少し前まではパーフェクトだと思っていたサテライトでの孵化~稚魚の飼育












水流を強くできないことからか、藻の発生が課題となってしまいました


先日の記事の通り、孵化までは順調なのですが、狭いサテライトでは稚魚が過密になってくると、稚魚同士の縄張り争いから死亡するものが増えてしまいました


追い込まれて考えた作戦が












水槽で孵化させちゃえ!でした


ヒーターによる加温












エアレーションを兼ねた底面濾過












卵が入り込まない微粒ソイル












底面濾過のスリットが目詰まりしないように、粗めのソイルを敷いてから上に微粒のソイルを敷いています


せっかくソイルを敷いたので、水草も植えます












そして、底面濾過が下にあるところで卵を管理します


そうすることで、卵に常に水流が当たり、酸素が供給されると考えてのことです


また、底面濾過の出水パイプの高さは












常にこのぐらいになるように調整します


水が蒸発してきたらそれに合わせて下げていき、水を足したらまた上げるといった感じです


もちろん、エアレーションを使った底面濾過では、水を吸い上げるために必要なことですが、卵~稚魚を飼育する上ではもう一工夫












画像の様に、パイプの出口の2/3以上を水面より下げて、エアレーションの泡が出口から出てこないようにしています


こうすることで、稚魚に与えるパウダー状のエサが、泡がはじける勢いで余分に沈んでしまうことを防ぎます


卵に食べ残しのエサが付着すると、最悪は水カビの原因になってしまうからです


常に新鮮な酸素を供給することで水カビを防止し、温度を上げることで孵化までの期間を早め、孵化後の稚魚が死んでしまうことを防ぐ方法として、今のところ最善の方法だと思っています



日に日に大きくなっていく稚魚達














既に、体長は孵化時の二倍程度まで成長しています


もう、安心して卵の管理が出来るようになりました


この方法では、卵を一つずつにする必要もありません


メチレンブルーでの消毒の必要もなく、卵塊のまま沈めておくだけで、今のところ100%の孵化率・生存率となっています


我流なので、これが正解とは言えませんが、応用すればサテライトでも同様の管理が出来るはずです


孵化率が悪くて困っている方


参考になればと思います(^_-)








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