ほくろ

 

小さくてもあなたの顔の印象を左右します

 

 

場所によって良い魅力的になるものもあると思いますが、

“これが無ければなぁ…”ってことも多いですよね。

 

今回はほくろのレーザー治療についてお話しします。

 

【目次】

1.ほくろとは?

2.治療方法① 炭酸ガスレーザー

3.治療方法② ヤグレーザー

 

【1】ほくろとは?

ほくろってそもそもなんでしょうか?

 

正式には母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)という良性腫瘍の一種です。

 

良性腫瘍?

 

そうなんです。

シミとは違って、メラニン色素の塊ではなくて細胞の集まりなんですね。

 

 

そのため、治療のゴールは

 

「その細胞を残らず除去すること」

 

となります。

 

 

治療は外科的に切除する方法もありますが、

今回は2種類のレーザー治療についてお話しします。

 

 

【2】治療方法① 炭酸ガスレーザー

 

 

まず1つ目は炭酸ガスレーザー

 

簡単に言うと「削り取る」レーザーです。

 

 

ほくろは表面から見ると平面(もしくはすこし盛り上がった形)です。

 

しかし断面で見ると立体的で、多くは逆円錐型と言われます。

 

 

つまり、表面だけを取るのでは細胞が残ってしまいます。

根っこの部分まで取りきらないといけない訳です。

 

 

炭酸ガスレーザーで削っていく際、1つ問題があります。

 

 

ほくろは表面から深さが分からないので、どの深さまで蒸散させれば良いのか先に判断するのは難しいということです。

 

深くすればするほど再発率が下がりますが、跡が残りやすくなってしまいます。

 

陥没してしまうんですね。

 

 

5mm以上のものは特に陥没しやすいとされます。

 

 

教科書的には「この深さまで来たら一旦やめてね」というのが決まっています。

そういうわけで、「必ず1回で取りきります」と約束するのは難しい場合もあるわけです。

 

 

サイズによっては1回で治療するよりも何度かに分けて治療していく方が良いでしょう。

サイズが小さくなってくれば深堀りしても治癒しやすいですから。

 

 

最後にこの治療のメリット、デメリットをまとめます。

 

 

メリット:1度で取り切れる可能性が高い。

 

デメリット:深く治療すると陥没することがある

 

 

【3】治療方法② ヤグレーザー

2つ目はヤグレーザー

 

簡単に言うと「メラニンを破壊する」レーザーです。

シミ取りに良く使われます。

 

 

あれ?

さっきほくろは色素じゃなくて細胞だって言わなかったっけ?

 

 

その通りです。

ただし、ほくろの細胞はメラニン色素をふんだんに含んでいることを利用します。

 

メラニン色素に当たったレーザーはそこにある細胞を破壊します。

その作用で細胞が無くなれば治療成功ということになります。

 

 

ただこの場合問題点があります。

 

それは

 

「厚みがある場合表層部分にしか効かない」

 

ということです。

 

*ルビーレーザーというのは別の種類ですが、求める効果はほぼ同じです。

 

 

先程お伝えした通り、ほくろは立体的です。

 

表面にレーザーが吸収されるとその後ろまで届く量は減っていきます。

そのため、ヤグレーザーで治療する場合は何度か治療を繰り返す前提で受けた方が良いでしょう。

 

そもそも盛り上がった形の場合には炭酸ガスレーザーの方が良いと思います。

 

 

 

何度も治療が必要で、盛り上がってたらやらないんじゃあ、ヤグレーザーする必要なくない?

 

そう思う方もいらっしゃると思います。

 

 

ヤグレーザーのメリット、選ぶ理由は

 

削らないのでダウンタイム(赤くなったり、出血したり)が最小限であること。

 

陥没のリスクが無いこと。

 

の2点です。

 

 

まとめると

 

メリット:タウンタイムが少ない、傷跡が残らない

 

デメリット:何度か治療が必要、取り切れないこともある

 

 

そのため、盛り上がっていないほくろで

 

「化粧で隠れるくらい薄くなってくれれば」

 

とか

 

「陥没は絶対に嫌だな」

 

と思う方にはお勧めできると思います。

 

【最後に】

今回はほくろのレーザー治療について2つの選択肢をまとめました!

 

治療を検討中の方は選択にお役立てください!