律。 | Death was the ancient Beast

Death was the ancient Beast

ギター弾き。央のゆびきたす

アルペジオーネという楽器がかつてありました。

呼び名は他にアルペジョーネなどもあるんですが、、


この楽器が存在している事自体、あまり知られていないかもしれません。


アルペジオーネとは、座って弓で弾くチェロのような弦楽器ですが

ネックにはフレットが打たれています。


参考↓

http://site.voila.fr/arpeggione (PC)


シューベルトがアルペジオーネのための楽曲を作曲していた事で

今日の認知的な消滅を免れている?そうですが、、


今日のエレキギター、エレキベース等はフレットが打たれているのが一般的であり

当たり前のように見えますが、厳密にいうとフレットが打たれている弦楽器は

本来邪道のようです。


一般的なフレットが打たれたギターは平均律という音程で鳴るようにできています。

対義語として純正律というものがあります。


・・・って、説明すると本気で長いので割愛します(笑)




思い切り話し変わりますが(アルペジオーネはただのつかみっぽい(笑))。

皆さんチューニングする時って何でしてますか?


音叉?


チューナー?


細かい事というか条件によってどちらかを、という場合はありますが。


って音叉すすめてますが(笑)これは耳を慣らすためです。


音叉の「キーン」という音はA(440Hz、または442Hz等)。

五弦開放をチューナーで真ん中にあわせるのも、ほぼこのA(オクターブ下)になります。


ただしチューナーの場合は平均律です。


音叉のAは正しいAなので、それにあわせるのが正しいのですが

音、というかギターって楽器は厳密には完全なチューニングは不可能です。


完全なチューニングがムリって事は世の中に溢れてるロックギターのサウンドって

実はズレズレってこと?はい、そうです(笑)


えー・・・細かいので割愛します(笑)



これをですね、なるべく音響的にズレないようにする方法があります。


例えばAメジャーをキーとした曲があるとしましょう。

で、6弦5フレットを基本軸にして演奏するとしましょう。


押さえるのは6弦から5、7、7、6、5、5フレットになりますよね。


このフレットを押さえた状態でチューニングします。


つまり


6弦=A

5弦=E

4弦=A

3弦=C#

2弦=E

6弦=A


になるようにチューニングです。

押さえながらでは大変かもしれませんが・・・


一応言っておきますが、開放弦でチューニングではなく

Aコードを押さえた状態でですからねヽ(゚◇゚ )ノ


開放でこんな上げたら弦切れちゃいます。


その響きを聴いてから、逆に今まで通りの開放弦でチューニング(EADGBE)。

上記の6弦5FでセーハしたAメジャーを弾いてみましょう。


ほんのちょっとですが、響きが違いませんか?