コロナウィルスが世界中で猛威を振るっています。
 
医学界だけでなく経済界にも大打撃を与え、
経済的な意味では僕の事業も影響を受けています。
 
 
必要な行動は数多くある一方で、
不安を煽るような報道、信頼性の分からないうわさ話、根拠不明な買い占めなど、「恐怖」に煽られ、「恐怖」に駆られて思考回路が停止しているように感じることもあります。
 
 
それを見ると、
僕は過去に読んだ「関心の輪」と「影響の輪」のことを思い出します。
そのことを少し書かせて頂きます。
 
今回の事だけではなく、人生を生きる上でとても役に立つ考え方です!
 
それでは今回も、よろしくお願いします!

 

 

【目次】

1.コロナのさなかで

2.関心の輪と影響の輪

3.僕らの今すべきこと

 

【1】コロナのさなかで

コロナウィルスという社会的な課題によって、
僕たちは「今どう動くべきか?」という疑問を
毎日ぶつけられています。

正直なところその正解は誰にもわからず、
社会全体、世界全体としても手探りで進んでいる状況です。
 
しかし、正解の分からない中でも進まない訳にはいかない。ただただ立ち尽くしていては何も生まれません。
 
 
自分自身が政治家だったら、
学校の教員だったら、主婦だったら。
それぞれの立場に置いて
果たすべき役割は変わります。
 
 
また、その立場だけでなく
自分が今後どうなりたいか、
誰の役に立ちたいかなども大切です。
 
 
そんな中、どんな人にでも共通して言えることがあります。
 
それは
 
「方向性を見失わないこと」
 
です。
 
 
例えば、「サッカー選手として活躍すること」を夢見る学生がいたとします。
今の状況では団体で練習ともなかなか行かないでしょう。
 
では「いつも通りのことが出来ない」というのを理由に彼は家で横になっていていいのでしょうか?
 
そうではありません。
彼のゴールが「サッカー選手として活躍すること」であれば、自宅でできる筋力トレーニングをしたり、プロの試合を見て研究したり、理論を学んだり、「今だからできること」がたくさんあります。
 
 
このことは誰にとっても同じです。
 
コロナウィルスの恐怖があるからといって、
僕たちの「目標」「夢」「大切にしたい人」が変わったわけではありません。
 
 
「今だからできること」がきっとある。
 
 
そのことに目を向けることが大切だと思うし、
その方が生きがいがあります。
 
 

【2】関心の輪と影響の輪

僕の大好きな本「7つの習慣」
こんな話があります。
 
 
人はそれぞれ自分の関心事の領域があります。
 
例えばコロナウィルスの挙動に関心を持ち、
隣町の誰かが今日のお昼に何を食べたかには興味がありません。
 
関心のある領域を
 
「関心の輪」
 
と言います。
 
 
 
また、人それぞれ影響を及ぼせる領域があります。
 
例えば自分の家族にご飯を作って喜んでもらうことができても、いきなり政治家になって居酒屋に業務停止を言い渡すことはできません。
 
影響を与えることが出来る領域を
 
「影響の輪」
 
と言います。
 
 
通常「影響の輪」は「関心の輪」に含まれています。
(情報発信をしている人は関心の輪の外に影響していることが多くなります)
 
 
例えば好きな人にはもの凄く関心がありますが、かといって相手を強制的に振り向かせることはできません。
 
自分の「影響の輪」の中身は“振り向いてもらうために努力する”ということになるでしょう。
 
 
 
こう聞くと当たり前のような話ですが、
実はこの「関心の輪」と「影響の輪」の
区別がついていないことが多いのです。
 
 
 
例えば
「実際にロックダウンは実行されるのだろうか?」
という疑問がありますね。
 
この時、
あなたの「影響の輪」はどこまででしょうか?
 
 
“ロックダウンは明日かな?3日後かな?1週間後かな?”
“そうなったら大変だ!どうしよう!”
“どの範囲で実行されるのだろうか?”


この問いはその時点で答えが出ていないから発生しています。
つまり、それについて話し合うことで答えが出ない。
 
「関心の輪」の内ですが、「影響の輪」の外にあります。
 
 
なにも関心を持つなという話ではなく、
 
「恐怖に駆られて答えの出ない議論をすることの意味は乏しい」
 
ことを理解して行動すべきという意見です。
 
 
もしそこに時間を費やすならば、出来ることがあるのでは?
 
ということです。
 
その時間で自分のスキルアップのために本を読んだり、誰かを喜ばせるような企画を考えたり。
 
可能ならば、時間は有意義に過ごしたいものです。
 
 
 

【3】自分のすべきこと

海外で実際にロックダウンが実行され、
日本にも同様の状況が訪れることは容易に想像がつきます。
 
繰り返しになりますが、そんな時も、どんな状況になっても僕たちの「目標」、「夢」、「大切にしたい人」は変わりません。
 
 
恐怖に駆られた時、追い詰められた時、
自分がどんな人間なのかが試されます。
 
 
これから来る時間は
僕たちの「生き方」を試している
と言えます。
 
 
あなたは
「誰のために」、「どう」過ごしていきますか?
 
それは常に「影響の輪のなか」
 
自分自身、「影響の輪」を常に意識して動けたらと思います。
 
 
そして、常に歴史は繰り返されます。
少しずつ形を変えながら。
 
ウィルスによる危機、経済的な危機、
天災による危機。
 
 
様々な状況の中で、
「未来にもまた起きるかもしれない」という視点は大切です。
 
 
仮に今回の騒動で収入が一時ストップしたとしましょう。
それによって生活が追い詰められたとします。
 
その苦しい状況に陥らないために
何かできたことはあっただろうか?
 
その問いに答えて未来に向けて準備していくことは「影響の輪のなか」です。
 
 
ですが、“こんなことがあって大変だった”と嘆くだけならば関心事について話しているだけで何の変化も起きません。
 
 
今ある時間をどう使うか。
 
 
その課題に答えていく時間が訪れたと感じています。
 

【最後に】

今回はこれからの時間の過ごし方について書かせて頂きました!
 
今回も読んでくださってありがとうございます!
 
どなたかの役に立てれば嬉しいです!
またよろしくお願いします!