターの王道をきらびやかに駆け抜けてくださってる浦井さんなのであるが
そういいながら、わたくし、浦井さんの舞台を観るのは「結婚詐欺株式会社」以来だっちゅー、すんまそん
んでもちゃんと感じてきたのよ
他のミュージカルスターと同じく日々訓練はきちんとつんでいるのだけれど
でも浦井さんにしか歌えない、なんつーか「浦井テイスト」な歌?
これこれ、これだぜっ!!
私はこんな歌が聞きたいの
うまいでしょう?な歌じゃなくて
役者がその役の感情を伝えるための歌
今舞台は浦井さんのためのミュージカルだからシングルキャストだけんども
本来ダブルキャストを設けることの意味っていうか
例えば浦井さんが歌うとこうなるのか
では井上さんはどう歌うの?
きーーーーー、もう1チームのチケットも買わなければ!
ん?アッキーが歌うとどうなのよ、ええいっ!もう2チーム分くださぁい!!みたいな
誰が歌っても同じ…なら、それはダブルキャストではなくて
ちょっと豪華なアンダースタディって言うんではないかい?(ばっさり)
なので、えっとつっこみ所もありますけれど、わたくしが最近見たミュージカルの中では
「歌」的に大満足の一作となりました
実は実は1幕目はね、見えなかったんですよ
博品館、前の席との段差があまりなくて、んでもって前の方の座高がさ(くすん)
真ん中のシーンが全く観えない
なのでごめんなさい、席が後だったこともあり、えっと回りがすきっすきだったもので
休憩中に1つ横に移動しました
したら観えました
俄然、おもしろかったです2幕
浦井さんワイルドやっている時もステキだったんですが
私はボジーをやってる時が1番好きでした
んっと「太陽と月に背いて」でディカプリオくんがやっていた役
わがままで傲慢でお貴族様で、なんとも魅力的でした
繊細なオーブリーもとてもステキ
あとワイルドの初めての同性愛相手ロビー・ロスも演じていました
この演じ分け、どれもお見事
後向いて台詞言われても全部わかったもの、今誰なのか
人って例えば同じ身長、同じ体重だとしても、たたずまいって違うもんでしょ
これすごいことだと思います
んでもって足長っ!!
笠原王子の足組みに通じるものがあります
それと手が抜群に美しかったです
作品的には「オスカー・ワイルド」でイメージしたほど耽美・退廃的なものではなかったと思います
改めて倉田先生って本当に耽美・退廃にかけては一種天才なんだなって思った次第です
たぶん倉田先生だったら、もっと「近親相姦」「同性愛」がぐぐぐんとクローズアップされていたのではないかと思うのですよ
例えばオーブリーとメイベルの
例えばオスカーとその妹の
閉ざされた空間での思いとか
伸ばされた手に応えるべきなのか、あの最後の迷いの一瞬とか
妻コンスタンスや、自分に寄り添ってくれるロビーではなく
どうしようもなく、あの身勝手なボジーに惹かれてしまう所とか
今回色っぽいなと思ったのはオーブリーが姉メイベルに手を伸ばし
格子の向こうで抱きしめる所
やはり秘めたる想いの発露は、はっきり見えないのがよろしい
んで、わたくし「幸福な王子」はあまり好きではなかったことを思いだしました
人に知られず善意を、神様だけがわかってくださっていれば幸せ
そんな境地におちいったことがないのがひとつと
やるんなら1人でやりなはれ!と
あなたを愛したつばめは海を渡れずあなたの足元で冷たくなっているのだから
第一、毎日綺麗なあなたを見て幸せになっていた乙女がいたかもしれないのだし
あとワイルドで有名所では「サロメ」と「ドリアン・グレイの肖像」でしょうか
サロメは浦井さんが演じてました
二の腕出してドレスをきていましたけれど、遠めで見る分にはステキに見えましたよ (^^ゞ
「ドリアン・グレイ」はライフで見ていたので入りやすかったです
んで今回わかったのは、ワイルドって本当に元ネタがないと書けない人だったんだなぁ…と
自分をドリアンの立場に置いたり、ヘンリーに置いたりですが
自分に梅毒をうつした娼婦がシビル・ベインだったり、その娼婦には弟がいたり
あと、人は弱いんだなぁって
メイベルとワイルドは「家族の不幸は自分のせいなんじゃないか」って思う
そう思う事を免罪符にする弱さとか
この作品、主役の浦井さんがいくつかの役を兼ねるのだけれど
最後に老ワイルドに肖像画として「鏡」が贈られる
ここに映っているのは誰がいい?
ボジー?オーブリー?ロビー・ロス?
憧れた、その若さに、美しさに、傍若無人さに
なんだけれども最後にそこに、肖像画に映るのはやはり自分でなければ
1枚1枚「憧れた、でもなれなかった虚像」をはいでいく手法はとても好きでした
歌では老ワイルド役の方とクイーンズベリー侯爵役の方が「とってもミュージカル」な強弱つけててタイプでした
でも中にすっごく音が取りにくい曲もありましたね
浦井さんや池田有希子さんで聞いても、本筋のメロディがわからなかったのがあった (--;)
で、ラストは歌い上げて幕ってのが観たかったかも
なんとなくミュージカルってそうだと嬉しくないですか?
「シェイクス」でジュヒエット!を演じていた小野妃香里さんも出演されていました
歌のトーンとしてはプリンス・デマンド様くらいの低さが得意分野なのではないのかなぁ
浦井ワイルドを押し倒す手が実に男前でした
コンスタンス役の朝澄けいさんは宝塚出身の方ですね
えっと台詞の前のブレスがとっても気になりました
美しい方なので、あれなくなるともっと好きかも
さて、今回招待券が当たったんですけれども(↑招待券のわりにえらそうだな、お前)
同伴していただける方、悩みました
オスカー・ワイルドっちゅーとあれですよね、お耽美・退廃?
んでもって博品館に19時までに着ける方
とりあえず「ドリアン・グレイ」のタイトル・ロールをやった方のファンに声かけてみたんですけれども
帰り道にですね
「うちに“サロメを演じるオスカー・ワイルド”の写真があるんですが、浦井さんそっくりでしたね」
…え?あるの?“サロメを演じるオスカー・ワイルド”の写真が、お宅に?
…皆様んちにはあります?
正しい乙女のうちにはあるもんなの????
とりあえず今回は人選失敗はしていないと思いました
んでもって、お互いブツを交換しながら
「今日観た物より、耽美だと思います」
「私が渡した物も、今日観た物より退廃ってます」
…どんな2人連れだよ
とりあえず次のお休みにお預かりしたブツを見て耽美ってみたいと思います
ところで浦井さんってなんとなく村上幸平さんに似てません?
そう思って帰ったらちょうど「キューティーハニー」をやっていて
初めて見たんで、正直びっくらこきました
…蓮様、チャレンジャーやわぁ