スウィッシュでのツーリングの途中で珍しい形状の砂防堰堤を見つけましたので近くまで寄ってみました。


場所は長野県高遠町藤沢というところ。
まだ新しい透過型の砂防堰堤です。この型の堰堤は水が抜けることで、上流から流れてきた流木を堰き止めることができるそうです。コンクリートで遮蔽した砂防ダムはよく目にしますが、これでは水に浮く流木は堰を越えてしまい、下流に被害を与えることがあるそうです。



上流側にまわってみましょう。



スペックはこちらの銘板のとおり。完成は2021年12月という新しいものです。
堤高は14.5mだそう。通常は基礎岩盤からの高さをいうので数値より高さを感じません。



堰堤の先まで行ってみます。堰堤幅は3m。手すりが無いのでソロリソロリと進みます。

写真の左側が下流域です。万が一土石流が発生してもこの堰堤で被害を最小限に留められることでしょうね。

ネットで調べてみると透過型砂防堰堤に関する情報が色々な自治体や企業から挙げられています。
ダム巡りとセットでこの様な堰堤を見てみるのも面白いもんです。