オオカミカルヒト語り
…と見せかけて、たぶん朧様語り (^^)
つらつら考えるに
現オオカミカルヒト残り4人
異性として…てか、同性にしても (^^ゞ
想いを寄せるベクトルが見事に朧にも伽藍坊にも向いてないな、と
まあ現状「見るからに権力者とその愛人」オーラをあからさまに出していますけれど
あれほどエロい権力者と
色子風情も艶やかな歌舞伎者揃い踏みだと
普通、あるじゃないですか
権力者になろうともくろむ者や
密やかに権力者に一番近しい者になろうと思う者や
想いと欲を隠している野郎とか
しかし紅一点の濡羽嬢は久良鬼に片恋中だし
捨吉は久良鬼大好きと見せかけて「楽なのはこっち」と実に正しい乙女な選択をしているし
凶もノン気と見せかけて一線越えるかは捨吉の♪の付き具合…くらいには捨吉ラブだし
久良鬼は爛育てるのでいっぱいいっぱいだし、てか人間の女より狼の娘っこかよ!みたいな
たぶんこの面子になるまでにはすったもんだがあったとは思うのですよ
朧と伽藍坊は旅の宿で一緒になったのかもしれない
「狼に親を殺された」のだけれど
「狼憎し」も「狼怖し」も映さないその虚無な瞳に興味を持ったのかもしれない
移る先々で金を生む木の朧様ですから、そうそう旅一座が手放すとも思われないので
その宿は金色の眼の狼に襲われたかもしれない
そうして朧は夜毎に色を売らなくてもよくなって
伽藍坊はいつか自分を殺すかもしれない鉄扇や銃の使い方を教えていって
仲間が増えて、また減って
基本は2人、伽藍坊と朧
久良鬼が凶くらいの実力であれば
自分より強い男でなければ
もしくは隠している秘密…つまりは朧が久良鬼の弱みをひとつつかめれば
もう少し続いていたかもしれません、あの面子での旅
んで、思うにつけ
「何かありました」って顔して「なんでもありません」って通りすぎようとする奴を楽にしてやるには
後から「むぎゅっ!」は有効よね (^^)
襟元からすっと肌に触れてやるっていうのも朧にとっては
「溺れて喋ってしまった」という実に言い訳しやすい状況作り
「溺れさせる」も「溺れたふり」も2人で作り上げた暗黙のルール
朧に語らせようとか黙らせようって時は
何気に触れてた気がする伽藍坊様です
伽藍坊の前ではそんな身体を恥じてる風を装ってくれると尚良し…てか萌え~かもしれません(←戻ってこーい!)
所詮はぬぐいきれませんけれど
だって戦っている時の朧様は如実に出ていますもの
艶やかに狂気をただよわせ
誘うような色気がある殺陣って大好き
…
だんだん、ブログが危ない方向に向かっている気がする今日この頃です
いつかひっそり閉じられていたら「世間に負けた」と思ってください
本日はオオカミカルヒト語りでした
…間違ってはないでしょ
■追記
例えばある日
とある宿で
身体のやたら大きな御坊から、いきなり押し入れの中に放り込まれたとして
当然「ふざけるな!」てな事になりまして襖を開けようとした刹那
響きわたる遠吠え
「狼憎し」も「狼怖し」もないけれど
その声だけは潜在的に植えつけられた恐怖
物心つく前の唯一の記憶
身を縮めて、耳を塞いで、声を殺して
きっとそんなに長い時間じゃない
なんだけど気がふれるには充分なその一歩手前に
扉は開かれる
春の陽射しの中に導かれる、大きな手に包まれて
足元の惨劇はきっと櫻が隠してくれるだろう
それは、十数年前に食い殺してやらなかったものへの贖罪か憐れみか興味か
今更知るすべもないけれど
きっとそれは朧にとってはどうでもいいお話
さてさて
そろそろやめておかなければ
彼の君への帰り道をわすれぬうちに