フラッシュバックのように過去の嫌な事が蘇るこ事がある。母親が力任せに親父に頭を叩かれ母親も負けじと仕返し叩き返す修羅場。そして家を引きずり追い出される母親。

 

小学生か中学生の頃の記憶は未だに消えず私の目は年老いていった。

 

夫婦して酒癖が悪く負のスパイラル。生活苦、近所の悪口、愚痴を言う母親、その愚痴を聞くのが嫌な父親。中学生の頃は父親に暴力を静止するつもりで包丁を持ち出しこともあり父親と修羅場になったことがある。高校生の頃は父親を蹴飛ばしたこともある反面、俺も力任せに頭叩かれた。

 

そして俺は一人っ子で痛みを分け合える兄弟もなく根暗で非社交的な人間になりボロ家から近所の綺麗な家を見ては劣等感に陥り殻に閉じこもるようになった。

 

今思うのは子供というのは親が仲良くやっていてくれることが一番の幸せ。どんなに苦しくとも子供の前では見せちゃいけないことってたくさんあるよね。

 

だから晩年、母親が上顎癌で大手術受けた時、父親は目覚めて気づいたのか本当に母親を心配し母親に尽くしたし自分が死ぬ間際まで母親のことを心配してた。

 

ただ子供の頃に受けた傷は何十年たっても消えやしない。だから将来家庭を持つ独身者の方も既婚者の方でお子さんがいらっしゃる家庭も子供のために忍耐強く頑張って可哀相な子供にしてほしくない。