鬼のみせる夢とは
なんと甘美で優しくて
そして同時に残酷でもあることか
見て参りました、ゲキ×シネ「朧の森に棲む鬼」
もとよりあの力の時代に
言の葉だけで生きてきた男が村から追い出されれば
そこはもう追いはぎに会うか
戦いに無意味に巻き込まれるか
はたまた森にて行き倒れるか
どちらにしてもそう長くは生きてはいけないのだけれど
最後に男が夢見たものは
高貴な女を手に入れて
身分高く登りつめて
たとえこの森で死ぬにしろ
孤独のうちに誰にもかえりみられることもなく髑髏になり果てるのではなく
あまたの者と斬りあって
この森にのみこまれるのではなく
俺がこの森をのむこむのだと
大見得きって死んでいきたい
その夢は、きっと
その男が最後に持っていた「大切なもの」
それを差し出すことさえできれば、いつまでも見続けられるのだ
なんだけど
その森に眠る髑髏の数だけ
人は差し出せないのだ、心のどこかで「大切なもの」を
そんな時代のお話
今日も朧の森は待っている
迷うことなく「大切なもの」を差し出せる人間を
そして大きな夢をつむぎだし楽しませてくれる者を
しかし昨今
そもより大切なものを持たなくて
大きな夢など見れないやからが増えていて
森は退屈をはじめているのかもしれない
さて、染様
賛否両論ありましょうが
わたくし、染様と新感線のコラボ、決して嫌いではありません
むしろ好き
だっていると思わせるもの
「なんで俺の時代にやりやがらなかった」そう言ってる先輩歌舞伎役者とか
「なんで俺じゃねえんだよ」そう言ってる同年代歌舞伎役者とか
「いっつか俺がやってやる」と思ってる後輩歌舞伎役者とかが
ある意味、歌舞伎よりあってんじゃねーのか
とか言いたがる私のような奴が出てくるのが痛し痒しですが
んでやっぱり
圧倒的な力を見せつけたのが、ぷーさん
…もとい…古田さんと高田さん
高田さん…いつの間に一人身にかえってたんです?
…もおいときまして
いや、鬼気迫ってましたよ
恋に溺れやすい女といたしましては
DVDなど手に入れて、日々身を律したいなどと思いましたが
DVD代を稼ぐやいなや、全部奪い取っていく男に惚れ続けていまして
なんともはや…な状態です
オオキミの方があなたを大事にしてくれるのに
オオキミはわかっていて、あなたのために毒をあおってくれるのに
それでも
その喉に更に毒を流し込むほど
人を恋うるシキブは
とても愚かで、そしてせつなかったです
そして古田さん
登場シーン、片袖脱いでいるんですよね
彼の背に潜むもの
それを知ってしまった時、なんともステキな伏線じゃねーかとトキメキました
んで
合間に見せる表情がめっさラブリー
最高に好きなのはツナに「兄妹だったんだ」と言われる所
…その笑顔、薬師丸ひろ子入ってますよ、古田さん
「てへっ!」な笑顔は最強です
さて、本日見終って
やはりわたくしはアクサルが好き
なんだけれども
果たしてあの舞台にあげられたとして
うちの子達がどんだけ印象を残せるのか…
果てしなく不安になるだろうなぁ…とも感じたゲキ×シネでもありました
映像で見てこんだけすごいんだから
劇場で見たらものすごいんだろう
わたくし、何度か拍手しかけましたもん、本日
同じ日に公演をやられたら、間違いなく私はアクサルを観にいく
なんだけれども
圧倒的な力の差はある
今はまだ
せめて芝居に関してだけは
「好きだから、あなたが1番」なんて溺れ方しないでいられますように
さてさて
写真は全く関係なく
今のバルト9です
そして同時に残酷でもあることか
見て参りました、ゲキ×シネ「朧の森に棲む鬼」
もとよりあの力の時代に
言の葉だけで生きてきた男が村から追い出されれば
そこはもう追いはぎに会うか
戦いに無意味に巻き込まれるか
はたまた森にて行き倒れるか
どちらにしてもそう長くは生きてはいけないのだけれど
最後に男が夢見たものは
高貴な女を手に入れて
身分高く登りつめて
たとえこの森で死ぬにしろ
孤独のうちに誰にもかえりみられることもなく髑髏になり果てるのではなく
あまたの者と斬りあって
この森にのみこまれるのではなく
俺がこの森をのむこむのだと
大見得きって死んでいきたい
その夢は、きっと
その男が最後に持っていた「大切なもの」
それを差し出すことさえできれば、いつまでも見続けられるのだ
なんだけど
その森に眠る髑髏の数だけ
人は差し出せないのだ、心のどこかで「大切なもの」を
そんな時代のお話
今日も朧の森は待っている
迷うことなく「大切なもの」を差し出せる人間を
そして大きな夢をつむぎだし楽しませてくれる者を
しかし昨今
そもより大切なものを持たなくて
大きな夢など見れないやからが増えていて
森は退屈をはじめているのかもしれない
さて、染様
賛否両論ありましょうが
わたくし、染様と新感線のコラボ、決して嫌いではありません
むしろ好き
だっていると思わせるもの
「なんで俺の時代にやりやがらなかった」そう言ってる先輩歌舞伎役者とか
「なんで俺じゃねえんだよ」そう言ってる同年代歌舞伎役者とか
「いっつか俺がやってやる」と思ってる後輩歌舞伎役者とかが
ある意味、歌舞伎よりあってんじゃねーのか
とか言いたがる私のような奴が出てくるのが痛し痒しですが
んでやっぱり
圧倒的な力を見せつけたのが、ぷーさん
…もとい…古田さんと高田さん
高田さん…いつの間に一人身にかえってたんです?
…もおいときまして
いや、鬼気迫ってましたよ
恋に溺れやすい女といたしましては
DVDなど手に入れて、日々身を律したいなどと思いましたが
DVD代を稼ぐやいなや、全部奪い取っていく男に惚れ続けていまして
なんともはや…な状態です
オオキミの方があなたを大事にしてくれるのに
オオキミはわかっていて、あなたのために毒をあおってくれるのに
それでも
その喉に更に毒を流し込むほど
人を恋うるシキブは
とても愚かで、そしてせつなかったです
そして古田さん
登場シーン、片袖脱いでいるんですよね
彼の背に潜むもの
それを知ってしまった時、なんともステキな伏線じゃねーかとトキメキました
んで
合間に見せる表情がめっさラブリー
最高に好きなのはツナに「兄妹だったんだ」と言われる所
…その笑顔、薬師丸ひろ子入ってますよ、古田さん
「てへっ!」な笑顔は最強です
さて、本日見終って
やはりわたくしはアクサルが好き
なんだけれども
果たしてあの舞台にあげられたとして
うちの子達がどんだけ印象を残せるのか…
果てしなく不安になるだろうなぁ…とも感じたゲキ×シネでもありました
映像で見てこんだけすごいんだから
劇場で見たらものすごいんだろう
わたくし、何度か拍手しかけましたもん、本日
同じ日に公演をやられたら、間違いなく私はアクサルを観にいく
なんだけれども
圧倒的な力の差はある
今はまだ
せめて芝居に関してだけは
「好きだから、あなたが1番」なんて溺れ方しないでいられますように
さてさて
写真は全く関係なく
今のバルト9です