『ボレロ』に習う練習法 | Death was the ancient Beast

Death was the ancient Beast

ギター弾き。央のゆびきたす

聴けば誰もが知ってるというこの曲。


3/4拍子で決まったスネアリズムから始まり、終始このリズム。

ピアニッシモから次第にクレッシェンドで音量が演奏全体ででかくなっていく曲です。


個人的にクラシックの名曲を聴く機会があって、それがきっかけとなり色々調べてみました。


ギターでメロを弾くにはちょうどいいかな、有名なメロディーだし。

という事で、冒頭のメロディー譜面に起こしたのですが・・・


中学の時によく聴かされたもので、正直何小節だったか忘れてしまいましたが、

延々と同じリズムに2つのメロディーが繰り返されて、最後にちょっと転調して終わる曲です。


スネアは演奏中すべて同じリズム、最後にソロがちょっと入る、という点に着目。


スネアドラムは最初から最後までリズムキープ(強弱も含め)

最後のソロは、ソロが来るまで何も演奏せず、演奏時間14~17分程の

同じリズムが繰り返される中、自分の演奏になるまで待ってるんです。


ものすごい集中力だと思いません?


この曲はベテラン演奏家の方も、出来ればやりたくない曲として挙げられるそうで

実際、間違ってしまう事もしばしばだそうです。



僕は練習する時に「間違えないように練習する」とアドバイスしてるんですけど

この理由は、『間違いが身体に馴染んでしまうのを防ぐ為』です。


(いや、まぁそれでもやっぱり間違えますが・・・)


メロディーもリズムも耳にしっかり残る。

生半可な集中力では、なしえない演奏だと思いました。

ボレロは『集中する』行為の良いお手本ではないでしょうか?


無論生演奏ですし、一発勝負です。そこを間違えない集中力。


これはすごい!


QYでトラック作ってぜひやろう。