「悪の心を読む者たち」全12話
WOWOWさんで視聴しました
90年代後半
韓国で捜査方法にプロファイリングを
導入にあたり奔走する人たちの話
韓国初のプロファイラーとなる
変わり者刑事をキム・ナムギル
ナムギルをプロファイラーにしようと
引き上げてくれた上司はチン・ソンギュ
当時は社会でプロファイラーが認識されていなくて、
警察内からも反発があって
「犯人を捕まえたい」「犯罪を防ぎたい」
という思いは同じだとしても
縄張り意識や当時の気質が邪魔をする。
印象に残っているのは犯罪シーンよりも
事情聴取のシーンで、重たいトーン。
連続殺人犯への怒りと虚しさを感じた。
ナムギルが被害者思いの刑事で、
プロファイリングに没頭しながら
犯人の気持ちに入り込んで精神を病んでしまう。
ナムギルを心配する母と、温和に引っ張ってくれる
上司の存在が見ていてありがたかった。
犯人役の薄気味悪さがすごいなーと思ったら
「ムービング」の人
キラキラ俳優や貫禄俳優だけじゃなくて
こういう役も極めていたら長くやっていける。
出てくる事件が実際にあった事件というのがぞっとした。
犯罪に快楽を見出す存在がある限り
防ぎようがないよな
事前に防ぐ、事件解決するサスペンスの爽快感はなく
それに関わる人達のドキュメントを見ているようだった。
(7.9点/10点満点)