ドラマが下書きに4件、まだ書いていないのが4件
あるけれど、映画レビューです。
ゆっくりドラマを見る時間がなかった2023年。
動画配信をつまみ食いしていて22本
映画をいつもより多くみたような気がします。
アマプラ Desney+ WOWOW KNTV
★は5点満点です。
LIFE(2013年アメリカ)
原題:The Secret Life of Walter Mitty
★★★★
ユノッペがNEXUSを構想するにあたって
インスピレーション受けた映画だと。
はじめと終わりで全然違う人になってる!
スワロウ(2019年アメリカ)
原題:Swallow
★★★★
色と構図がすごく好き。今のアメリカだったら
そう決断するんだなと思ったラスト。
SHE SAID シー・セッドその名を暴け
(2022年アメリカ)
原題:She Said
★★★★
真相をあぶりだすゴールに、
たどり着けそうで
なかなかたどり着けない。
潔白(2020年韓国)
原題:Innocence
★★
同じ検事役でも「秘密の森」とは違い
ケンケンしたシン・ヘソンだったけど
これもありだと思った。
田舎の集団意識の怖さを感じた。
君の結婚式(2018年韓国)
原題:On Your Wedding Day
★★★
「初対面で愛します」のあとにみて
キム・ヨングァンのうまさを確信。
一人の男の子の初恋の行方をじっくり見届けた。
お嬢さん(2016年韓国)
原題:Ah-ga-ssi
★★★★
ずっと見なきゃって思っていた作品。
美術が胡散臭くて退廃的で好み。
最後のどんでん返しが開放的でよかった。
別れる決心(2022年韓国)
原題:Decision to Leave
★★★★
「お嬢さん」みて、そう経ってないタイミングで来た。
全体の色味が大好きで、画面展開が
モチーフの連鎖になってて面白い。
不気味さのあるプラトニックで、
かすかに笑ってしまうところが所々あった。
荊棘の秘密(2016年韓国)
原題:비밀은 없다 /The Truth Beneath
★★★★
パク・チャヌクが共同脚本と聞き
「これは見なくては」と飛びついた。
政治家の娘の失踪事件の全く予想つかなかった
事件の真相!
気が付いたらソン・イェジンが狂気じみていて、
後味が悪いからもう1度みるのはしんどい。
でもぐいぐい話に引きこまれる面白さはあった。
娘のエピソードを見ていると、あの年頃独特の感性で
空気感が90年代の漫画(吉田秋生、岡崎京子とか)
で懐かしかった。
非常宣言(2022年韓国)
原題:Emergency Declaration
★★★
面白かったけど緊張の連続で体が疲れた!
ウイルステロ、コロナ禍にこの映画公開するってね
イムシワンが不気味で怖かったけど
ソン・ガンホのいつもの感じに助けられた。
最後のおさめ方が”そこを犠牲にするのか”と
ちょっとモヤモヤ。
新しき世界(2013年韓国)
原題:新世界 New World
★★★★★
韓国ノワールの有名作品で特に見なくてもいいか、と
思っていたけれど、なんの気なしに見てみると
なぜにもっと早く見なかったんだろう
構図と間合いが憎い程にかっこいい
「やくざ物=暴力で痛い」とひとくくりに
していた自分をパンチ
ありがちなシーンでもショッキングに受け止められた。
エレベーターでの格闘シーンでユノッペThankUが
見本にしたのがわかって嬉しかった。
痛いシーンは絶妙に画面から見切れていて
痛がりの私に優しかった。
深くは語れないけれど各自の置かれた状況を
超越する情の深さにじんとした。
1987,ある闘いの真実(2017年韓国)
原題:1987: When the Day Comes
★★★★★
民主化運動を題材にした作品で
「タクシー運転手」を先に見ていたので
状況が掴みやすかった。
主演級の俳優が沢山出てくるので、この面々に
「キムテリちゃん要る?」と思ったけど、
リレーのバトンちゃんと繋いで最後ビシっと!
重たいテーマなのに見た後の爽快感は
エンタメとして面白い映画だったということ。
最後の実話だったよの見せ方が泣けた。
グリーンブック(2018年アメリカ)
原題:Green Book
★★★★★
「最強のふたり」と雇い主&使用人という設定で
人種差別問題を扱ってる所は似てるんだけど、
旅をしながらお互いに理解を深めていくロードムービー。
見終わったあと「良い映画みたー」とじんわり
私のクリスマス映画は「ホリディ」だったけれど
塗り替えられた。これも実話だったわ。
ドリーム(2016年アメリカ)
原題:Hidden Figures
★★★★★
NASAの計算係と聞いてもピンとこなかったけど、
見終わったあとのスッキリさが良かった。
NASAのオフィスのレトロな感じが好き。
(昔が舞台だからレトロなんだけど)
また実話
最強のふたり(2011年フランス)
原題:Intouchables
★★★★
冒頭では二人の関係が「どういうこと?」
と疑問だったけど、そうなったいきさつが
じーんときた。
それぞれにマイノリティ同士の本気の
つきあいが気持ちよかった。これまた実話
マイ・エレメント(2023年アメリカ)
原題:Elemental
★★★★★
擬人化したキャラクターの暮らしの描き方が
かこさとし先生の「あさですよよるですよ」の
えだまめの世界を思い出して引きこまれた。
性質の特徴を細やかで、火が受け入れられない
ところが人種差別の一端を描いてた。
家業を継ぐか自分の夢を取るか悩むのを
女性にしているところが現在ならではなのかな。
話のテーマもだし、親へのおじぎを見て
韓国っぽいなと思った。
見終わったあとにおすすめにでてきた
ドキュメンタリーを見て納得!
私と同い年の監督はNY生まれ
両親が韓国からの移民だそうで、
自分の家族の話をベースにしてると。
ドキュメンタリー見て「パチンコ」思い出した。
ぜひドキュメンタリーとセットで!
マダム・イン・ニューヨーク(2013年インド)
原題:English Vinglish
★★★★★
物語のテンポの良さとマダムの綺麗さに引き込まれた。
語学を習う楽しさに共感できたし、
私の思うラストではなかったけれど新天地を見つけて
自我の解放までの葛藤も面白かった。
末っ子がかわいい。
パラレル・マザーズ(2021年スペイン・フランス)
原題:Madres paralelas
★★
久々にペドロアルモドバルだ!と喜んで見たら
演出に少し古臭さを感じたけれど、
ビビットな色が綺麗なのは変わらず。
ルーツをたどるところにちゃんと着地したから
見たのが無駄じゃなかった。
わたしの知らないわたしの素顔(2019年フランス)
原題:Celle que vous croyez
-☆
ジュリエット・ビノシュがMBS武川アナに見えた。
フランス映画の嫌いな部分のよせ集めだった。
モガディシュ脱出までの14日間(2021年韓国)
原題:Escape from Mogadishu
★★
疾走感にハラハラして釘付けだったけれど
ある種、予定調和な感じがした。
ガリーボーイ(2019年インド)
原題:Gully Boy
★★★
一人の青年がラップで成功を手に入れる青春もの。
貧富の差や家庭環境の不満、地元愛という
バックボーンが説得力があった。
お金持ちの娘の気の強さと腕っぷしの強さは
想定外だった。
TAR(2022年アメリカ)
原題:TÁR
★★★★
普段見ているような韓国ドラマとは正反対で
直接的ではない表現の作品だった。
ドキュメンタリーを見ていて
気づいた時には心理的スリラーの世界。
周りの人の目線や冒頭のあれこれが
気になってきた!
主人公の話し方(字幕の語尾)に違和感が
あったけど、性格・地位・家庭の中での役割を
ちゃんと表現していたものだった。
冷たい緊張感のある雰囲気も好き。
KNTV
君の誕生日(2019年韓国)
原題:Birthday
★★★★★
録画していたのを忘れた頃に見て、
倦怠期の夫婦の話だったかなーと思ったら
セウォル号事故遺族の話。
見た時期が兄の命日の近くだったので、
スホと亡くなった兄、下の子と姪っ子が
状況は全く違うけれど重なった。
母親役のチョン・ドヨンの演技が良かった。
コンユと共演した時は、どこから滲み出て
くるのかって程だった色気がなくカサカサで
役柄に合わせてこんなに人って変わるのか
息子を亡くした日から動けないでいる(動かない)姿に
世の中の息子を亡くした母の心情を見た。
自分だけ生き残ってしまったって
罪悪感を抱えた同級生
事情があって事故当時は家族に寄り添えなかった父親
あらゆる立場の人を描いていた。
亡くなった人のことを話せる相手がいることの
大事さを思った。