毎日の料理を 楽しみにする会社
クックパッドは女性を顧客にしているビジネスだ。
本書から、企業や事業の経営・運営に、組織マネジメントに、
新規事業開発や新しいビジネスモデルの開発、システム作りにおいて、示唆が得られる。
相手が女性であるということは、男性向けの恋愛にも応用できると感じた。
重要なポイントは、相手を理解する、ということ。
FR社長の柳井さんの好きな言葉でピータードラッカーの名言のひとつである、
「顧客を創造する」と同義語だ。
相手を理解できていないのに、相手を満足させることなんてできやしない。
恋愛も同じだろう。
相手を理解し、相手が求めているものを想定して、ゴールを決める。
ゴールに向けて、徹底的に定量的でロジカルに攻めていく。
結局、人と人とのコミュニケーションが、ビジネスでも恋愛でも、
原点なのでは?と再認識させられた本である。
余談だが、
佐野さんの言葉「優れたドアノブは押せばいいか引けばいいかがすぐわかる」を本書で見て、
村上春樹氏の新作「1q84」で出てくる【説明しなくてはわからないことは、説明してもわからない】
を思い出したのは僕だけだろうか…。
<以下気になった文章>
・会社に就職する、とは、お金の保証がなくなる、つまり自分の弱い部分を会社に預けて
しまうことになる
・「レシピを載せることに関しては、説明を見ないでもできるようにしなければいけない」
・「優れたモノは、無言語なんです」
・こんな道もありますよ、と選択肢を用意してあげる
・「動機付けがあったなら、モノを買う理由が生まれるんです」
・「必要なのは、丁寧なコミュニケーション」
・事業の基準は、グッドはやらない。ベストをやる
・「個人がやりたいこと、得意なことと、給料が上がること、この3つが重なる場所に自分
をポジショニングできるかどうか」
・自己実現は、何のための自己実現なのか、こそが問われなければいけない
- 600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)/上阪 徹
- ¥798
- Amazon.co.jp