2クール1回目の抗がん剤投与後、

点滴した右腕に異変がありました。



いつもより肘から手首にかけて腕が腫れているような感じがしたのです。



看護師さんに聞いたところ、

「多分すぐに腫れは引くと思いますよ。」

と言われ、お会計へ通されました。



お会計の列に並んでいると、先ほどの看護師さんが駆けつけてきました。



「さっきの腫れってひきましたか?」



腫れの引いていない腕を見せると、



神妙な顔をして

「多分、点滴もれではないと思うんだけど。。。

今日は腫れがひくまで腕を高くしておいて下さい。」


と言われました。



点滴もれ??? 


点滴もれがどんなことか詳しく分かっていなかったので、そんなこともあるんだなーなんて思いながら特に心配することもなく、家に帰りました。




翌日には腫れは引いたものの、4日後に親指の付け根から肘にかけて水ぶくれのようなものができ、腕全体が痒くて痒くて仕方なくなりました。



近所の皮膚科で視てもらったら、圧迫されてできたものだと思われるので、塗り薬で2週間くらいで治りますよと言われ薬を処方されました。



実は、点滴するときに服の袖を肘までまくり上げられたのですが、服の袖口がきつかったのか、点滴後半には肘部分に圧迫を感じていました。



その状況から圧迫と診断されたと思うのですが、

点滴もれではなかったことに安堵し、家に帰りました。



でも、塗り薬を続けてもいっこうに痒みは収まらず、ひどくなる一方でした。




腕の痒みがたまらなくなり、数日後に主治医の診察を受けに行きました。



先生は腕を見るなり、



「これはおそらく点滴もれです。皮膚科へ回すので視てもらってください。」



そういわれ、皮膚科で視てもらいました。



皮膚科の先生には、


「点滴もれに間違いありません。

ひどいケースだと、皮膚が壊死する可能性があります」


と言われました。



壊死って。。


びっくりした私は、

「そもそも、それって医療ミスになるんじゃないんですか?」


と先生に聞きました。



「本当はこんなことがあってはならないのですが、実際に点滴もれしてしまうケースはあるんです」


「おそらく治療前に同意書にサインしていると思いますよ」


と言われました。




遠い記憶でしたが、同意書を書く時の説明で、


「こんなことは滅多にないことですが、同意がないと治療が受けられないので。。」


と看護師さんに言われて書いた書類があったことを思い出しました。



同意書にサインしたからと言われても、

ガンを治療するつもりが他の箇所まで治療が必要になるなんて。。

しかも壊死するかもなんて。。


到底受け入れられない事実でした。




悶々とした気持ちの中で、腕は日に日にひどくなっていきました。



痒みから今度は焼けるような痛みになり、首より下に腕をもってくることが痛くて辛くなりました。



横になっていても悶えるほど痛かったので、2週間まともに寝ることができませんでした。

その時は精神的にもかなり参ってました。



そして、腕の皮膚は赤黒く変色していき、痺れも伴うようになりました。


(壊死することなかったので、今は普通の見た目に戻りましたが、触ると神経がビリビリと痺れるような感じは残ったままです)



なんで、なんでこんなことになったの❗❗



不甲斐なさと、病院への不信感、怒りでどうしようもなくなりました。



病院を医療ミスで訴えようとしたくらいです。。。



でも、この出来事がきっかけで、今後の私の人生は大きく変わることになりました。



続きはまた書こうと思います。


お読みいただき、ありがとうございます😊✨