ありがとうの行方
ありがとうの安売りはありがたくない
一日のなかで日本人の大人が
最も使う言葉って何だと思いますか?
もしあなたが接客を仕事にしているなら
「ありがとうございます」
と答えるかもしれませんね。
私が一日のなかで最も使う言葉は
「すみません」です。
口頭でも文面でも多いです。
「ありがとう」と「すみません」を
セットで使う方も少なくないと思います。
大人の世界では
申し訳なさそうにすると敬意を感じて
謙虚で良い印象になるのです笑
そんなやり取りにどっぷり浸かった私ですが
「ありがとう」だけをシンプルに言うときもあります。
「ありがとう」には
『感謝』の意味がある、と認識されていますが
更に3つの役割があるのです。
最近、人への「ありがとう」を通して
気付いたことがあったので
それをもとにお伝えしていきます^^
【ありがとうの3つの役割】
結論から言うと「ありがとう」には
次の3つの役割があります。
①to you
②to me
③win-win
まず『to you』
直訳すると あなたへ ですが
その役割は 返事 です。
使い方↓
「○○さんのその服素敵ですね」
→「ありがとうございます」
「△△って音楽のセンス良いよね」
→「ありがとう」
お世辞かもしれない言葉(ひねくれすぎ?笑)を
もらったときに使うのが to you です。
次に『to me』
これは わたしへ ですね。
その役割は 保身 です。
使い方は主に謝罪場面です。
「せっかくコレ買ってきてくれたのに使わなかったよ。
ごめんね、ありがとう。」
「申し訳ありませんでした。
今後こういうことのなりように徹底して参ります。
ご指摘ありがとうございました。」
これは「ごめんなさい」とセットで使います。
相手の尊厳を保ちつつ
自分の立場を守ることが出来る
便利なツールです。
「守る」というニュアンスは
相手と自分どちらにも向けられていますが
相手の行動ありきの「ありがとう」なので
to me としました。
最後が『win-win』です。
これは読んで字のごとく
自分と相手の両方にプラスがあります。
これは1と2は相手からボールが投げられて
それから使う場面がありますが
3だけは自分から自発的に使えます。
どんなときに使うのか
私の体験を例にお話しします。
【本のカバーをすごい勢いでかける店員】
先日、本屋で体験した話です。
欲しかった本を見つけレジまで持っていきました。
レジには店員さんが2人。
そこに私含め5人並んでいました。
お次の方どうぞ、と呼ばれた先には
メガネをかけた女性の店員さん。
本を差し出すと「〇〇円です」と言い
すごい勢いで本にカバーをかけ始めました笑
ハピ子のハートの声
(え…?カバーってかけるかどうか
客に聞くんじゃないの…?^^;)
カバーはかけてもらいたかったので
不満はなかったのですが
明らかにめんどくさそうな態度でした。
商品を渡されるときも無言だったので
逆にこっちから声をかけてみました。
「ありがとうございました」
すると
「ありがとうございました。
またお待ちしております。」
今までより大きな声でそう応えてくれました。
これは私の主観なので
思い込みかもしれませんが
『相手に良い気分になってもらえて
自分も良い気分になることができた』
ような感覚がありました。
このとき
「あーありがとうってこうやって使うんだなあ」
と思ったのです。
【安売りのありがとうは誰が買うのか】
「ありがとう」はここぞというときに使うのが
最も心に響くのではないかと思います。
とはいえ世間的に大人のマナーと化しているので
言わないワケにはいかない場面も多いです。
3の win-win ならたくさん使うほど
満たされていく効果があるかもしれません。
でも、1と2は使えば使うほどシラケてきます。
芸人さんの漫才と同じです。
ミュージシャンは自分の曲を何度も披露できますが
芸人さんは同じネタを繰り返すと
飽きられてしまいます。
閉店セールも何度も繰り返すと
「またか…」となり、せっかく安くした商品を
誰も買わなくなっていく。
「ありがとう」もそれと同じです。
そもそも安売りって
商品の価値を売る側が自ら落としています。
商品のもとの価値によっては
ラッキーと思えるかもしれません。
でも「言葉」の場合、
それはそのひとの「信頼」に繋がるので
「信頼」を自ら落とす行為になるのです。
自分を守るどころか自分を追い込んでいく
とてもリスクがある行為なのです。
【あなたはありがとうの行方を知っていますか】
本屋での出来事以来
「ありがとう」を言う度に
今のはどの「ありがとう」だろう?と
自分に問いかける習慣ができました。
残念ながら3の win-win を使う場面は
あまり多くはありません。
身近な人ほど嫌われないように
1や2になってしまう気もします。
あなたの「ありがとう」は
どこに向かっていますか?
もし良かったら考えてみてくださいね^^
ここまで読んでくださって
ありがとうございました。
(これはもちろん win-win …ですよね?)笑
ではまた^^
dwbm-thinkthinkthink@yahoo.co.jp
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ハピ子
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