泣き寝入りはしないでください　〜賃金未払い分は取り返せる！〜

私が昔残業代の未払い分、100万円超を取り返したお話です。

ある、少人数の会社に勤めていたころです。

個人事務所のようなところでしたので、社長が人事や経理全般などを管理していました。

しかし、労働法の知識があまりなかったのでしょう。独自の割増賃金の計算式で時間外手当を支給していました。

法律通りで計算すると残業代が6万くらいだとしても、その社長のロジックだと半分以下ということもありました。

社員も若い会社でしたし、人事に詳しい人もいません。

泣き寝入りして辞めた社員もいます。

しかし、リーマンショックの影響を受け、仕事は激減。

会社の売り上げも減り、給料も遅れがちになっていました。

それでも立ち上がって、社長に意見する人はいません。

わたしは一人で労働組合を立ち上げようとも考えました。

しかし、そこまでここで頑張る価値はあるのか、この会社で私は何をやりたいのか、毎日毎日考えました。

私の決断は、この会社を辞めて自分のキャリアをゼロから考え直すこと。

しかし、泣き寝入りはできない性格です。

私は意地で2年間の賃金未払いをもらう決意をしました！

※未払い分は直近2年分までしかさかのぼって請求できません。

まず、辞めるまでにしたことは2年間の日報とタイムカードの記録を集めること。膨大な量です。

でも、行動に移して少しずつ印刷をしました。

そして、正しい知識を身に着けること。労働者の相談窓口へ足を運び現状を話しました。

相談員はあきれた顔をしていました。それは無知な私に対してか、会社に対してかは分かりません、両方かもしれません。

とにかくそこで、残業に関する知識を身に着けることが出来ました。

次にしたことは、未払い分の金額をはっきりさせること。

当たり前のことですが、請求するには金額を提示しなければなりません。

インターネットで時間外手当を計算できるエクセルデータがありましたので、それにひたすら就業時間を入力しました。

数日かかりました・・・

後は、請求の仕方です。これはインターネットで社労士のHPを参考にしました。

私の場合は、まずは会社に直接請求することが第一段階です。

初めて内容証明というものを書きましたし、すべての手続きが初めてだらけです。

結果、会社が委託した弁護士を通して無事裁判までに持ち込まず支払いをしてもらいました。

ここで注意なのは、未払い分も所得税がかかりますのできちんと税務署などに問い合わせてみましょう。

以上の経験で学んだことは、自分の身は自分で守ることができる！

正しい知識を身に着けて、トラブルに泣き寝入りしないようにしましょう！！

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