家具の設計において



以前から

「違和感の演出」を心がけるようにしています。




というのは

何十年も家具の設計にたずさわり
ありとあらゆる家具を見てきた中で
いつも心に思うことがあります。


それは

どんなにすばらしいデザインの家具であったとしても
短期間で忘れてしまうということです。


つまり


一過性なのです。





これは
車に例えるとよくわかるのですが、


新車を買う前は
カタログや雑誌で情報を得ているときは
いつもワクワクし、

購入した時は
誰かに見せたいと思い、用もないのにドライブしたりするものです。


ですが
そのワクワクは同じ車とすれ違うたびに薄れていき、
半年もすると中古車雑誌で見かけるようになり
スッカリとワクワク感はなくなってしまいます。
(自分の体験)



このことは

家具についても言えることで



どんなにすばらしい家具だと
思っていても似たものを見かけたときには
冷めてしまうものです。






そこで

自分なりに、

忘れない物というのは
どんなものだろうと考えた時、


「違和感」というキーワードが
浮かんできました。




それと、


飽きるもの=珍しくないもの

であるわけですから


違和感を感ずる家具=希少価値の家具と認識され
いつまでも記憶に残るものだという結論に達しました。




ですが、

家具の世界で
違和感を目指すということは
とてもリスキーであることも事実なため
そういう家具の開発は苦労も伴うものです。




さらに

作った後の検証という問題も残されていますから
不安もつきまといます。



具体例として


私が最初に
フロート式TVボードをあるハウスメーカーの
モデルハウスで初めて公開したのが2004年のことで、

それから修正を重ねて
今のフロート式のTVボードに落ち着いています。



***

北海道では住宅雑誌などで
目にした方も多いと思いますが、
開発者は私です(^-^)

***



話はそれましたが、


「違和感」というのは

誰もが挑戦を避けると言う意味でも
これからも開発していきたいと思っています。





下の写真はPinterestで
見つけたものです。


やはり「違和感」を感じて

印象に残ったものです。



キッチンだけを見たならば
そんなに珍しい形のものではありません。


ですが


建築と絡んだ時には
このような「違和感」の演出が可能になるということです。




家具と建築の融合例として
取り上げてみました。












[シェア元:Pinterest]

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