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1900年(明治33年)のこの日、スウェーデンの地理学者・中央アジア探検隊のスヴェン・ヘディンによって、廃墟になっていたシルクロードの古代都市・楼蘭(ろうらん)が発見された。
 
都市国家・楼蘭は、中央アジア・タリム盆地のタクラマカン砂漠北東部に、かつて存在した塩湖で「さまよえる湖」として知られるロプノールの西岸に位置した。シルクロードの要衝として栄えたが、4世紀頃からロプノールが干上がるのとほぼ時を同じくして国力も衰え、やがて砂漠に呑み込まれた。
 
「シルクロード」(絹の道)とは、古代の中国と西洋を結んだ歴史的な交易路を指す呼称である。絹が中国側の最も重要な交易品であり、この道を通って西方に運ばれたことから名付けられた。
 
シルクロード