ライカンスロープ
千秋楽を観て参りました
さて、今回は「朧様ーーーー!
」な感想となります
ご了承くださいませ
だって千秋楽…完璧でございましたのよ
作品も朧様も
いや、たしかに1曲全部使ったよ
ミチが風になる所はちと長かったよ
1列目で全部見えているのに、そう感じるんだから
本日もF列とC列では確実に違うと思う、感じ方が
それでもそれを補って余りある何かがありました
うん、後先の生活考えずDVD予約に走ったもん
現在お金はない、ほんとにない
「RAINBOW」の時の次くらいにきっとない
6月に送料払えばその時買えるとわかった上で待てなかった
発売と同時にほしかった
前日撮ったとなりゃ尚のこと
そんな千秋楽となっておりました
オープニングで鳥肌たったもん
タイソンさんの登場から吉谷さんが人狼化する所で
あとエンディング
舞姫達の踊りで全てが浄化されていった
本当にこの姫達で「魔界爆発」をやり直してくれないだろうか?
妹姫の嫉妬を、ひいては私の醜い部分をきっと風と共に全部引き受けて冥界に帰っていくだろうよ
姉姫と侍女達は
切に願う
あとできればミチのラストシーン
抱きついて、久良鬼が抱き返して
その腕の中で崩れ落ちてほしかった、女の夢ですもの
心が通じ合えた、瞳と瞳を見交わして…その瞬間の別れがほしいの
あと風になる前、あんなに引き伸ばすんだったら
口づけのひとつもしてくれや
幼い恋の最初で最後のキス…ええ、女の夢ですわ
さて本日の主役
私にとっては朧様、そして相方タイソンさん
昨日の朧様にはきっちり彼のバックボーンが見えました
妄想とお笑いなされてお付き合いくださいませ
親なり連れ合いなりを殺されたオオカミカルヒトが揺らぐことなき憎しみを狼にぶつける中で
彼だけはきっと人に知らされた事実
実体のない現実
それくらい幼い頃に起こった出来事
守ってくれるものもなく
そんな存在を知るすべもなく生きるために幼い頃より春をひさいだ歌舞伎者
たぶん彼だけは
狼憎しが動機じゃない
愛されたいと願う子供の…子供達の想いが絡ら廻る
幸せはそこにあったのに
伽藍坊が狼でも人でもどちらでも関係なく欲する想いがきしむほどあったのに
狼、人間、そのどちらの血も混じっていることに一番囚われていたのは伽藍坊で
なのでミチの「狼と人間は憎しみあわんでもいいのに」ってセリフに
ゆっくりと伽藍坊の呪縛がとけてくれればいい
だって
狼と人間
ねえ、ミチと久良鬼の間に生まれた子のようなものでしょう?
だからそこに母と父を見てくれればいい
そしてゆっくりと眠りにつければいい
次に目覚めた時、自分に正直に、隣で同時に目覚めた人の手を取れたらそれでいい
千秋楽のタイソンさんは、そりゃあエロくて哀しかったです
ああ、違う
私が話したいのは朧様
昨日は朧様席だったの(しかも風のダンスでは明熙さん席、ワンダホー!!)
15日でも十分に妖しく美しい方だとは思ったのだけれど
千秋楽はそれプラス
凄烈さと狂気と艶と男の色気と子供の哀しみってやつをしょってやってきました
ブラボー朧様
目が離せませんでしたことよ
見た目にだまされちゃいけません
たぶん久良鬼が来るまで誰よりも強かった男
それ相応の努力も芸も身につけてきた男とお見受けしました
ただひたすら伽藍坊のために
戦う時の眼が違う
狂気の先にあるものは伽藍坊の腕だもの
自分だけを見つめる顔だもの
伽藍坊が望むものの先だけを見て走る朧だもの
きっと久良鬼だけではなく
伽藍坊が目をかけるもの
それとなく排除してきた感ありではなくて?
油断したふりしたりとか、決して初めてではないでしょう?
きっとそのことで伽藍坊が引き裂いた人間もいたでしょう?
あなたはそれを証だと、それほど目の先には伽藍坊しかいなかったのではなくて?
15日に感じた疑問
朧の伽藍坊に対する気持ちは真実の愛や?打算や?
千秋楽には「愛」以外のなんぞや、と思いましたもの
どうぞ腐女子と思いくださいませ
伽藍坊と出会ってから数年間、きっと無償の愛を注がれた
朧にとってはそれは初めての事だったと思う
なので伽藍坊に求められた時にはきっと嬉しかったと思うのだよ
渇ききった砂漠が1滴の水を知ってしまったら、もう求めるしかないのだと思うの
伽藍坊が全てだと思えるほど
なぜ狼を狩りつくさねばならないのか
意味などいいの
伽藍坊の理念を聞くときの朧の瞳には輝きにそれが現れていたから
彼の言葉が、彼の存在が、彼が
全てだと
朧にとって「信じられないこと」は
「伽藍坊がライカンスロープだったこと」ではなく
「伽藍坊が自分ではなく爛を求めること」
せつないほどに
気になっていた作り物の「あはん」は鳴りを潜め
「僕が油断したから」もほんに自然
艶はあるけど、それが常に男の色気であるのが尚良し
ミチを捕えて鎖で連れてきてからの
久良鬼との立場の逆転も麗しく
殺陣で乱れた髪も、羽織のはだけも直さず確信犯的に誘う
本当に完璧な朧様でした
とにかく今は朧様祭り
たぶん3月8日までは絶賛開催中
私は本当に「自分を美しい」と認識した上で
驕り高ぶることなく武器として使いこなしている役者がとても好き
表情のひとつひとつに感情が揺れる
ああ、この作品、フラット最後列で観ちゃいけないのよっ!!
15日に観えなかった「伽藍坊から銃を渡されて、それを教わる」シーン
その銃で懐深く飛び込んで引き金を弾き続けた朧と
自分の拳で突き殺した朧の上に倒れこむ伽藍坊ってある意味心中ちゃうの?
私はちょっぴり救われた気がしたのだけれど
ああ、お願い、司令塔
ナンパしてっ!!!!!!!
カーテンコールで降った紙吹雪を拾ってふぁさー振りまいてるお姿も
鉄扇でひらひらさせてる立居振舞も
ちょっくら涙目になっているかわゆらしいお顔も
ひじょーーーに好みでございました
エレキ隊、何も知らなくとも
たとえ年寄りであろうとも参戦可とのことですので
いずれ御目文字いたします
その前に欲しいよ、バースディDVD「俺、誕生」
そうそう、日替わりネタではまずダイダラボッチ
15日は凶くんが取りに行きましたが
楽では渡した方が後にバトン、どんどん後方に(グッジョブ)
「ダイダラボッチ、見えなくなっちゃったよ…よし戻って来い、空気読め!」
という凶くんの元へてくてく戻ってくるダイダラボッチ
良い子です
狼達の遊びネタは15日は「モミモミ、キュッ!」でヒップをキュッってあげてたんですけど
楽は「モミモミ、シュッ」(←かな?)で両手をおでこに当ててました
紫藤の好きな言葉は「千秋楽」
あとカーテンコールではける時、捨吉さんが赤い紙をふり撒いておりました
楽と言うことで佐々木さんが登場
「楽なので役者紹介を…長くなっちゃうので申し訳ないのですが」
と非常に低姿勢、かわいかったです
舞台に上がる前に舞台下で靴を脱ぎましてね
「ああ、柄谷さんと同じことするー!」と思ってなんだか嬉しくなりました
上がりかけて…戻って靴を揃える…ってことは柄谷さんはしなかったけんども
個人的にもぎりにゴリゾーさん、物販に押田さんがいたのも
ひじょーーーーにラッキーポイントでした
さて、昨日あそこにいれたこと
感謝します
友達とも話したんですけれどね
その劇団にとって「はずしちゃいけない作品」ってのがたまにある
個人的に言うと
アクサルの「初演・最遊記」「PEACE MAKER」
ライフの「初演・OZ」(←だから個人感想です、たぶん正しいのは「初演・LILIES」とか「死の泉」)
つか先生では「平栗さん演じる所の幕末純情伝」「大分でやった銀ちゃんが逝く」
(↑なんてピンポイントな個人的趣味)
キャラメルでは「風を継ぐ者」
そして30-DELUXでは「オレノカタワレ」
今回の「ライカンスロープ」にもそれを感じましてよ
afro13、ハードル上げて初見参
どうぞ次回も軽々と飛び越えてくれますよう
隅から隅までずずずいーーと(ちょん!)御願いたてまつりますーーー!
さて、今回は「朧様ーーーー!

ご了承くださいませ
だって千秋楽…完璧でございましたのよ
作品も朧様も
いや、たしかに1曲全部使ったよ
ミチが風になる所はちと長かったよ
1列目で全部見えているのに、そう感じるんだから
本日もF列とC列では確実に違うと思う、感じ方が
それでもそれを補って余りある何かがありました
うん、後先の生活考えずDVD予約に走ったもん
現在お金はない、ほんとにない
「RAINBOW」の時の次くらいにきっとない
6月に送料払えばその時買えるとわかった上で待てなかった
発売と同時にほしかった
前日撮ったとなりゃ尚のこと
そんな千秋楽となっておりました
オープニングで鳥肌たったもん
タイソンさんの登場から吉谷さんが人狼化する所で
あとエンディング
舞姫達の踊りで全てが浄化されていった
本当にこの姫達で「魔界爆発」をやり直してくれないだろうか?
妹姫の嫉妬を、ひいては私の醜い部分をきっと風と共に全部引き受けて冥界に帰っていくだろうよ
姉姫と侍女達は
切に願う
あとできればミチのラストシーン
抱きついて、久良鬼が抱き返して
その腕の中で崩れ落ちてほしかった、女の夢ですもの
心が通じ合えた、瞳と瞳を見交わして…その瞬間の別れがほしいの
あと風になる前、あんなに引き伸ばすんだったら
口づけのひとつもしてくれや
幼い恋の最初で最後のキス…ええ、女の夢ですわ
さて本日の主役
私にとっては朧様、そして相方タイソンさん
昨日の朧様にはきっちり彼のバックボーンが見えました
妄想とお笑いなされてお付き合いくださいませ
親なり連れ合いなりを殺されたオオカミカルヒトが揺らぐことなき憎しみを狼にぶつける中で
彼だけはきっと人に知らされた事実
実体のない現実
それくらい幼い頃に起こった出来事
守ってくれるものもなく
そんな存在を知るすべもなく生きるために幼い頃より春をひさいだ歌舞伎者
たぶん彼だけは
狼憎しが動機じゃない
愛されたいと願う子供の…子供達の想いが絡ら廻る
幸せはそこにあったのに
伽藍坊が狼でも人でもどちらでも関係なく欲する想いがきしむほどあったのに
狼、人間、そのどちらの血も混じっていることに一番囚われていたのは伽藍坊で
なのでミチの「狼と人間は憎しみあわんでもいいのに」ってセリフに
ゆっくりと伽藍坊の呪縛がとけてくれればいい
だって
狼と人間
ねえ、ミチと久良鬼の間に生まれた子のようなものでしょう?
だからそこに母と父を見てくれればいい
そしてゆっくりと眠りにつければいい
次に目覚めた時、自分に正直に、隣で同時に目覚めた人の手を取れたらそれでいい
千秋楽のタイソンさんは、そりゃあエロくて哀しかったです
ああ、違う
私が話したいのは朧様
昨日は朧様席だったの(しかも風のダンスでは明熙さん席、ワンダホー!!)
15日でも十分に妖しく美しい方だとは思ったのだけれど
千秋楽はそれプラス
凄烈さと狂気と艶と男の色気と子供の哀しみってやつをしょってやってきました
ブラボー朧様
目が離せませんでしたことよ
見た目にだまされちゃいけません
たぶん久良鬼が来るまで誰よりも強かった男
それ相応の努力も芸も身につけてきた男とお見受けしました
ただひたすら伽藍坊のために
戦う時の眼が違う
狂気の先にあるものは伽藍坊の腕だもの
自分だけを見つめる顔だもの
伽藍坊が望むものの先だけを見て走る朧だもの
きっと久良鬼だけではなく
伽藍坊が目をかけるもの
それとなく排除してきた感ありではなくて?
油断したふりしたりとか、決して初めてではないでしょう?
きっとそのことで伽藍坊が引き裂いた人間もいたでしょう?
あなたはそれを証だと、それほど目の先には伽藍坊しかいなかったのではなくて?
15日に感じた疑問
朧の伽藍坊に対する気持ちは真実の愛や?打算や?
千秋楽には「愛」以外のなんぞや、と思いましたもの
どうぞ腐女子と思いくださいませ
伽藍坊と出会ってから数年間、きっと無償の愛を注がれた
朧にとってはそれは初めての事だったと思う
なので伽藍坊に求められた時にはきっと嬉しかったと思うのだよ
渇ききった砂漠が1滴の水を知ってしまったら、もう求めるしかないのだと思うの
伽藍坊が全てだと思えるほど
なぜ狼を狩りつくさねばならないのか
意味などいいの
伽藍坊の理念を聞くときの朧の瞳には輝きにそれが現れていたから
彼の言葉が、彼の存在が、彼が
全てだと
朧にとって「信じられないこと」は
「伽藍坊がライカンスロープだったこと」ではなく
「伽藍坊が自分ではなく爛を求めること」
せつないほどに
気になっていた作り物の「あはん」は鳴りを潜め
「僕が油断したから」もほんに自然
艶はあるけど、それが常に男の色気であるのが尚良し
ミチを捕えて鎖で連れてきてからの
久良鬼との立場の逆転も麗しく
殺陣で乱れた髪も、羽織のはだけも直さず確信犯的に誘う
本当に完璧な朧様でした
とにかく今は朧様祭り
たぶん3月8日までは絶賛開催中
私は本当に「自分を美しい」と認識した上で
驕り高ぶることなく武器として使いこなしている役者がとても好き
表情のひとつひとつに感情が揺れる
ああ、この作品、フラット最後列で観ちゃいけないのよっ!!
15日に観えなかった「伽藍坊から銃を渡されて、それを教わる」シーン
その銃で懐深く飛び込んで引き金を弾き続けた朧と
自分の拳で突き殺した朧の上に倒れこむ伽藍坊ってある意味心中ちゃうの?
私はちょっぴり救われた気がしたのだけれど
ああ、お願い、司令塔
ナンパしてっ!!!!!!!
カーテンコールで降った紙吹雪を拾ってふぁさー振りまいてるお姿も
鉄扇でひらひらさせてる立居振舞も
ちょっくら涙目になっているかわゆらしいお顔も
ひじょーーーに好みでございました
エレキ隊、何も知らなくとも
たとえ年寄りであろうとも参戦可とのことですので
いずれ御目文字いたします
その前に欲しいよ、バースディDVD「俺、誕生」
そうそう、日替わりネタではまずダイダラボッチ
15日は凶くんが取りに行きましたが
楽では渡した方が後にバトン、どんどん後方に(グッジョブ)
「ダイダラボッチ、見えなくなっちゃったよ…よし戻って来い、空気読め!」
という凶くんの元へてくてく戻ってくるダイダラボッチ
良い子です
狼達の遊びネタは15日は「モミモミ、キュッ!」でヒップをキュッってあげてたんですけど
楽は「モミモミ、シュッ」(←かな?)で両手をおでこに当ててました
紫藤の好きな言葉は「千秋楽」
あとカーテンコールではける時、捨吉さんが赤い紙をふり撒いておりました
楽と言うことで佐々木さんが登場
「楽なので役者紹介を…長くなっちゃうので申し訳ないのですが」
と非常に低姿勢、かわいかったです
舞台に上がる前に舞台下で靴を脱ぎましてね
「ああ、柄谷さんと同じことするー!」と思ってなんだか嬉しくなりました
上がりかけて…戻って靴を揃える…ってことは柄谷さんはしなかったけんども
個人的にもぎりにゴリゾーさん、物販に押田さんがいたのも
ひじょーーーーにラッキーポイントでした
さて、昨日あそこにいれたこと
感謝します
友達とも話したんですけれどね
その劇団にとって「はずしちゃいけない作品」ってのがたまにある
個人的に言うと
アクサルの「初演・最遊記」「PEACE MAKER」
ライフの「初演・OZ」(←だから個人感想です、たぶん正しいのは「初演・LILIES」とか「死の泉」)
つか先生では「平栗さん演じる所の幕末純情伝」「大分でやった銀ちゃんが逝く」
(↑なんてピンポイントな個人的趣味)
キャラメルでは「風を継ぐ者」
そして30-DELUXでは「オレノカタワレ」
今回の「ライカンスロープ」にもそれを感じましてよ
afro13、ハードル上げて初見参
どうぞ次回も軽々と飛び越えてくれますよう
隅から隅までずずずいーーと(ちょん!)御願いたてまつりますーーー!