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charge、最高っ!!!

ということで、「ライカンスロープ」東京公演2日目は

「え?chargeに初の男性ゲストって公演やんね?」 あせる

…っちゅーテイストになっておりました、がんばれ男子

たぶん…私のいけない癖で
感想拾いすぎて、またまた空想力が上を行っておって

きっと

伽藍坊がえっれーせつないことになっているのではないか!!!
と思いすぎていた

「俺は狼か、人か?
それより何故俺を生んだ
守りきれないのなら、一人残していくのなら、なぜ俺に生を与えた」
ちゅー話の展開になるのではないかと

BLチックとも聞いていたので
伽藍坊が朧を抱くのは
「子供を宿す」という「過ち」を潜在的に恐れていた…てな

そう、過ち

父を母を殺した人間も狼も滅びてしまえと思っているが
またその父や母をも憎んでいる、心のどこかで

子供ってどこまでも理不尽じゃないですか
例えば自分をかばって親が死んだとしても
それがわかっていたとしても
愛されるべき時に、守られるべき時に親がいない
俺が1人残されたらどんな目に合うかはわかっているだろう、と
だったら生むな、と、私が伽藍坊ならきっとそう思う

そう思われても母親はきっと生むのだ
そして子供をかばって死んでいくのだ
その覚悟のための十月十日だと思うのだけれど

なんてことを思って劇場入りしたもので
なんとのう上っ面をすべっていく
男性演出家の時に感じるあのもどかしさ

もう少し削って
もう少し踏み込めば

これ相当泣けまっせ


まず狼の最初の遊びのシーン
ミチに消えることを教えるシーン
爛との出会いのシーンの前ね
あれ、少し長い

久良鬼のミチの最後の戦い
あれもフルコーラスは長い

あとですね、シアターVアカサカ
本日フラット席最後列F列で観劇だったのですが
前の男子が前のめりでね、座る芝居をやられるともう全く見えないわけです

なのでミチが死んで風になるまでのフルコーラスも
久良鬼のすすり声のみが前から聞こえる
これ…思いっきり現実に戻りました

なので我らの舞姫達が風になって現れた時
「これこれこれよっ、これを魔界爆発で観たかったのよーーーー!」
とか思うまでさめておった
だって何も見えない3分って長いでーーーー!!


でも、でもでもでも

本当におもしろかったよん
私、ここのお芝居好きです
余裕があればまた来る
なんだけれども本日の所ではアクサルに初めて出会った時のような

「なんじゃこりゃーーーー!また明日も何があっても観にこなければー!!」

て、まではにはいたりませんでした


さて、後日修正は入れるとして
思いつくまま個人語りを

まず主役…そして司令塔…に行く前に

…わたくし、「お気に」は朧ちゃん、山本卓さんですわーー!!ラブラブ
アンケートにも「美しくて悪い男が好きだから」と書いておきました

だからもっともっと悪くてよろしくてよ

彼が鉄扇を誰よりも使えるようになる前の
鉄砲を持つ前の
そんな美しさゆえのバックボーンを感じさせてくださってよろしくってよ

ええ、ご遠慮なさらずに
できりゃアッシュなみに創りこんでいただきたい

んで狙った「あはん」は入りません
あくまでも美しく悪い「男」でいてほしいの
媚は売るけど感じはしない…そんな悪さをよろしく

そんな男が最後、金色の眼の狼の懐に飛び込んで引き金を弾き続ける
そーゆーのが見たいの

んでもって高笑いを続けたまま舞台をはけてくださったらもう最高!!

…いや、好きなんですってば、この方、本当に
マジ妖しくて美しいの
役者って「武器」をひとつでも多く携えたもんが勝ちだと思ってますもの
「男の美貌」という武器を、わりきって上手に使える男子はとても好きです
だって「及川健さんが出てるーー?」とか思わせる美貌の持ち主なんて、そうはいませんでしょう?


似てると言えば

主役の久良鬼:我妻誠さん
途中まで「CCB出てるーー!!」と心の中で叫んでいたのは秘密です
途中から「いりたにーやん出てるーー!!」と思ったのは秘密じゃないけど
「いりたにーやんでえーやん!!」とか思ったのは秘密にしといた方がいいでしょうか?
メガネメガネのシーンはちと長すぎ


爛役の蒋筱茹さん
ごめんなさい、私はダメでした
顔も苦手であるかもしれないのですが
いや、たぶん表情

私、たぶんこの爛ちゃんに「聖少女」を感じたい
生まれついての白、愛されるべき者、守られるべき者
兄が全ての黒を引き受ける少女
孤独な魂が全てのものを投げ出しても手に入れたい少女

美人であれ、と言うてるのではないのです

他の役者に甘えない「確固とした白」が欲しいのです

んと、古い話ですが「夢の遊民社」時代の「半神」の竹下明子さんのマリアみたいなもんです
イメージは
ね、美人じゃないでしょ?
…古すぎてわかりませんね、すみません


凶役の松崎さんも山本さんと同じく「エレキ隊」なのですね
今度調べてみます
前説ではどうなることかと思いましたが
芝居に入ったらすごいステキでした


charge組は

ミチ役の浦田さんは文句なくかわいかったです
なのでこのミチまでもが守る立場になってしまう爛がとても大事だと思うのです
順和さんの「火」
明熙さんの「風・踊り」は納得
松本さんと浦田さんの走るシーンもすばらしく
どんだけ体力と演技力のあるねーさん達やっ!と惚れ直したり

谷さんの歌はすごくステキでした
「刀」の部分がもう少し際立つとステキ

ミナ役の砂田さんも「笑顔」とあるからには
そういうシーンが欲しいなぁ


紫藤役の吉谷さんは腹筋がステキでした
ただ本日は…うん、アクサルのメンバーが斬り合いで負けちゃいかん
勝負に勝て、というのではなく…気迫というか所手というか
殺陣はある意味アクサルの売りでもあるので
うん、そこんとこで負けちゃいかんのです


タイソンさんはさすがでございました

でももっともっとエロくていいの
もっともっと淋しくていいの
そしたら今の強さがもっともっとせつなくなると思います


さて次回は千秋楽19日
3列目と安心しきっておりましたが
C列が最前列よ!!!!

吉谷光太郎、何してくれるねん!!!
その運をアクサル公演によこさんかいっ!!!(^^ゞ

これからご覧になる方、覚悟をきめていらっしゃってくださいませ
先行、たぶんえー席くれてまっせ!!(^_-)-☆